国会に代表を送り込めない子どもたちの利害に直接係わる受験制度の改悪


 団藤重光も指摘したとおり,資本主義にあっては法形成上,経済的因子が強力に働く。
 とりわけ教育,そして学問において経済的因子を前面に出した「民間の参入」「規制緩和」を目指す立法は,およそ教育,学問の本質とはかけ離れることが多い。
 そして,受験制度は,ほぼ選挙権のない高校生たちの勉学,生活そのものに係わる重大な問題だ。また,高校生だけでなく,中学生,小学生の教育,生活にも深く影響を及ぼすことは言うまでもない。
 2020年から民営化される英語入試は,外部委託という形でTOEICや英検のような民間業者の試験の点数が入試で採用される。
 これは英語入試の改悪という批判以前に,受験生不在,つまり国会に代表を送り込めない子どもたちの利害に直接係わる問題だと,いったいどれだけの議員が気づいていたのだろうか。

201/08/31 (土)

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団藤 重光
「 国民大衆の政治的な力は、表現の自由を手段として、法形成力となる 」
☆ 民主主義法制のもとにおける法形成力としての政治的因子は、政党につきるものではない。 むしろ、政党の背後にあってそれを支えるものとしての、また、ばあいによっては政党の枠をはみ出るものとしての、国民の政治的な力そのものが、もっと根本的なものとして存在する。
国会に国民が真に代表されえない国民層があるばあいなどにおいて、それは現実の問題となって現れる

☆ 国民大衆の政治的な力は、表現の自由を手段として、法形成力となる。 日本国憲法のもとでは、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由」が保障され(憲法二一条)、法形成的な政治的活動は、きわめて広汎に法によって承認される

☆ 世論は所与として存在するものではなくて、国民によって主体的に形成されるものであり、その形成にあたって表現の自由の果たす役割りは極めて重要である

☆ 世論は提供される情報のいかんによって左右され、その意味で政府による統制・操縦が可能だから、政府は世論を かくれみのに利用することさえもありうることを見逃してはならない。国民の側からいえば、それは「知る権利」、情報の公開の問題として重要性を帯びて来るのである。表現の自由をどこまでひろくみとめるかは、法形成に国民大衆の意思をどこまで反映させるかを意味し、その程度いかんは法の生命力に関係して来る


団藤 重光『 法学の基礎 』
第1編 法 
第3章 法の動態
第1節 総説
第二 法の形成と実現 ―― 法を動かす力
p.155 ~ 162 五 政治的因子 
 p.156 2行目 ~ p.156 2行目 10行目

 ただ、わが国についてみると、従来の「五五年体制」のもとでは、よかれあしかれ保革の対立の構図が明確で国民の選択も可能であったが、政治がかねや利害で動くようになってからは、民衆の既成政党離れがおこってきたのも当然であった。 しかも政界再編そのものが思想・哲学・理念・政策ではなく、政治家たちの利害打算によるようになっては、政党不信・政治不信が強まり、選挙も政治家たちの政治的見識よりは単なる民衆的人気によるようになって来た気味がある。 こうしたことが政党を軸にした議会制民主主義そのものの危機を意味するか、民主主義の新段階への胎動を意味するかは、なお慎重に見守る必要があるであろう。
 いずれにせよ、民主主義法制のもとにおける法形成力としての政治的因子は、政党につきるものではない。 むしろ、政党の背後にあってそれを支えるものとしての、また、ばあいによっては政党の枠をはみ出るものとしての、国民の政治的な力そのものが、もっと根本的なものとして存在するのはいうまでもない。 ことに選挙制度のいかん ―― たとえば選挙区についてのゲリマンダリング( gerrymandering )―― によって国会に国民が真に代表されえない国民層があるばあいなどにおいて、それは現実の問題となって現れる。 選挙区の区割りの問題も、一面では選挙地盤の関係で政治家たちの直接の利害に関するが、本質的には適正な民意の反映の問題として、国民の政治的な基本的人権に関するのである。 周知のとおり、「一票の価値」の問題が何回となく訴訟となって最高裁判所まで行って争われたのは、事柄の重要性を物語る。
 国民大衆の政治的な力は、表現の自由を手段として、法形成力となる。 日本国憲法のもとでは、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由」が保障され(憲法二一条)、法形成的な政治的活動は、きわめて広汎に法によって承認される。 イギリスの憲法学者ダイシー( Albert Venn Dicey , 1835-1922 )はとくに世論の法形成力を重視したが、世論は所与として存在するものではなくて、国民によって主体的に形成されるものであり、その形成にあたって表現の自由の果たす役割りは極めて重要である。 ウォルター・リップマン( Walter Lippmann , 1889-1974 )の指摘するとおり、世論は提供される情報のいかんによって左右され、その意味で政府による統制・操縦が可能だから、政府は世論を かくれみのに利用することさえもありうることを見逃してはならない。 国民の側からいえば、それは「知る権利」、情報の公開の問題として重要性を帯びて来るのである。 表現の自由をどこまでひろくみとめるかは、法形成に国民大衆の意思をどこまで反映させるかを意味し、その程度いかんは法の生命力に関係して来る。 法は国民大衆の中に根をおろしていればいるほど、尽きぬ生命力をそこから汲み上げることができるし、国民大衆から絶縁された法は根を切られた樹木のように生命力が枯渇する。 歴史法学派が法における民衆的要素を強調するのは、このような趣旨に理解されるかぎりにおいて、現代的意味をもつものといわなければならない。 表現の自由を軽視する全体主義の法の脆弱性は、すでに折に触れて述べたところである。

団藤 重光『 法学の基礎 』
1998年6月30日 初版第6刷(再増補)
有斐閣

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表現の自由を理解しない柴山昌彦文科大臣は辞任しなさい

2019/08/30(金)雨のち曇り
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表現の自由を理解しない柴山昌彦文科大臣は辞任しなさい

 今月24日街頭演説でのヤジについて柴山文科相が述べたのは「表現の自由は,最大限保障されなければいけないが,大声を出したりすることは権利として保障されているとは言えない」という趣旨だった。 実に不愉快だ。
 しかも,ヤジは「民間試験撤廃」などの意見表明であったと報じられている。

