小沢 一郎「我々の政治理念=国民の生活を守る=を実現していくためには政権を獲る」

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2016年11月20日
自由党 千葉県総支部連合会設立大会

小沢 一郎
✑ ほんとうに自由であるけれども,公平,公正な,開かれた日本,開かれた社会を作ろうというのが,自由党の基本的な考え方です。国民の生活を安定させ,レヴェルアップし,それを守り抜いていくことが政治の役割です。「民のかまど」を守っていくことが,政治の原点,哲学です。その我々の理念を,実際に実現していかなければならない。そのためには政権を獲る

✑ 安倍さんは,政治の根本の考え方が間違っている。こんなものが政治だろうかと,誰もが今,身をもって感じている。小泉さん以降の俗に言う新自由主義。安倍さんで,なおさらその傾向が強くなった。その考え方の行き詰まりが今色んなところで,大きな政治現象として出てきている。国民の生活が眼中にない新自由主義なる安倍政治を打倒する

✑ 野党は,年末か年明け1月の総選挙ということを念頭に置かなくてはならない。我々と民進,社民,3党で選挙戦で1つの届け出政党=オリーブの考え方で選挙戦に臨み,候補者調整し,結果として政権を獲る。共産党はオリーブに入りません。民進党・野田幹事長とも,総選挙という腹構えでお互いに力を合わせようという話になった

✑ オリーブの形をとって選挙戦に臨めば圧倒的な多数を確保できることは間違いない。絶対勝つ


https://www.youtube.com/watch?v=XAtzChMxLaA
59:32
『自由党』 千葉県総支部連合会設立大会 2016年11月20日(全編)

10:25~26:30/43:14

小沢 一郎 自由党 代表
 皆さん,今晩は。<小沢代表・礼。会場「今晩は」>ご紹介いただきました小沢一郎です。
 今日はほんとうに日曜日の夜というたいへん皆さまにとって貴重な時間を割いて,こうして県外各地から大勢の地域のリーダーの皆さん,ご参加いただきまして,ほんとうにありがとうございます。まず心から御礼を申し上げます。<小沢代表・礼>
 私ども,自由党という名前の下に新しいスタートを切ったわけでございますけれども,まだ日本全国,いわゆる地方の,地域の組織というものがまったくできあがっておりません。
 今日,今,岡島(一正)会長の下に千葉県連が設立された。まさに全国の最初の県連でございまして,ほんとうに皆さまの大きなご厚意に対して重ねて心から御礼申しあげますと同時に,私にとりましても,他の議員にとりましても,皆にとっても,たいへん心強い限りであります。どうか今後とも皆さまのご指導ご鞭撻をたまわりますよう,まず最初に御礼とお願いを申しあげます。どうぞよろしくお願いいたします。<小沢代表・礼。会場・拍手>

 我々自由党の主張は,かつての自由党と,もちろん その基本的理念と 考え方は変わっておりません。時代が変化しておりますので,それに応じた具体的な政策は講じていかなければなりませんけれども,政治とは何ぞや,という考え方。これは皆さまに配布いたしております綱領を見ていただければお分かりでございますけれども,政治とは生活だ。
 国民の生活を安定させ,レヴェルアップしていく,それを守り抜いていく。 それが政治の役割だということであります。
 これはまさに古い古い話を引き合いに出すまでもなくて,天下の政(まつりごと)というのは,「民のかまど」のことをきちんと考えて行なうことである。
 私どもはその政治の基本の哲学を我々の自由党の,そして政治の哲学として,今後もその旗印をきちんと立てて政治活動をしてまいりたい。そのように思っているところでございます。

 この,自由党という名前は,言うまでもなく明治時代に議会政治が始まろうとしている中で,板垣退助が日本最初の政党として立憲自由党を作りあげました。〔1881(明治14)年〕その,日本の初めての政党の名前でもあります。
 それからまた戦後は,吉田(茂)さんの下に自由党が戦後の復興の舵取りをしてまいりました。
 そういうことも念頭に置きながら,今回,自由党と名前を変えさせていただいたわけであります。

