玉木・国民民主党代表「1億円で500万円。消費税ポイント還元,ほんとにやるのか?」

NHK日曜討論 9党 生放送
2019年03月03日



森ゆうこ幹事長(自由党)玉木雄一郎代表(国民民主党)の発言を中心に

❐ 不正な統計に基づく予算案審議

<09:00 ~ 09:04 省略>

09:04 ~ 09:05

玉木 雄一郎 国民民主党 代表
私も予算委員会で質問に立ちましたけれども,やはりこの賃金の問題は国民生活に深く係わるんですが,与党が呼んだ専門家さえですね,今政府が発表している公表値については疑いがあるということを言っているわけです。
で,昨年の実質賃金も分からないのに,つまりプラスかマイナスかさえ分からないのに,予算編成なんて,できないはずですよ。
根本のところが隠されたまま,真実が明らかにならないまま,予算編成してることが大問題。

中身の問題であって,とくに軽減税率,これ大問題ですね。
つまり,高所得者に極めて有利ですよ。
約1兆円ぶんぐらい減税するんですが,年収300万円以下の方に行くメリットは,そのうち約1割だけです。
ほとんどが中高所得者に行くし,かつ増税してやる保育の無償化も,年収640万円以上の方に,メリットが半分以上行きますからね。約50万円くらい得するわけですよ。
でも,年収260万円以下の方には,1万5千円しかメリットがない。
こんなことは,初めてです。
格差が広がってしまいます。

<09:00 ~ 09:08 省略>

09:08 ~ 09:11

片山 虎之助 日本維新の会 共同代表
通常国会が始まりましてね,1か月ちょっとですよ。それで第二次の補正予算を通してね,来年度の当初予算を,これを年度内成立を確立したんで,与党としては言うことはないんですよね。それから野党のほうもね,審議拒否してませんからね。まるで審議は進んでるんですよ。
私は日程的にはね,非常に順調ではないかと思うんだけれども,今お話しのように,たとえば来年度予算案や,その大きい目玉である消費増税について,議論がそんなに深まっていないんですよね。
予算の議論じゃなくて,統計不正ちゅうか不適切処理のほうに問題が行ってんで,それが,野党ですからね,統計不正問題やらなきゃいけませんよ。また,やっていいと思う。実態を明らかにしてもらわなきゃいかんけれども,しかしもう少し財政再建や消費税や国際情勢や,いろんな議論がないと。
だからそれをやるのは私は参議院だと思ってるんで,少し実のある議論をね,やったらいいと。それじゃあお前は統計不正はどうするんだと,こういうことになるんで。これは私どもの観点から言ってるんですよ。行政監視委員会だとか,いろんな仕組みがあるんだから,それを使って,そっちでやったらいいんですよ。予算委員会でもやりゃあいいですよ。
しかし,それだけやるちゅうのはね,国民は「予算委員会,どうしてるんだ」と,「朝から晩まで統計問題か」と。こう言ってるんですよ。
私は統計を所管した大臣をやりましたから,統計の行政よく分かってるんだけども...

NHK 伊藤雅之
片山さん,まとめてください。

片山 虎之助 日本維新の会 共同代表
はい分かりました。それじゃあもうここで止めます。

NHK 牛田茉友
自由党の森幹事長です。


09:11 ~ 09:12
森 ゆうこ 自由党 幹事長
おはようございます。
明日から参議院の予算委員会がスタートいたします。 今,片山先生おっしゃったんですけど,そうさせないためにはですね,まず,データ,情報,議論の基になる情報をきちっと,与党側のご協力をいただいて,内閣が出すべきであると思います。
いまだに実質賃金,出さないわけですから。ということをまずお願いをしたいと思います。
とは言え,森友の問題でも,参議院予算委員会,理事会に改ざん文書が提出されたということで。
参議院は独自の文化がありますので,与党の皆さんからもご協力をいただいてしっかりと真実の解明に向けて頑張っていきたいと思います。