 自民党の言う「権利の最大限の保障」とは,お上が限度を恣意的に設けて下々に下し賜ることでしかないんだな。
 これではまったく憲法論議もできなければ,権利についての議論もできないだろう。

 まあ本音は,ヤジの声が大きかったからではなく,批判されることを封じたかっただけなんだろうね。
 受験生たちの努力など無関係に受験制度をいじくりまわして,批判は警察に取り締まらせるなど,中世の恐怖政治じゃあるまいし,もういい加減に有権者も目を醒ませよな。


凍土の異邦人
https://twitter.com/Narodovlastiye
いやしくも憲法と法律の下にある安倍首相が、国権の最高機関たる国会において、三権の垣根を無視して野党議員の質問中に幾度となくヤジを飛ばす不法行為は放置され、そんな連中に対し、憲法や国際人権規約等により強固に擁護される言論で抗議した主権者は警察力で排除。もう我慢の限界は売り切れ状態。
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法の安定性を揺るがす前近代的な最高裁判断「朝鮮学校への就学支援金の対象から除外が適法」

2019/08/28(水)雨
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2019/08/29(木)晴。暑い
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☁ 法の安定性を揺るがす前近代的な最高裁判断「朝鮮学校への就学支援金の対象から除外が適法」
 最高裁は「朝鮮学校への就学支援金の対象から除外が適法」と判断した。
 最高裁までおかしくなっている。
 教育の機会均等は,日本に居住するすべての子どもたちに保障すべき権利ではないか。 子どもたちの学習権を侵害したこの判断は,差別であるだけでなく,そもそも法における安定性という基本概念を ないがしろにするものだ。

 安倍・自民党政権で,旧・民主党政権のときから大きく後退した高校無償化だが,遡ること2年, 2017年9月に林芳正文科大臣(当時)が支援対象校から朝鮮学校を除外したことを,東京地裁と広島地裁は「大臣裁量の範囲」とした。 同じ時期に大阪地裁は「拉致問題解決の妨げになるという外交的・政治的意見に基づくもので法の趣旨を逸脱している」として「除外は違法・無効」と判決している。

 法の執行にあたって政治的意見に基づく非合理を許容するのであれば,法はあっても無きがごときの前近代的専制と同一であり,実に嘆かわしい。
 今般の最高裁は,いったい何をもって最高裁の存在の正当性を揺るがそうとしてるのだろうか。


◇ JIJI.COM
https://www.jiji.com/sp/article?k=2019082800906&g=soc
朝鮮学校の除外「適法」確定=無償化めぐる東京訴訟-最高裁
2019年08月28日20時16分
 朝鮮学校を高校無償化の対象から除外したのは違法だとして、東京朝鮮中高級学校(東京都北区)の卒業生61人が国に1人当たり10万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は28日までに、卒業生側の上告を退ける決定をした。除外を「適法」と判断、原告側敗訴とした一、二審判決が確定した。決定は27日付。
 全国5地裁・支部に起こされた同様の訴訟で、最高裁で確定したのは初めて。係争中の審理に影響を与えそうだ。
朝鮮総連「破壊活動の恐れ」=拉致関与も-政府、答弁書を閣議決定
 高校無償化は授業料相当の就学支援金を学校側に支給する制度。一審東京地裁は2017年、文部科学相が在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との関係を根拠に「支援金は授業料に充てられない」などと対象から除外したことについて、「裁量権の逸脱や乱用は認められない」と判断、二審東京高裁も18年に支持した。
 学校法人「大阪朝鮮学園」(大阪市)が除外取り消しを求めた訴訟では、一審大阪地裁が17年、除外を「外交的判断で違法」としたが、二審大阪高裁は18年、「朝鮮総連から教育の自主性をゆがめるような支配を受けている合理的な疑いがある」と国側逆転勝訴を言い渡した。広島など3地裁・支部はいずれも原告側敗訴とし、高裁で審理が続いている。
 文科省の話 国の主張が認められた。
 原告側弁護団の話 司法府の役割を放棄しており、断固として抗議する。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019051700511&g=pol
朝鮮総連「破壊活動の恐れ」=拉致関与も-政府、答弁書を閣議決定
2019年05月17日11時08分
 政府は17日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)について、現在も「破壊活動防止法に基づく調査対象団体である」とした答弁書を閣議決定した。「今後の情勢いかんによっては、将来、暴力主義的破壊活動を行う恐れがあることを否定し得ない」との見解も示した。衆院会派「社会保障を立て直す国民会  議」の松原仁氏の質問主意書に答えた。
 答弁書は、北朝鮮による三つの拉致事案で「朝鮮総連傘下団体等の構成員の関与があったと認識している」と説明。朝鮮総連について「前身組織である在日朝鮮統一民主戦線がこれまでに暴力主義的破壊活動を行った疑いがある」「北朝鮮とも密接な関係を有している」などとも指摘した。

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歴史修正主義者・差別主義者の杉田水脈・衆議院議員のパリ講演に断固として抗議する


 猛暑は困りものだけど,夏が終わっていくのはさびしい。23日の処暑を過ぎてから,早朝と夜半はかなり涼しく感じる。

2018/08/24(土)

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2018/08/25(日)
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§ 林文子・横浜市長はリコールされるべきだ
 横浜山下ふ頭は,これまでだって立派な観光資源だったのに,そこを立ち退かせてカジノを含むIRなんて必要ないだろう。
 林文子・横浜市長はリコールされるべきだ。

§§ 東京地方の景観がヘンテコになっていく
 森ビルが虎ノ門に330メートルの超高層ビルを建設予定(2023年3月末完成予定)。
 三菱地所は東京駅前に390メートルの超高層ビル建設予定(2027年完成予定)。
 「▽×と煙は,高いところが好き」って言うが,コツコツと人力で登山する人にはこの言い回しは相応しくない。 超高速エレヴェータは,環境にどれだけ負荷をかけるんだろうか。 まわりに公園を整備するとか言っても,ビルに遮られて海風の恩恵がなくなる武蔵野が増えるだろうなあ。

