「表現の不自由展・その後」中止は,行政権力による検閲の復活と責任放棄

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1) 「平和の少女像」撤去要請と「表現の不自由展・その後」中止は,どう考えても平和を希求する日本国民の心を踏みにじる

 まず検閲,そして中止。
 私たちは,戦前戦中の絶対主義体制という暗黒から解放されていない21世紀の日本を生きているのだろうか。
 太平洋戦争と第二次世界大戦の破壊と荒廃とを,戦後現実のなかで苦闘して受感した吉本隆明が「日本の近代化の不完全さ,社会構造の非論理性,後進性」を指摘したのは,半世紀も前のことだった。

 河村・名古屋市長は,国際芸術祭あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」の「平和の少女像」を撤去するように要請したそうだ。 朝日新聞によると河村市長は「日本国民の心を踏みにじる行為で,行政の立場を超えた展示が行われている」などとして抗議文を提出したという。
 「どう考えても国民の心を踏みにじるもの」と発言した部分だけを見たとき,妨害行為についての感想だろうと一瞬おもったが,何と何と,「平和の少女像」展示のことだったとは!! 河村市長の見識の哀れさは救いようもない。

2) 憲法第21条2項 検閲は、これをしてはならない。
 しかも「行政の立場を超えた展示」とは,行政が検閲をすると公言しているわけで,各方面から痛憤と批判とが百出している。 当然だ。

 重ねて,大村秀章・愛知県知事が「表現の不自由展・その後」自体を3日限りで中止してしまった。
 このことは,自治体の首長としての責務をまったく果たそうとしていないという点でも実に深刻な問題だ。 「脅迫に屈した」という言い訳をしているが,妨害行為やテロの危険があるとしたら,警察,消防などに保安要請し,会場と作品,来場者と主催者の安全を守るのが,行政の第一の役割であって,知事としての責任放棄を問われる事態だと言える。


http://chng.it/m7j2z44L
「愛知県知事・: 愛知トリエンナーレ「表現の不自由展・その後」での作品撤去・中止をしないでください。」
昨日中止との判断下されましたが、終わりません。署名は、弾圧への抵抗であり希望です。


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◇ KYODO
https://this.kiji.is/530306971272119393?c=39550187727945729
「ガソリン携行缶を持って行く」と脅迫文
2019/8/3 17:50 (JST)8/3 18:57(JST)updated
©一般社団法人共同通信社
 愛知県の大村秀章知事は記者会見で、芸術祭の事務局に「ガソリン携行缶を持って(会場の)美術館に行く」と脅迫する内容のファクスが届いていたと明らかにした。

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