「不景気も 統計一つで 好景気」と言われておりますけど,昨今は。
消費税の増税の前提となる国民の生活,そして賃金,これらのデータが改ざんされてたということで,議論の前提が完全に崩れてるわけですから,消費税増税は止めるべきということで,野党皆で頑張っていきたいと思います。

<09:11 ~ 09:17 省略>

❐ 統計不正のままで高所得者優遇税制
特別監察委員会 報告書(2月27日)
統計不正問題
 ✖ 担当部署が外部有識者委員会を交えた検討会などで「正しい手法で調査した」と虚偽説明
 ✖ 「組織的な隠蔽は認められない」と
毎月勤労統計 調査方法の変更
 ✖ 「統計学的な合理性がある」


09:17 ~ 09:18
玉木 雄一郎 国民民主党 代表
特別監察委員会の報告書,追加の報告書を,与党の皆さん,お読みになられました?
「嘘は吐いてるけど隠蔽じゃない」と。
これ,理解ができません。「殺人したけど傷害じゃない」って言ってるようなもんで。
こんな第三者性の低い調査委員会,監察委員会の内容は信じられません。ですから,日弁連が言っているような,第三者性ということをきちんと満たした委員会をもう1回作り直して,一から調査をやってください。
かつ,ポイントとなっている官邸の関与については、一切調査の対象になっていませんから。 こういうことをやり直してほしい。

もう1つ,消費税の話に戻しますけども,与党の皆さんに訊きたいんですが,「ポイント還元」です。
あれ,クレジット・カードを使えば,中小の画廊で1億円の絵を買う,あるいは中小の不動産屋で1億円以上の不動産を買う。
そのときでも「5%還元」されるんでしょ。
1億円だと,500万円戻ってくるんですよ。
こんな高所得者優遇のことを,ほんとにやるんですか。
そうじゃないんだったら,それ反論してください。

09:18 ~ 09:20 要旨
岡田 直樹 自民党 参議院幹事長代行
これを隠蔽というかどうかは,言葉の問題だと思うが,そういうタコツボ的な組織になっていることについては問題で,厚労省全体として組織というものを直していきたい。
※ 消費税増税「ポイント還元」などの,高所得者優遇については答えない

09:20 ~ 09:21

森 ゆうこ 自由党 幹事長
この特別監察委員会ですけれども,樋口(美雄)委員長たいへん素晴らしい方だと思いますけれども,一方で,JILPT( The Japan Institute for Labor Policy and Training 独立行政法人労働政策研究・研究機構 )の理事長ですから,完全にこれ第三者性っていうのが無いと。

そして先ほど玉木(雄一郎)さんのほうからもありましたけれども,「嘘を吐いていたけど隠蔽じゃない」と。
もう意味が全然分かりません。 安倍内閣には別な国語辞典が必要なのかなと。
「真摯に受け止めているけれども,埋め立てを強行する」とか。
もう全然日本語が変わっちゃったんじゃないかな,別の辞典があるんじゃないかなと思わざるを得ません。

官邸の関与が強く疑われているわけです。
専門家の検討委員会がですね,いちいち官邸に相談に行くってことは,第三者性も,専門家の検討会議の体も,成していないということで,ここはしっかりと情報を出していただきながら徹底的に追及していきたいと思います。

<09:21 ~ 09:32 省略>

09:32 ~ 09:33

玉木 雄一郎 国民民主党 代表
「共通事業所はサンプルが少ないから,おかしい」という言い方は,やめたほうがいいですよ。 だって,名目の共通事業所の参考値は出しているんだから。 だったらその,「今,出してる名目の共通事業所の参考値すらおかしい」と今おっしゃっているんですよ。
それを基に物価の上昇を引いた実質値を出してくれと言ってるだけなんで,引き算か割り算すれば済む話ですよ。

❐ 児童虐待 法改正と現場への支援
児童福祉法などの改正案 3月中旬に閣議決定の予定(案・概要)
✔ 体罰禁止の制度化
✔ 児童相談所
・ 「介入」と「支援」を行う職員を分ける
・ 警察官・OBの任用促進
✔ 児童福祉司の国家資格化などの検討