§§§ 歴史修正主義者・差別主義者の杉田水脈氏のパリ講演に断固として抗議する

 賛同して署名。以下,転載。


https://www.change.org/p/%E3%83%91%E3%83%AA%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%83%BD%E5%B8%82%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%A4%A8%E9%A4%A8%E9%95%B7-%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E4%BF%AE%E6%AD%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E8%80%85-%E5%B7%AE%E5%88%A5%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E8%80%85%E3%81%AE%E6%9D%89%E7%94%B0%E6%B0%B4%E8%84%88%E6%B0%8F%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%AA%E8%AC%9B%E6%BC%94%E3%81%AB%E6%96%AD%E5%9B%BA%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%8A%97%E8%AD%B0%E3%81%99%E3%82%8B?recruiter=114011775&utm_source=share_petition&utm_medium=twitter&utm_campaign=psf_combo_share_abi&utm_term=psf_combo_share_abi&recruited_by_id=459c4e81-c803-4900-8432-bb7e57d3bf08

歴史修正主義者・差別主義者の杉田水脈氏のパリ講演に断固として抗議する。

発信者:歴史修正主義者・差別主義者の杉田水脈氏のパリ講演に断固として抗議する有志 宛先:パリ国際大学都市日本館館長
歴史修正主義者・差別主義者の杉田水脈氏のパリ講演に断固として抗議する。

パリ国際大学都市日本館館長様
来る9月8日(日曜)、国際大学都市の日本館で自民党衆議院議員、杉田水脈氏が「憲法改正について」と題する講演を行うと知り、在仏の多くの市民が大きな衝撃を受けています。
 杉田氏は過去に何度も問題発言を重ねてきた人物です。以下に挙げるこれまでの彼女の歴史修正主義、性差別・LGBT差別主義、戦前の国家・家族観に根ざした軍国主義、反民主主義的発言に鑑みて、第一次世界大戦後に平和の推進と、若者たちの国際的な相互理解と交流、文化の共栄を目指して設立されたパリ国際大学都市に属する日本館で、この人物の講演を行うことは、大学都市の理念とまったく相容れない行為であり、フランス共和国の理念にも反する催しだと考えます。日本では法制化されていませんが、フランスにおいてはホロコースト否定など歴史修正主義、ヘイトスピーチは軽犯罪の対象になります。また、日本と韓国の関係が急激に悪化している現在、中国や韓国に対するヘイト・スピーチを繰り返すこの議員を、学芸を促進し楽しむ開放的で寛容な場所の象徴である国際大学都市に迎えること自体、理解に苦しみます。アジアの近隣国出身の人々から挑発行為だと受け取られるでしょう。どのような経緯で日本館が、ネトウヨのアイドルとされる杉田水脈氏に講演の場を提供することになったのでしょうか。
 この講演の開催について、私たちは断固として抗議し、日本館と国際大学都市に対処を求めます。
 納得できる回答が得られなかった場合、当日は有志で会場に赴き、非暴力の抗議行動を行う予定です。また、フランスの様々な分野(学術界、プレス、市民運動)にもこの極右の差別主義者による講演について告知し、二度とこのような事態が公益を認められた機関で起きないよう、訴えていきます。

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象徴とは言え「天皇制」の日本と,民主共和制の韓国と

❑ 象徴とは言え「天皇制」の日本と,民主共和制の韓国と
1) 韓流歴史ドラマが面白い

 このところ,韓流歴史ドラマにすっかりはまっている。 王権とは何かとか,隣国清との関係はどうだったのかとか,豊臣秀吉の朝鮮侵略(壬辰・丁酉の倭乱)がどんなふうだったのかとか,興味は尽きない。
 朝鮮半島は,古代も中世も隣接する大陸の勢力との外交,交易も盛んだったが,文化までも侵略戦争で破壊されたり強奪されたりしたという壮絶な歴史がある。
 朝鮮王朝時代のドラマは,たとえば主人公がいずれ将来聖君となるための苦難を引き受け,王に即位してからも孤独を背負って,など,エンターテインメント性豊かなものが多くて,とても面白い。

2) 民主共和制の韓国と,象徴とは言え「天皇制」の日本と
 20世紀にいたってなお,大日本帝国の植民地支配を正当化したいイデオロギーに染まったままの頑迷は横行している。それも安倍政権で顕著だ。
 しかも日本は明治維新の「天皇不可侵」が改まらないためか,王権の積極的な分析は,ほぼない。 学者の天皇制研究はあっても,天皇家のようすが娯楽としてワイドショーを賑わすことはあっても,天皇家自体が大衆向けドラマには,ならない。
 つまり,権力についての自覚の差は歴然なのかもしれない。

 今年100周年となった三・一節(独立運動)だが,文在寅大統領は昨年の第99周年記念式典で「三・一運動で樹立した大韓民国臨時政府の憲法は,大韓民国が民主共和制であり,国の主権が国民にあることを明白に記した」「それが現在の大韓民国憲法第1条となった」と演説したという。

3) 安倍政権は,とりわけアジアにおける日本の地位についてまったく無自覚
 さて,この間の韓国の日本に対する対応は,とても冷静なことの積み重ねに過ぎない。 日本の一部の「嫌韓」は実は現実的な根拠は乏しく,日本にとって無益どころか有害な感情でしかない。 となりに敵をつくっておけば,お仲間がまとまるのだとしたら,それはもう暴走族やチーマーの気分と同じだ。

 国民大衆の大部分が経済的凋落の一途をたどる日本は,観光立国あるいは科学立国という希望くらいないと,やってられない。
 オリ・パラにしろ,事故原発を抱えたままで猛暑,酷暑のなかでやるわけだし,せめて韓国とは長期的な友好関係を樹立しなければアジアの中での日本の地位だって怪しくなってしまうだろう。
 安倍政権は,とりわけアジアにおける日本の地位についてまったく無自覚だ。


✑ 小沢 一郎 「安倍外交」で逆に「朝鮮半島の危機」が増している
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小沢 一郎(事務所)
https://twitter.com/ozawa_jimusho
2019/08/22
経済戦争も報復合戦も結局は愚かな政治の自己満足。 そういうことで第二次世界大戦は起きた。 外需低迷は内需低迷に繋がり、景気は低迷。結局、国民を苦しめるだけ。 消費税増税が追い討ちをかけることになる。 日々自己陶酔的な勇ましい会見をしている安倍政権の関係閣僚は頭をよくよく冷やした方がよい。
KYODO
https://this.kiji.is/537176780588401761?c=39550187727945729
7月の工作機械受注総額33%減
車向け低迷、中国も不振