 従来の党名につきましては,当初から色々皆さんからご批判をいただいておりました。しかしながら,このことはもうお分かりと思いますけれども,政党という形を作りませんと,たとえばテレビでもあるいは新聞でも,それに登場する機会はまったくなくなってしまいます。また,国会活動でも同じように政党会派を作ってやるということが,発言の機会を与えられる場になるわけでありまして,そういう意味で私どもは山本太郎さんと話合いをして新しい政党を作ったわけであります。
 それがどうして今度は自由党ということになったのか。今まで旧来の名前で活動をしてまいりましたけれども,山本さんのほうから,やはりほんとうにこれから国民の皆さまの期待に応えて政治活動をしていくには,きちんとしたあるいは国民に分かりやすい,受け入れられやすい政党名をもって活動していきたい。こういうお話がありまして,それをきっかけに,それならば新しい,政党らしい政党名を考えようということになったわけであります。期せずして,じゃあ自由党でいこう,こういうことになったわけでございます。
 皆さんに色々とご批判をいただきながら,そしてまたたいへんご苦労をかけながら今日(こんにち)までやってまいりましたけれども,今後,この自由党の旗の下に我々力を合わせて頑張ってまいりたいと,そう決意を新たにいたしているところでございます。

 そこで今日は,この自由党という名前にからんでちょっと皆さまにお話申しあげておきたいことがあります。
 それは最初に申しあげましたように,政治は,政(まつりごと)というのは,「民のかまど」すなわち国民の生活をきちっと守っていくことだ。それが政治の原点だ,哲学だ。そう申しあげました。

 ところが最近ですね,同じ自由でも,自由主義でも,俗に新自由主義とかグローバリゼィションとか,新自由主義という言葉がよく使われます。今の安倍さん,そして安倍さんを取り巻くスタッフの人たちも新自由主義者と呼ばれる。
 自由と,新自由主義と,どう違うのか。
 それは今日(こんにち)の安倍さんの政治のやり方を見ても,お分かりのとおり。新自由主義というのは,市場原理,競争原理を最も大事なもの。そこに優先順位を置く考え方であります。
 ですから,競争を自由にさせて,その意味で自由ですが,言ってみれば自由勝手にさせる。そして,その競争に勝った者が生き残っていく。それでいいんだ。
 じゃあ,多くの一般国民はどうするんだ。いずれ,非常に富を得た大企業からあるいはその他のところからおこぼれが皆にも滴り落ちていくだろうという話を,平然として言っているわけですね。
 こんなものが政治だろうか,ということを,誰もが今,身をもって感じていると思います。

 日本は先進国の中でも,最も格差の少ない国でした。ところが,小泉さん以来なんですけれども,グローバリゼィション,新自由主義の名の下に,市場原理最優先,自由取引最優先,そういう考え方の下に格差が非常に広がってしまっております。
 最も格差の大きいところは,アメリカもそうです。中国やロシアもそうです。それよりは多少いいけれども,それに近い,先進国中の下位の,不平等な国,格差の大きい国になってしまったんですね。これが今日(こんにち)の現状であります。
 小泉さんから安倍さんに入ってなおさらその傾向が強くなったんですけれども,この考え方の行き詰まりが今色んなところで,大きな政治現象として出てきております。それが,アメリカの大統領選挙でもあります。

 何で,トランプさんが勝ったのか。誰も,あんなのは勝つはずはない,大統領の資格なんかない。まあかなり色んなこと言ってましたからね。皆そう思ってたんですが,国民は支持した。
 なぜだ。
 アメリカ社会の大きな格差と,構造的な歪み,ひずみ,このまんまじゃダメだと。俺たちの生活はどうなるんだと。何としてもここで変えなきゃならない。多少ムチャクチャなことを言ってるけれども,あいつに託してみよう,というアメリカ国民の多くの人の考え方が,トランプ大統領を誕生させたわけです。
 一方で,あの民主党の下の予備選挙では,ヒラリーさんの相手に立ったサンダースさんという人は,自分は社会主義者だと。自由の天地,自由の国アメリカで社会主義を標榜して大統領選挙に打って出ようとした人は,今回が初めてだ。