(昨年 児童虐待の対応件数は過去最多の13万3778件)


09:34 ~ 09:35
玉木 雄一郎 国民民主党代表
非常に痛ましい事件が去年も今年も立て続けに発生しております。 これは,子どもの命を守るということはですね,それこそ与野党あげて取り組んでいかなければなりません。
我々は,野党各党,去年からですね,児童虐待防止法の改正案を提出しておりまして,とくに児童福祉司を増員する。 これ一部,政府でも対応していただいてますので,これは感謝をしたいと思いますが,さらに今,先般の千葉県野田市での事件を受けてですね,引越しをして,移動した場合になかなか手薄になってしまうところの関係機関の連携を強化することであるとか,あるいは一般的に子どもに対する体罰を原則禁止する。 あるいは民法のですね,いわゆる教育を理由とした親権者の懲戒権自体を見直そうという議論をしておりますので,さらにこれ取り組んでいきたいと思います。

<09:35 ~ 09:44 省略>

09:45 ~ 09:46

森 ゆうこ 自由党 幹事長
これはもう与野党関係なく,何とかして子どもの命を守らなければいけないと。 困難を抱えている家庭に対する支援を強化していかなければいけない。
圧倒的なマン・パワー不足なんですね。 先ほど,児童福祉司さん1人あたりの被虐待児の話ありましたけれども,いろんな相談が来て,私が聞いた話では,1人120件くらい抱えているというような実態もありましてね。 ここのしっかりとした支援が必要です。
法改正については,いろいろなご提言がありましたけれども,やっぱり現場をいかにサポートしていくかということが必要ですし,子どもの居場所,お母さんたちの居場所,そういう人たちの居場所を,今,NPOとかに頼りっきりですけれども,もっともっと政治が前面に出て,行政が前面に出て,しっかりとした体制を作っていく。
で,児童養護施設の施設長さんが刺殺されたというたいへん痛ましい事件が起きました。 18歳になると(施設から)出なければいけないと。 困難を抱えてきた人たちが,いきなり独り暮らしってのも,なかなか厳しい話ですし,そういう人たちのグループ・ホームですとか,何らかの対策が,私は必要だと思います。

<09:46 ~ 09:55 省略>

❐ 普天間新基地工事 ― 沖縄県民投票 反対が7割

県民投票 2月24日
賛  成   114,933
反  対   434,273
どちらでもない 52,682

玉城デニー知事
県民の思いの真正面から受け止めを
✔ 辺野古埋め立て工事の中止
✔ 日米両政府,沖縄県の3者協議の場を設置
安倍首相
✔ 県民投票の結果を真摯に受け止めるが,玉城知事との対話を継続し普天間基地移設〔辺野古新基地建設〕の理解を求める


09:55 ~ 09:56
森 ゆうこ 自由党 幹事長
まず辺野古の新基地建設は,無理だと思います。 軟弱地盤の問題。 90メートル,工事ができる,そういう技術が無いですね。 「いや,できる,できる」と。その根拠が,すでにコンサルの成果物としてあると言いながら,それを私たちに提出することを,今,拒否しておりますので。
軟弱地盤のボーリング調査の結果,そして工事の検討結果を速やかに,国会の審議のために提出していただきたいと思います。

それで,片山先生は「代替案はない」とおっしゃいましたけど,でも,辺野古基地造ったとしても普天間は返ってこないんですよ。
返還8条件というのがあって,その条件を満たさない限り,返ってこないということもあります。
もう23年経っております。
そしてすでに1千270億円の巨額の税金を投じましたけれども,これからいったい幾らかかるか分からない。 沖縄県は2兆円以上かかるというふうに試算をしております。
そして,工事も不可能と。
こういうことで,これはいったん立ち止まってね,きちっとアメリカも入れて協議をするという大きなチャンスだと。 最後のチャンスだというふうに思いますので,きちっと協議をしていただきたいと思います。