2019/8/22 17:31 (JST)  ©一般社団法人共同通信社
 日本工作機械工業会が22日発表した国内工作機械メーカーの7月の受注総額(確報値)は、前年同月比33.0%減の1012億円だった。前年割れは10カ月連続。このうち内需は38.9%減で、特に部品を含む自動車業界向けが46.1%減と低迷した。中国などアジア向けの不振が続き、外需は28.2%減だった。
 受注総額のマイナス幅は6月(37.9%減)より改善したが、記者会見した飯村幸生会長(東芝機械会長)は、米国が日本車への追加関税や輸出数量規制を求めるとの不安がくすぶり、国内の設備投資意欲を冷やしているとの見方を示した。


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小沢 一郎(事務所)
https://twitter.com/ozawa_jimusho
2019/08/23
「安倍外交」で逆に「朝鮮半島の危機」が増している。 「地球儀俯瞰外交」と偉そうなことを言って、足元から総崩れ。 やっているのは憎悪を煽ることだけ。 関係閣僚は毎日韓国への抗議・非難を繰り返しているが、あれは国内向けで、外交ではない。 諸外国は忖度してくれない。 こんなこともわからないのか。

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「死にたくなるような社会」ではなく「死人が出ても平気な安倍政治」

2019/08/19
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§ 消費増税・キャッシュレス決済のポイント還元。たったの9カ月だよ!!

 予算委員会を逃げまくる安倍首相ほか自公議員たちは,平民には納税義務を課し,王侯貴族は無税で「政治」を執り行うという中世絶対王政を再現しているかのようだ。

「国際資本の完全移動性が実現した1995年」「資本は国境を越えて利潤の極大化を目指す」と分析した水野和夫教授(経済学)は,だから「税制以前で,分配が歪んでいる」と言う。 たしかのそのとおりだとしても,短期的な歴史のステージでは,まず政治がその「歪み」を解決しようとする以外ないだろう。
 消費税8%で大打撃を受けていることにも無自覚な国民大衆は,「軽減税率」やら,わずか9か月間の「ポイント還元」やら,税制自体が不明瞭な消費税について,とことん反旗を翻すべきなのに,安易な隷属が,無自覚に進行している。

2019/08/21

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§§ 「死にたくなるような社会」ではなく「死人が出ても平気な安倍政治」
 参院選のころから,山本太郎・れいわ代表の「死にたくなるような社会は,もう止めにしたい」という発言が注目を集めている。
 私自身は,社会のせいで死にたくなったりしないと完璧な自覚を持っているから,あまりこの言葉には共感してはいない。
 けれど,これが単なるアジテーションではなく,いわゆる就職氷河期世代に象徴される有権者層に大きな影響力を持っていることを,政治家たちも,知識人たちも,報道陣たちも,誰もかれもが,もっと深く考えたほうがいい。

 水道の民営化は,実に恐ろしい。人間は,水が無ければ,死ぬ。
 「安倍夫妻=森友学園事件」に限らず,「死にたくなるような社会」ではなく「死人が出ても平気な安倍政治」。
 各地で地方選挙が始まっている。


福島 みずほ
https://twitter.com/mizuhofukushima
2019/08/15
仙台市にいます。宮城県知事は水道法民営化法成立を受け、コンセッション方式で水道の民営化をしようとしている。水道の所有権は宮城県が持つが、管理運営権を民間企業に売却をするというものである。宮城県の問題は仙台市にも波及していく。仙台のおいしい水を守れ、命の水を守れと言いたい。
2019/08/16
水道法民営化法は自治体の同意がなければ水道のコンセッションはできないとしている。自治体の選挙が非常に大事である、水道を売り飛ばさない候補者を選ぼう。
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20190816  福島みずほ.PNG

小沢 一郎(事務所)
https://twitter.com/ozawa_jimusho
2019/08/20
今のようにやりたい放題の権力に対抗するのは大変である。 司法もメディアもみんな官邸を向いている。 総理は権力を私的に行使することに何ら躊躇がない。 憲法とか立憲主義の基本を全く理解していないからこそできる。 普通はやらない。 こういう「最悪」と対峙するために、力を結集することは当然である。
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佐野SAラーメン店の営業再開は,スト破り=不当労働行為だ

憲法第3章
第28条
【 勤労者の団結権・団体交渉権その他団体行動権 】
勤労者の団結する権利及びその他の団体行動をする権利は、これを保障する。


労働三権=労働基本権
労働基本権のうち団結権,団体交渉権,団体行動権(争議権)

争議権=同盟罷業(ストライキ),怠業(サボタージュ),作業所閉鎖(ロックアウト)など
争議行為の実効性確保のためにピケッティング

2019/08/17

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§ ラーメンの味がどうのではない。 佐野SAの営業再開は,スト破り=不当労働行為だ
 長年かかって築きあげられてきた労働者の権利が,かくも無残にマスメディアの手によっても破壊されつつある。
 ストライキという労働者の権利行使がまるで迷惑行為的な扱いで報じられ,「社長側が新規スタッフで営業再開」という不当労働行為がこうも無自覚に報じられるのは,異常と言うほかない。


ストライキの手引き
http://irouren.or.jp/
2018年2月
日本医療労働組合連合会
医労連.PNG

◇ LiveDoor NEWS
https://news.livedoor.com/article/detail/16935926/
SA再開 新たなスタッフ集め名物ラーメンも復活
2019年8月16日 12時19分  テレ朝news
 佐野サービスエリアではテナントを運営する会社の社長と従業員が人事を巡って対立してストライキが起き、14日から営業を停止していました。社長側は新たなスタッフを動員して16日午前7時から売店の営業を再開しました


2019/08/18
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§§ お台場海浜公園の水質汚染
 オリ・パラ会場になるお台場海浜公園の水質は,今さら問題にするまでもなく汚染されているのは分かっていたんじゃないのだろうか。
 16日午後1時の水質検査で大腸菌の値が,ITUが定める上限の2倍を超えて,パラトライアスロンW杯のスイムが中止されたという。

