COVID-19 政府専門家会議の「調べない,知らせない,助けない」というメンタリティは,どこからくるのか! おかしいのは医療機関ではなく政府だ

COVID-19
 2月21日にも書いたが,COVID-19 政府は一刻も早く検査体制の確立とその健康保険適用を決めるべきだ。
 なのに,今日25日になってもまだ,公的医療保険適用の決断もしていない。
 国民大衆の不安も医療従事者の苦悩も,まったく解決しない。


2020/02/22(土)猫の日。春一番と発表されたが,うすら寒い風が強く吹く。早朝に少し雨,日中ほぼ曇りでときどき晴れ,午後6時ころからまた雨。最高気温は18.2℃と高い。やや雨のせいか,花粉が少ないように感じる

2020/02/23(日)晴れ。最高気温は昨日より低い16℃でも日差しはたっぷり。

 私は月初めから花粉症予防でマスクをしていたのだけど,いつも行くスーパーのレジ係りの人が全員マスク着用するようになった。みんな COVID – 19 は「自衛」しなければ,政府は何ら対策を打ってくれないと気が付き始めているからだろう


2020/02/24(月)晴れ。最高気温は15.4℃で風は穏やか。
 COVID – 19の感染拡大が始まっている。
毎日,首都圏で同じ時刻に満員電車を利用して通勤するものにとって「テレワークを推奨」とか「時差出勤に協力」とか,ニュースで流れるのを見聞きすると,バカにされてるんじゃないかと感じることしきり


2020/02/25(火)曇り。最高気温14. 4℃。長期予報では今夏は猛暑になるらしい。
 COVID-19。政府はまだ公的医療保険適用の決断もしていない。
 国民大衆の不安も医療従事者の苦悩も,まったく解決しない


島薗 進 on twitter
https://twitter.com/shimazono
2020/02/24
20200224 島薗進「尾身先生の話を・・・.PNG
尾身先生の話をうかがったことがあるが、豊かな経験をもったこの分野の権威で説得力ある話だった。しかし、今回は尾身先生の判断が誤っていると思う。周りの人が反論できない状態なのかと思う。医学界からの強力な異論が必要。

20200224 島薗進「尾身先生の誤っているのは・・・.PNG
尾身氏の誤っているのは、検査をなかなかしないことで、軽症者を医療機関から遠ざけ、重症者を救えるキャパを保つと考えているところ。だが、これでは軽症者が重症者になるのを抑えられない。

20200224 島薗進「高熱が出て・・・.PNG
高熱が出て肺炎が心配な方は、2日目でも4日間熱が続いているといって医療機関に行った方がよい。そうしないと検査もしてもらえず、新型肺炎対応の治療もしてもらえない。指導者がダメなときは市民は自衛すべし。

20200225 島薗進 COVID19 対策.PNG
この問題に対する対策は何か?発熱外来を作り医療体制を整えるなど、他の患者と隔離して検査・治療する対策については何も書いていない。国費を投入してすべきことがあるはずだ。それについて提言しないのはなぜ?
【政府専門家会議の見解全文「完全な感染防御、難しい」】 「感染を心配した多くの人々が医療機関に殺到すると、医療提供体制がさらに混乱する恐れがあります。また、医療機関が感染を急速に拡大させる場所になりかねません。」

20200225 島薗進「『調べない、知らせない、助けない』のメンタリティ.PNG
「調べない、知らせない、助けない」、これこそ不安を起こさせない「正しいリスクコミュニケーション」だという考え方が、チェルノブイリ事故後に国連科学委員会等に関わる放射線健康影響の専門家たちの間で確立。日本はその先頭に立つようになる。 https://togetter.com/li/1306041 【 国連科学委員会と放医研 】

【政府専門家会議の見解全文「完全な感染防御、難しい」】「感染を心配した多くの人々が医療機関に殺到すると、医療提供体制がさらに混乱する恐れがあります。また、医療機関が感染を急速に拡大させる場所になりかねません。」これは「調べない、知らせない、助けない」のメンタリティに適合的。

2020/02/25
20200225 島薗進 「困っているのは医療関係者 .PNG
間に立って困っているのは医療関係者。市民の協力を求めるのは、医療関係者の立場を慮っている面があるのはわかる。医療関係者への支援はきわめて重要。政府はこれについてもっと力を入れ、資源を投入すべきだが、その気配が見えない。市民がおかしいと思っているのは政府であって医療機関ではない。

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◇ 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56000670U0A220C2PE8000/?n_cid=DSREA001
政府専門家会議の見解全文「完全な感染防御、難しい」
新型コロナ 社会・くらし
2020/2/24 20:49
政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が24日に公表した見解の全文は以下の通り。