<09:56 ~ 09:57 省略>

09:57 ~ 09:59

玉木 雄一郎 国民民主党 代表
まず,軟弱地盤が出てきたことによって,どんなに急いでも今から13年から15年,完成までにかかるということです。 で,決めてから20年以上経ってます。 今からどんなに急いでも,10何年,完成までにかかるとすれば,その間に安全保障環境も大きく変わると思います。
ですから,そもそも土木的に工学的に造れるのかって問題が出てきている以上ですね,一度立ち止まってレヴュー(再調査)すべきだと思います。
そのうえで,基地負担の軽減ということを与党の先生おっしゃいますけれども,やはり,その日米地位協定の見直しに本気で取り組むべきだと思います。
普天間基地の近くには,保育園も小学校もあります。 普天間第2小学校,緑ヶ丘保育園。 お母さんたちの声も聴きましたが,こう言われましたね。
「沖縄の子どもたちの命の重さは,本土の子どもたちの命よりも軽いのか?」と。
もっともっとですね,やるべきことはいっぱいあります。 で,本気で。 イタリアもドイツも戦後皆,見直してますから。 まったく見直してないの日本だけですから。
ほんとうに基地負担の軽減ということであれば,捜査も調査も及ばない,こういうことを放置していた日米地位協定を速やかに見直すべきだと思います。
我が党は具体的な提案を申しあげております。

<09:59 ~ 10:08 省略>

❐ 日本は主体的に拉致問題の解決を急げ

✔ 米朝首脳会談 2月27日,28日。安倍首相はトランプ大統領から電話で「拉致問題を2回提起した」と説明を受けた。次は私自身が金正恩委員長と向き合わなければいけないと決意,と述べた

10:08 ~ 10:09
森 ゆうこ 自由党 幹事長
今回の米朝首脳会談ですけれども,米国ファーストそして北朝鮮ファーストということで2国間だけの利益になるような結果にならずに,まあ良かったなと。 日本が置き去りになってしまう可能性があったわけですから。
やっぱり日本が主体的になって,きちっと米朝関係,とくに拉致問題,もう早く解決しなければいけないというふうに思いますが,先ほど社民党(幹事長)の吉川(元)さんからあった,小泉(純一郎)さんのとき(日朝平壌宣言)の裏方をされた田中(均)元(外務)審議官も,今の実務者的なレヴェルでのいろんなやりとりがほとんど無いんじゃないかということを,たいへん心配する発言をされていましたし。
ほんとにあらゆることをやって,一刻も早く拉致問題の解決,図っていただきたいですし,そしてこれは我々が当事者なんですから,日本が。
もっと主体的に,アメリカ任せにしないで,きちっと外交の力を発揮していただきたいと思います。

<10:09 ~ 10:12 省略>

10:12 ~ 10:13

玉木 雄一郎 国民民主党 代表
今回いちばん明らかになったのはですね,北朝鮮の非核化を簡単にしないという強い意思だと思います。 ですからトランプ大統領も「非核化は急がない」とかですね,そういう発言を事前にしてましたけれども,日本としてはいわゆるCVID (Complete Verifiable Irreversible Denuclearization)といった完全な検証可能な不可逆的な非核化をするという,この定義を揺るがせにしないで,しっかりとアメリカに対しても物を言っていくことと,あと日本に届く中距離,近距離(ミサイル)ノドンとかスカッドERですね,こういったものを含めたミサイルの完全破棄ということを,しっかり求めていくことが必要だと思います。

拉致問題については,そろそろトランプ大統領頼みを乗り越えてですね、総理おっしゃるように直接向き合うんだったら,じゃあどうやって具体的にやっていくのか。このことを踏み出すべきだと思います。
今回の会談を受けて,もしアメリカが平壌に連絡事務所を設けるのであれば,日本も連絡事務所を設けて,情報収集をきちんとやっていくということでルートを開いていかない限りですね,拉致問題の解決の具体的進展はないと思いますから。
日本もそろそろ独自の動きをすべき時だと思います。

<10:13 ~ 10:15 省略> 了

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◇ 参 考
自 由 党
http://www.liberalparty.jp/

国 民 民 主 党
https://www.dpfp.or.jp/

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