 実に美しい建築だった旧国立競技場を何の痛みもなくぶっ壊して,あらたに造った国立競技場,どう見てもO型便座,の建設場所を間違ったんだろうな。


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小沢一郎「一億総玉砕。そういう国に絶対戻さないと固く決意することが真の意味での慰霊になる」

2019/08/12(月)昼ころから雨。 hibiscus red
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2019/08/13(火) お盆の入り。 朝の雨が上がる。 アンテナにとまるカラス
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2019/08/13(火)アンテナにとまって毛繕いするカラス
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2019/08/13(火)朝は雨。 昼は晴天。 hibiscus red
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2019/08/14(水)曇り。 hibiscus red
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2019/08/15(木)敗戦の日。 台風10号が広島県呉市付近に上陸。東京地方はやや強い風が吹いたが雨量は多くない

保坂 正康
『あの戦争は 何だったのか
 大人のための歴史教科書
新潮選書 2005年7月20日 発行

 なぜ、こんな無謀な戦争を始めてしまったのか、なぜ、歴史的使命も明確でなく、戦略も曖昧なままに、戦争を続けてしまったのか――。 p.221

 戦争で亡くなった三一〇万人(戦後の戦病死を含めると五〇〇万人になるだろうが) p.221

 だが、「戦争が終った日」は八月十五日ではない。ミズーリ号で「降伏文書」に正式に調印した九月二日がそうである。いってみれば八月十五日は、単に日本が「まーけた!」といっただけにすぎない日なのだ。
 世界の教科書でも、みんな第二次世界大戦が終了したのは、九月二日と書かれている。八月十五日が「終戦記念日」などと言っているのは、日本だけなのだ。
 「終戦」という言葉も、私はどうも気に入らない。 p.234


2019/08/16(金)まだ風が強い。 強風域 直径1200km。お盆は今日まで。
 hibiscus red

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小沢 一郎(事務所)2019/08/15
https://twitter.com/ozawa_jimusho
敗戦二ヶ月前。 本土決戦の基本方針が決定。 一億総玉砕。 つまり、国民一人ひとりが米兵と竹槍で刺し違えるという戦法。 軍令部次長は「国民が2千万人も死ねば勝機はある」と主張していた。 つい最近まで日本はそういう国であった。 そういう国に絶対戻さないと固く決意することが真の意味での慰霊になる。
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れいわ・山本太郎代表「700通りの当事者」ではなく,小沢イズムの復権を

Cicada セミ
《 復活・不死の象徴とされ,ギリシア神話では太陽神アポロや暁の女神アウロラの持ち物とされた》

2019/08/10 アブラゼミ
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1)「小沢一郎・冤罪事件」を捏造し,日本の民主主義を蔑ろにすることに多大な寄与を果たした検察特捜部
 新自由主義グローバリズムは「日本の近代化の不完全さ,社会構造の非論理性,後進性(吉本隆明)」を払拭しないまま,戦前戦中の権力者の横暴に倣った安倍政治という腐臭を放つ〈反・国家〉を異常に肥大化させている。

 大阪地検特捜部は,佐川・元国税庁長官と財務省職員10名の捜査を打ち切った。 そもそも大阪第一検察審査会の議決が「不起訴不当」であって,「起訴相当」ではなかった。 初めから「安倍首相夫妻=森友学園事件」の立証をする気などなかったのだろう。
 現在の〈政治に対する絶望〉に ほくそ笑んでいるのは安倍・自公政権とそれを支える〈何か〉。 その〈何か〉のなかにいるのが,「小沢一郎・冤罪事件」を捏造し,日本の民主主義を蔑ろにすることに多大な寄与を果たした検察特捜部。

2)大手メディアによる野党結集潰し,山本太郎・れいわ潰しが始まっている
 大手メディアは,実績も乏しい小泉進次郎議員が次期首相とかいうキャンペーンに余念がない。 そしてN国という劣悪な政党が丸山穂高議員や渡辺喜美議員を加えて党員を増やし「安倍・壊憲」に加担することを何の検証もなしにニュースにしている。
 こういう報道それ自体が,大手メディアによる野党結集潰し,山本太郎・れいわ潰しのとば口にほかならない。

3)れいわ・山本太郎代表「700通りの当事者」ではなく,小沢イズムの復権を
 野党が山本太郎代表の掲げる「消費税5%で野党共闘」することは,それほど難しいことではないはずだ。 むしろ自民党のほうがその実現性を分かっている。 だからこそ,今後大がかりな野党分断を目論むだろう。 おそらく「争点隠し」あるいは「争点の曖昧化」という戦術は,今後も継続される。

 思い出してほしい。 消費税の増税は公約違反だとして旧・民主党を割った小沢一郎代議士は,消費税5%で政策実現することが可能だという構想を掲げていたではないか。

 「反・安倍」だけでは,有権者の意識を引きつける勢いは削がれ始めているのが現状だ。 野党は,希望のある,魅力のある政策提言として,消費税5%,全国一律最低賃金1500円という花火を打ち上げてもいい頃なんじゃないのか。 そして,野党結集のなかに山本太郎・れいわの姿が何となく見えにくいのは,大きな失態じゃないのか。

 なお,山本太郎・れいわ代表が言う「衆院選で100人の当事者」という戦略は,私は少し違うと思う。
 1人1票の原則であるから,衆院では,過疎の地域やいわゆるマイノリティの利益を主題とすることが一般論として難しくなる。 だから参院は,それを是正する機能を十二分に発揮するために「当事者≒スペシャリスト」という議員の存在が不可欠になってくる。 しかし,衆院は,あくまで全国民の代表たる議員で構成される議会の性格を失ってはならない。 よって「700通りの当事者」という文学的な表現にとどまることなく,国益すなわち国民の生活が第一を実現するための政治という小沢イズムの復権が急務だと,私は強調しておきたい。


小沢 一郎(事務所)
https://twitter.com/ozawa_jimusho
2019/08/10
日本はいま、確実に一歩一歩「後退」している。「いつか来た道」をきれいに辿っている。そこに気づかないと、自分には関係ない、大した問題ではないなどと言っていると、本当に取り返しのつかないことになる。絶対的な権力は、絶対的に腐敗する。全ては国民に跳ね返ってくる。
https://www.asahi.com/articles/ASM895DWVM89PTIL01P.html
捜査尽くしたか 森友問題「終幕」相次ぐ疑問、怒りの声
 学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却と財務省の公文書改ざん問題で、元財務省幹部らが再び不起訴となり、一連の捜査が終結した。捜査は尽くされたのか。国民への説明は十分なのか。