 そのぐらいね,アメリカも格差と色んな病が深刻化しているちゅうことであります。
 これは,ヨーロッパでも同じですね。イギリスがEUを脱退する決定をしたことが大きな波紋を呼んでますけれども,ヨーロッパでもフランスの大統領選挙 〔2017年・春〕 もあります。ドイツの選挙もあります。イギリスの総選挙も,来年にはあります。
 この流れがどうなるかということが非常に大きな関心事,と言うよりも問題です。それはなぜかと言うと,結局小泉さん以来我が国でも取り入れられてきた政治の考え方,新自由主義,グローバリゼィションなるものが決して国民に幸せをもたらさない。いわゆる新自由主義の終焉を物語っているんじゃないかと言われております。

 私たちはその意味において,こういった,ちょっと紛らわしいですけれども,自由党という名前と,新自由主義という安倍さんや小泉さん流のものとは,まったく異質のものであるということを,ぜひご理解していただきたい。

 もちろん,自由というのは何よりも貴重な,人間にとって大事なものです。しかし,何でもかんでも自由に勝手にやらせてしまったら,それはまさに弱肉強食の動物の世界,あるいは人類の歴史の中で言えば,初期の資本主義ですね。産業革命が勃興して,初期の資本主義,そこでは自由ということで,とくに英国でもたいへんな格差が生じてしまって社会がおかしくなってしまったと。そこから,社会主義,共産主義も生まれてきたわけですね。
 だから,これがダメだということで,どうしたか。それは,自由はいいけれども,放っておけばやはり強い者だけが勝ち残る。だから一般の人も皆が一定の生活を享受できるようなシステムを作ろうということで,社会保障制度ちゅうのができてきたんですね。
 イギリスでいちばん先に産業革命が興りましたけれども,いちばんに社会保障制度ができたのもイギリスです。揺り籠から墓場までと言われるような社会保障制度ができた。それによって,民主主義は生き残ってきたわけです。
 自由主義は,民主主義という名の下に生き残ってきた。片っ方の共産主義は崩壊してしまいましたが。
 そういう人類の,先人の皆の知恵と,その制度を,まさにこの新自由主義というのは,打ち壊してしまうものであります。
 民主主義に逆行する,歴史に逆行するものであります。
 だから私たちは安倍さんの政治はダメだと言ってるのは,そこなんです。

 私はね,安倍晋三さんちゅうよりも安倍さんの親父さんの安倍晋太郎さんに<笑>エラク可愛がられていました。自民党時代ですが。ですから,何も感情的に彼が憎いとか何とかと言ってるんじゃないんです。
 彼は,政治の根本の考え方が間違っている,というところに,私たちは批判をしておって,そしてほんとうに自由であるけれども,公平,公正な,開かれた日本,開かれた社会を作ろうというのが,自由党の基本的な考え方であります。
 同じ自由が付くから,何か似たようなもんだというふうにお考えになる方も,中にはあるかもしれませんが,根本的に政治に対する考え方が違っているということを,どうかこのことだけは,ぜひご理解をいただきたいと思います。

 私どもはね,国民の生活が第一,政治は国民の生活である,という考え方は何ら変わっておりません。
 しかしながら今日(こんにち)の状況,私自身も今日(こんにち)の状況に大きな責任を感じております。
そういう中で,何としてもやはり我々の理念を,我々の政治哲学が正しいとするなら,それを実際に実現していかなきゃあならない。
そのためには政権を獲る。  
 政権を獲るためには,選挙で皆さんの支持を得なければなりません。

< 続く >

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