「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解」
1. 緒言

この専門家会議は、新型コロナウイルス感染症の対策について、医学的な見地から助言等を行うため、適宜、政府に助言をしてきました。
我々は、現在、感染の完全な防御が極めて難しいウイルスと闘っています。このウイルスの特徴上、一人一人の感染を完全に防止することは不可能です。
ただし、感染の拡大のスピードを抑制することは可能だと考えられます。そのためには、これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となります。仮に感染の拡大が急速に進むと、患者数の爆発的な増加、医療従事者への感染リスクの増大、医療提供体制の破綻が起こりかねず、社会・経済活動の混乱なども深刻化する恐れがあります。

「新型コロナウイルス対策のイメージ」
20200225 日経新聞「新型コロナウイルス対策のイメージ」.PNG

これからとるべき対策の最大の目標は、感染の拡大のスピードを抑制し、可能な限り重症者の発生と死亡数を減らすことです。
現在までに明らかになってきた情報をもとに、我々がどのように現状を分析し、どのような考えを持っているのかについて、市民に直接お伝えすることが専門家としての責務だと考え、この見解をとりまとめることとしました。なお、この内容はあくまでも現時点の見解であり、随時、変更される可能性があります。

2. 日本国内の感染状況の評価
2019年12月初旬には、中国の武漢で第1例目の感染者が公式に報告されていますが、武漢の封鎖は2020年1月23日でした。したがって、その間、武漢と日本の間では多数の人々の往来があり、そのなかにはこのウイルスに感染していた人がいたと考えられます。
既に、国内の複数の地域から、いつ、どこで、誰から感染したかわからない感染例が報告されてきており、国内の感染が急速に拡大しかねない状況にあります。したがって、中国の一部地域への渡航歴に関わらず、一層の警戒が必要な状況になってきました。
このウイルスの特徴として、現在、感染を拡大させるリスクが高いのは、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境だと考えられます。我々が最も懸念していることは、こうした環境での感染を通じ、一人の人から多数の人に感染するような事態が、様々な場所で、続けて起きることです。

3. これまでに判明してきた事実

(1)感染者の状況

新型コロナウイルスに感染した人は、ほとんどが無症状ないし軽症であり、既に回復している人もいます。
国内の症例を分析すると、発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(けんたい感)を訴える人が多いです。
しかしながら、一部の症例は、人工呼吸器など集中治療を要する、重篤な肺炎症状を呈しており、季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなる事例が報告されています。現時点までの調査では、高齢者・基礎疾患を有する者では重症化するリスクが高いと考えられます。

(2)感染経路などについて
これまでに判明している感染経路は、咳(せき)やくしゃみなどの飛沫感染と接触感染が主体です。空気感染は起きていないと考えています。ただし、例外的に、至近距離で、相対することにより、咳やくしゃみなどがなくても、感染する可能性が否定できません。
無症状や軽症の人であっても、他の人に感染を広げる例があるなど、感染力と重症度は必ずしも相関していません。このことが、この感染症への対応を極めて難しくしています。

(3)PCR検査について
PCR検査は、現状では、新型コロナウイルスを検出できる唯一の検査法であり、必要とされる場合に適切に実施する必要があります。
国内で感染が進行している現在、感染症を予防する政策の観点からは、全ての人にPCR検査をすることは、このウイルスの対策として有効ではありません。また、既に産官学が懸命に努力していますが、設備や人員の制約のため、全ての人にPCR検査をすることはできません。急激な感染拡大に備え、限られたPCR検査の資源を、重症化のおそれがある方の検査のために集中させる必要があると考えます。
なお、迅速診断キットの開発も、現在、鋭意、進められています。

(4)医療機関の状況
首都圏を中心とした医療機関の多くの感染症病床は、ダイヤモンド・プリンセス号の状況を受けて、既に利用されている状況にあります。感染を心配した多くの人々が医療機関に殺到すると、医療提供体制がさらに混乱する恐れがあります。また、医療機関が感染を急速に拡大させる場所になりかねません。

4. みなさまにお願いしたいこと
この1~2週間の動向が、国内で急速に感染が拡大するかどうかの瀬戸際であると考えています。そのため、我々市民がそれぞれできることを実践していかねばなりません。
特に、風邪や発熱などの軽い症状が出た場合には、外出をせず、自宅で療養してください。ただし、以下のような場合には、決して我慢することなく、直ちに都道府県に設置されている「帰国者・接触者相談センター」にご相談下さい。
● 風邪の症状や37.5°C以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
● 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
また、症状のない人も、それぞれが一日の行動パターンを見直し、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされるような環境に行くことをできる限り、回避して下さい。症状がなくても感染している可能性がありますが、心配だからといって、すぐに医療機関を受診しないで下さい。医療従事者や患者に感染を拡大させないよう、また医療機関に過重な負担とならないよう、ご留意ください。
教育機関、企業など事業者の皆様も、感染の急速な拡大を防ぐために大切な役割を担っています。それぞれの活動の特徴を踏まえ、集会や行事の開催方法の変更、移動方法の分散、リモートワーク、オンライン会議などのできうる限りの工夫を講じるなど、協力してください。
以上

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