小沢一郎(事務所)20190810.PNG

2019/08/11
300万人以上の国民を死に追いやり、この国を滅亡寸前にまで追い込んだ戦争指導者達が、負けるとわかると、今度は自分達が助かるため証拠隠滅。こういう恥ずかしくおぞましい過去を噛み締めることが本当の歴史教育であり、道徳教育である。安倍政権では逆のことをやっているが。
https://www.asahi.com/articles/ASL8565LPL85UTIL01R.html
公文書廃棄、73年前も 敗戦の霞が関に何日も炎と煙が
木村司 2018年8月13日20時44分
 73年前の敗戦時、陸海軍や内務、外務、大蔵各省など日本のあらゆる組織が、機密性のある公文書焼却に血眼になった。敗戦時の公文書焼却について、

小沢一郎(事務所)20190811.PNG

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8月9日。74回目の長崎原爆の日

https://4472752.at.webry.info/201904/article_15.html
2019年04月27日
広島で被爆者の治療にあたった看護婦の小冊子『戦いに若き命を散らすことなく』


❑ AMAZON Kindle 版は¥99

https://www.amazon.co.jp/
三本木郁『私の原爆体験記』1.JPG

三本木 郁『 私の原爆体験記 戦いに若き命を散らすことなく 』
2019年3月8日発行

目 次
昭和二十年五月、召集令状 日赤救護班で広島へ
大野陸軍病院
不眠不休で被爆者の看護

― 八月六日午前 ―
― 八月六日午後 ―
― 八月七日 夜中に非常呼集 ―
― 奇縁ということがあるのですね ―
病院に戻って
原爆症があらわれて
学徒出陣の見習い士官たち
気力だけが支えた看護活動
原子爆弾の名称
私たち看護婦にも原爆症が
軍の高官はここでも優遇
敗戦
― 八月十五日 放送を聞く間もなく ―
九月十七日、枕崎台風で大野陸軍病院は倒壊、全滅
京都大学原爆調査班の犠牲者
帰郷
― 召集解除 ―
戦後四十六年を生きて
大野のキューピーちゃんとコースチャちゃん
― 結びにかえて ―

〔 一部抜粋 〕
 私は二十才のときに日本赤十字社から救護班員として召集を受け、広島の大野陸軍病院(旧陸軍病院大野分院)に勤務しました。戦争中の日赤看護婦は、召集令状がきたら、結婚したばかりでも、お乳を飲ませている乳児がいても出かけなければならない義務がありました。 〔p.7〕

 なにしろ患者のほとんどが大きな傷の全身火傷で治療に時間がかかり、朝から始めた治療が夕方まで終わらないこともたびたびでした。その合間には大小便や食事の世話もしなければならず、睡眠時間が少ないうえに、夜も暑くて寝苦しく、私たちは疲れ切っていました。
 その上患者から残留放射能を受けた故か、私達看護婦も貧血、眩暈(めまい)、下痢、発熱が続きましたが、熱が出ても身体の具合が悪くても一人が休めばその分が他の人に負担がかかります。皆それぞれ精一杯の働きをしているので、共倒れにならないためには休むわけにはいきません。みんなフラフラになりながらも頑張りました。 〔p.36 ~ 37〕

 九月になったころ、この大野陸軍病院の建物が米軍に接収されるという話がありましたが、接収の前、九月十七日病院は枕崎台風による土石流のため、全壊してしまったのです。〔 p.44〕

 大野陸軍病院に収容された人達の中に、コースチャちゃん〔1990年8月 サハリンで大火傷をした。当時3歳〕と同じ年ごろの四才くらいの男の子がいたのです。クリクリした目のかわいい子で、人形のキューピーちゃんに似ているところから私達はキューピーちゃんと呼びました。両親も身内も皆死んでしまったらしく、昼も夜も「お母さん、お母さん」と泣きながら呼んでいました。どうしてこんなに焼けたのかと思うほど首から下が一面の大火傷でペロペロに化膿していました。裸で寝かせてあるので、仰向けに寝せておくと背中が毛布にすれるらしく「背中が痛いよ、おこして」と泣くのです。 〔p.57〕

 日本全国から寄せられた激励や好意と、両親の温かい愛情のもとに、札幌医大の医師による最新の治療を受けているコースチャちゃんをテレビで見ながら、かつての日本には、もっともっとひどい火傷をしながら、ろくな治療も受けられず、一人で死んでいった子供が大勢いたことを皆にぜひ知ってもらいたいと思うのです。 〔p.58〕

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これでは国会の憲法審査会もまったく無意味なものになる ― 共同通信(8月4日)「戦後憲法裁判の記録を多数廃棄」

2019/08/07 hibiscus orange
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§ NHKのこと
 NHKをスクランブル放送にするなんて,もってのほかだ。 今でさえ視聴率がどうしたとかいう番組編成をしているんだから,民法など問題にならないほどの圧倒的な資金源を基に,ひたすら「見てもらうだけ」の劣悪な放送内容になってしまうに違いない。
 山本太郎・れいわ代表は,いっそ国営放送にと言っていたが,それもおかしなことだ。
 政府≒国家を監視する,公共という意味を深化させるにはどうしたらいいか,知恵を絞るべきだ。
 でもねえ,もうずいぶん長いこと,政権忖度放送局に成り下がっているわけで,国民大衆の意見を厳しく突きつける方法を見つけなきゃあね。
 とりあえず国会中継,とくに重要な委員会などは全部放送してもらわなきゃならないと思う。 サブ・チャンネルを,いくらでも利用できるのに,なぜ,それをやっていないのだろう?

§§ 共同通信(8月4日)「戦後憲法裁判の記録を多数廃棄」
 とんでもない事態になっている。
 こんな状態では,国会の憲法審査会も,まったく無意味なものになる。
 国民大衆は,猛暑で怒る気力がないとでも思ってるのか?
 それこそ,NHKは,この事態について徹底して報道しなければならないはずだ。
 なお,今年5月3日にはETV特集「平和に生きる権利を求めて~ 恵庭・長沼事件と憲法」(初回放送は2018年4月28日),5月10日にはNHKスペシャル「憲法と日本人~1949 ― 54 ~ 知られざる攻防~」(初回放送は2018年5月3日)という番組があった。


◇ 資料;共同通信
KYODO
https://this.kiji.is/530717544895661153?c=39550187727945729
戦後憲法裁判の記録を多数廃棄
自衛隊や基地問題、検証不能に

2019/8/4 23:13 (JST)8/5 08:20 (JST)updated
©一般社団法人共同通信社
20190804 共同通信 裁判記録の保存.PNG

 自衛隊に一審札幌地裁で違憲判決が出た長沼ナイキ訴訟や、沖縄の米軍用地の強制使用を巡る代理署名訴訟をはじめ、合憲違憲などが争われた戦後の重要な民事裁判の記録多数を全国の裁判所が既に廃棄処分していたことが4日分かった。代表的な憲法判例集に掲載された137件について共同通信が調査した結果、廃棄は118件、保存は18件、不明1件だった。判決文など結論文書はおおむね残されていたが、審理過程の文書が失われ、歴史的な憲法裁判の検証が不可能になった。
 裁判所の規定は重要裁判記録の保存を義務づけ、専門家は違反の疑いを指摘する。米国などでは原則永年保存され閲覧できる。

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「表現の不自由展・その後」中止は,行政権力による検閲の復活と責任放棄

20190804 hibiscus red.JPG

1) 「平和の少女像」撤去要請と「表現の不自由展・その後」中止は,どう考えても平和を希求する日本国民の心を踏みにじる

 まず検閲,そして中止。
 私たちは,戦前戦中の絶対主義体制という暗黒から解放されていない21世紀の日本を生きているのだろうか。
 太平洋戦争と第二次世界大戦の破壊と荒廃とを,戦後現実のなかで苦闘して受感した吉本隆明が「日本の近代化の不完全さ,社会構造の非論理性,後進性」を指摘したのは,半世紀も前のことだった。

 河村・名古屋市長は,国際芸術祭あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」の「平和の少女像」を撤去するように要請したそうだ。 朝日新聞によると河村市長は「日本国民の心を踏みにじる行為で,行政の立場を超えた展示が行われている」などとして抗議文を提出したという。
 「どう考えても国民の心を踏みにじるもの」と発言した部分だけを見たとき,妨害行為についての感想だろうと一瞬おもったが,何と何と,「平和の少女像」展示のことだったとは!! 河村市長の見識の哀れさは救いようもない。

2) 憲法第21条2項 検閲は、これをしてはならない。
 しかも「行政の立場を超えた展示」とは,行政が検閲をすると公言しているわけで,各方面から痛憤と批判とが百出している。 当然だ。

 重ねて,大村秀章・愛知県知事が「表現の不自由展・その後」自体を3日限りで中止してしまった。
 このことは,自治体の首長としての責務をまったく果たそうとしていないという点でも実に深刻な問題だ。 「脅迫に屈した」という言い訳をしているが,妨害行為やテロの危険があるとしたら,警察,消防などに保安要請し,会場と作品,来場者と主催者の安全を守るのが,行政の第一の役割であって,知事としての責任放棄を問われる事態だと言える。


http://chng.it/m7j2z44L
「愛知県知事・: 愛知トリエンナーレ「表現の不自由展・その後」での作品撤去・中止をしないでください。」
昨日中止との判断下されましたが、終わりません。署名は、弾圧への抵抗であり希望です。


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◇ KYODO
https://this.kiji.is/530306971272119393?c=39550187727945729
「ガソリン携行缶を持って行く」と脅迫文
2019/8/3 17:50 (JST)8/3 18:57(JST)updated
©一般社団法人共同通信社
 愛知県の大村秀章知事は記者会見で、芸術祭の事務局に「ガソリン携行缶を持って(会場の)美術館に行く」と脅迫する内容のファクスが届いていたと明らかにした。

山本太郎・新宿駅西口の「熱狂」と,足腰の定まらない野党と

三島 由紀夫
絶望を語ることはたやすい。 しかし希望を語ることは危険である。

『 道義的革命 』の論理
『 文化防衛論 』 p.68

 山本太郎代表が参院選で掲げた公約,あるいは街頭記者会見での「熱狂」などについて,いろいろ批判がある
 たとえば,こうだ。


大木 啓介 2019/08/01
https://twitter.com/ichikazeroka
私はこういう熱狂とルサンチマンがさらに高まり、それがMMTとリンクしていくことが一番最悪だと思っています。その前に本流のたしなみある政治がきちんとした器を作るべきです。


 「本流のたしなみのある野党」って,いったいどこにいる? 百歩譲って,いるとしよう。では,その「たしなみのある野党」は,私たちに何を約束しているのか?
 国民のために総理大臣を目指すと表明していないどころか,「消費税5%」 さえ明確に打ち出してもいない。たかだか「凍結」じゃないか。
 参院選で野党が協力したと言っても,その1人区でさえ結果を出せていない。
 小沢一郎代議士の構想する政権交代のある議会制民主主義。 そのエネルギーを体現しているのが,山本太郎しかいないという,うそ寒い野党の現状を,国民大衆が見抜いていないわけがない。

 そして,今のところ議員2名の小政党よ。 国民有権者に支持されているこの政党は,野党支持者としても上手に育てるべき勢力じゃないの。そもそも批判すべきは誰なのか,よーく考えたほうがいい。
 それにしても,政権を獲った,あるいはすぐ政権を獲れるほど強大な野党第1党の党首ならともかくも,今からこれほどの批判にさらされていることは,注目度もハンパじゃないってことで,とりあえずは一過性の話題作りに利用されないようにしたい。

 さて,昨夜の立憲デモクラシー連続講座 Ⅳ期第2回で討論された水野和夫教授は,消費税廃止は無理という認識だが,ほんとうにそうなのだろうか?
 「経済学は所詮,金持ちの学問。 マルクスでさえ,そうなんだよ」と言っていたのは吉本隆明だった。

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◇ 参考にしたツイッタランド
大木 啓介 2019/08/01
https://twitter.com/ichikazeroka
私はこういう熱狂とルサンチマンがさらに高まり、それがMMTとリンクしていくことが一番最悪だと思っています。その前に本流のたしなみある政治がきちんとした器を作るべきです。

清水 栄助 2019/08/01
https://twitter.com/galapgscom
新宿西口でれいわ新選組の街頭記者会見を見てきた 群衆の熱気も凄かったのだが、もっとも驚いたのは竹中平蔵を仕留めに行くと力強く宣言していたことだ 山本太郎は竹中平蔵の顔をスクリーンに映して、こいつをつまみ出せと言った。その後、新宿西口は「竹中平蔵ろくでもない」コールに埋め尽くされた

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山本太郎「国と企業経営,同じ土俵に乗せて語ることはできない」


 1969年7月20日 有人宇宙船アポロ11号のニール・アームストロング船長とバズ・オルドリン操縦士が月面に降り立った。

アームストロング
That’s one small step for (a) man , one giant leap for mankind

 一人の人間の小さな一歩,人類にとって偉大な飛躍

2019/07/31 sunflower
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2019/08/01 hibiscus
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 臨時国会が始まった。 参院初登院の議員たちのなかで,やはり注目されるのは「れいわ」の木村英子議員と船後康彦議員。 そして岩手県選出の横沢高徳議員だ。
 議事堂は本会議場の改修工事などを進めたという。
 これは,日本の国会にとっては小さな一歩でも,人類にとって偉大な飛躍だ。

 ところが,松井一郎・大阪市長が障害者の議員活動中の介護費用を参院が当面負担することを批判している。
 この認識のアホさ加減には辟易とする。
 何でもかんでも「自己負担」だとか,挙げ句は「規則がない」とかで,平等である権利を特定の人に限って制限していることには,まったく気が付いていない。
 障害者が介護を利用することは、健常者がエレヴェータやエスカレータを利用することとほぼ同じことじゃないの。 そういうのは建築物にもともと設置されていたから? 利用者が多数だから?

 議員優遇だと言うが,全社会的に実現すべき課題を提示できている「れいわ」の議員たちの存在は,心強い。
 規則が要るなら,さっさと作ればいいだけだ。

 山本太郎氏は明快だ。 「絶対に自己負担でやっちゃいけない。悪しき前例になる」 と言い切った。
 そして「国と企業経営,同じ土俵に乗せて語ることはできない」と。 そして障害者権利条約 第27条「労働及び雇用」の冒頭部分「締約国は障害者が,他の者との平等を基礎として,労働についての権利を有することを認める」を読み上げ,その内容とは「障害者ということで健常者が負わなくていいような負担を負わせることは駄目だということだ」と。

 以下は,テレ朝に出演していた山本太郎氏の発言の要旨。


法律より上位にある条約の1つ,障害者権利条約を日本も批准した。
「締約国は障害者が,他の者との平等を基礎として,労働についての権利を有することを認める」ということは,障害者ということで健常者が負わなくていいような負担を負わせることは駄目だということだ。
日本は,パラリンピックのホスト国でもある。

今国会においては,2人の重度障害者がこのような形で登院する。
大きくとまではいかないが,制度変更が求められるのは当然。
少なくても合理的配慮をしなければならないことは絶対だ。
国会でなされてきた合理的配慮は「スロープを造る」これも重要だ。
「投票の権利を担保する」代理人が挙手をする,投票をす。など。これも重要なことだ。
障害者視点の合理的配慮とは何か。 重度障害者の訪問サービスにおいて,働けるようにする。 公的サービスで労働することを可能にするというような制度変更は,変更でできるから,やるべきだ。
登院前にそれが担保されることで,日本が先進国であり,さすがパラリンピックのホスト国とアピールできたはずだった。 そうはならなかった。

障害者が働くためには,ポケット・マネーで自分たちが働ける状況をつくらなければいけないというのは,これは明らかに間違いだ。

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◇ 外 務 省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken/index_shogaisha.html
障害者の権利に関する条約(略称:障害者権利条約)
Convention on the Rights of Persons with Disabilities
平成31年2月25日

第二十七条 労働及び雇用
 締約国は障害者が,他の者との平等を基礎として,労働についての権利を有することを認める。 この権利には、障害者に対して開放され、障害者を包容し、及び障害者にとって利用しやすい労働市場及び労働環境において、障害者が自由に選択し、又は承諾する労働によって生計を立てる機会を有する権利を含む。 締約国は、特に次のことのための適当な措置(立法によるものを含む。)をとることにより、労働についての障害者(雇用の過程で障害を有することとなった者を含む。)の権利が実現されることを保障し、及び促進する。

( a )あらゆる形態の雇用に係る全ての事項(募集、採用及び雇用の条件、雇用の継続、昇進並びに安全か 健康的な作業条件を含む。)に関し、障害に基づく差別を禁止すること。

( b ) 他の者との平等を基礎として、公正かつ良好な労働条件(均等な機会及び同一価値の労働についての報酬を含む。)、安全かつ健康的な作業条件(嫌がらせからの保護を含む。)及び苦情に対する救済についての障害者の権利を保護すること。

( c )障害者が他の者との平等を基礎として労働及び労働組合についての権利を行使することができることを確保すること。

( d )障害者が技術及び職業の指導に関する一般的な計画、職業紹介サービス並びに職業訓練及び継続的な 訓練を利用する効果的な機会を有することを可能とすること。

( e )労働市場において障害者の雇用機会の増大を図り、及びその昇進を促進すること並びに職業を求め、これに就き、これを継続し、及びこれに復帰する際の支援を促進すること。

( f )自営活動の機会、起業家精神、協同組合の発展及び自己の事業の開始を促進すること。

( g )公的部門において障害者を雇用すること。

( h )適当な政策及び措置(積極的差別是正措置、奨励措置その他の措置を含めることができる。)を通じて 、民間部門における障害者の雇用を促進すること。

( i )職場において合理的配慮が障害者に提供されることを確保すること。

( j )開かれた労働市場において障害者が職業経験を得ることを促進すること。

( k )障害者の職業リハビリテーション、職業の保持及び職場復帰計画を促進すること。

 締約国は、障害者が、奴隷の状態又は隷属状態に置かれないこと及び他の者との平等を基礎として強制労働から保護されることを確保する。