小沢一郎「政府の恣意的な運用ができない,しっかりした非常事態の法制度は必要」 会見1月4日(1/2)

小沢 一郎 代表
緊急事態,非常事態の法制度
✑ 緊急事態,非常事態の制度的な仕組み,法制度そのものは必要だ。基本的人権の確保と,事態の緊急性,非常性の兼ね合いが難しく,一歩誤れば権力者による基本的人権の一方的な制限ということに利用されることになるので,それがどういう意図でどういうふうに運用されるかが問題である。政府の恣意的な運用ができないような,しっかりした法制度を作らなくてはいけない
✑ 安保法制もそうだったが,国民の生命・財産を守るという美名の下に何でもできるように既成事実を作っていくというやり方をしていくと,憲法に書こうが,法律に下ろそうが,今の極右的な安倍政権の下で運用やら解釈やらが捻じ曲げられて利用されるという可能性が非常に高い
✑ 単に謳い文句だけで数で押し切るのではなくて,本当に国民皆がわかるような議論を正面からやっていくべきものだ


日韓関係
✑ 今後本当に日韓両国が信頼関係を築くことだ。総理がお詫びもするという報道もあったが,誠意を持った対応を日本政府がすることについて韓国も評価すると,少し前向きになったことは良いことだ
✑ 付随的に基金も創るのならば良いことだと思うが,最初のお互いの真摯な態度,信頼関係がないと金目の話だけになってしまっては意味が無い


【2016年1月4日 年頭代表会見】
https://www.youtube.com/watch?v=UXHTwVh0QZA
37:04

小沢 一郎 代表
 明けましておめでとうございます。
 今,玉城(デニー)さんお話しのとおり,また来週同じ時間に,同じこの部屋で会見ということになると思いますので,よろしくお願いをいたします。

 今日から国会ですけれども,国会の冒頭の総理の報告,それと補正(予算)の説明です。このあと少しまた,施政方針演説まで間が空くということで,なんか,4日に招集しても,という感じがしますけれども,まあまあ内閣・与党のやることですからしかたありませんが,我々としてはいずれにしても夏の参議院通常選挙,あるいは衆議院の解散・ダブル選挙が行われる可能性もありますので,それに向けて国会の論戦,あるいは野党の連携,連帯ということにお互いに力を合わせていきたいなあと,そう思っているところでございます。

山本 太郎 代表
 今小沢代表が言われたことがすべてだと思います。本当に勝負の年になるだろうと,すごく大切な年になるだろうと思います。しかしながら,対決するような法案というものも,おそらくわかり易いものが出てこないであろうと。そういうものは選挙の後回しにされる。逆に言うと,この通常国会は,自民党政権の宣伝の場に利用されるような形になる可能性が高い。何とかこの現実というものを皆さんに知っていただくための活動が必要になっていくだろうと思います。野党一丸となってやっていけるように,頑張っていきたいと思います。

【記者質疑】
THE PRESS JAPAN
; 今年もよろしくお願いします。安倍首相が年頭所感の中で,憲法に緊急事態条項を入れたいんだ旨の話をされていたようだが,まだ具体的な話はないと思うが,自民党「改憲草案」の中にもあることなので,両代表のお考えを。


小沢 一郎 代表
 年頭の会見で言ったの?

THE PRESS JAPAN ; らしいことは言っていました。

小沢 一郎 代表
 らしいことを言ってんの? はあ,はあ,はあ。
 以前から言ってますとおり,日本国憲法以下,日本の諸法令には,緊急事態と言いますか非常事態と言いますか,そういうときの制度的な仕組みがまったく取り決められておりません。
 そういう意味で,大災害があったり,あるいは経済的な大危機があったりとか,あるいは極論を言えば戦争ということになりますけれども,最近では,このままだと日本国内でのテロということもあり得ますけれども,そういうようなことで,非常事態の法制そのものが,わたくしは必要だとは思いますけれども,それが,どういう意図でどういうふうに運用されるかちゅうのが問題でしてね。

 安保法制もそうでしたけれども,国民の生命・財産を守るんだという美名の下に何でもできるようにして既成事実を作っていくという,やり方。こういうやり方をしていきますと,非常事態のあるいは緊急事態の法制につきましても,それは憲法に書こうが,法律に下ろそうが,やはり同じような今の極右的な安倍政権の下で,その運用やら解釈やらが捻じ曲げられて利用されるという可能性が非常に高いのでね。

 安倍さんが憲法改正ということを最近言わなくなりましたけれども,言うんなら言うでね,やりたいんならやりたいで,何度も言うとおり,はっきりときちんとした趣旨説明を国民に対して行う。
 そしてまた,法制度につきましても,政府の恣意的な運用ができないような,しっかりしたものを作らなきゃいけない。
 とくに,緊急事態,非常事態というのは,国民の基本的人権を制限するということに,ほとんどそうなります。
 ですから,基本的人権の確保と,その緊急性,非常事態性の兼ね合いがひじょうに難しくなって,一歩誤れば権力者による基本的人権の一方的な制限ということに利用されることになりますんでね。
 これはもう,単に謳い文句だけで数で押し切るということではなくて,本当に国民皆がわかるような議論を正面からやっていくべきものだと,私はそう思ってます。 

山本 太郎 代表
 憲法改正をするのに,いちばんハードル低いところから行こうぜってことで,環境権であったりこの国家緊急権に触れられたという話だと思うんですけれども,今,小沢代表が言われたことがすべてだと。
 それを恣意的に運用されるようになった状況のときに,非常に危険だと。恣意的な運用がされたとき困るだろうっていうよりも,この国に生きる多くの人々の見解としては,あの人たち,恣意的な運用するに決まってるだろうっていうところにきていると思うんですよ。
 災害が起こったときに,自分勝手な振る舞いをする人たちが増えたら困るよね,そのときにはさ,一時的に人権とか停止されたって制限されたってしょうがないでしょ,って,いかにももう皆さんがしょうがないよねって言いそうなことを入り口にやってくると思うんですが,実際今までに我が国で起こった災害などを振り返って見ても,外国の方々が感動してしまうくらい日本人は本当に,自分のことは置いといて他人(ひと)のことを思い遣るという人びとであると,はっきりしていると思うんですよね。わざわざそれを,人権を制御する,停止する必要はないと。
 ほかにも,衆議院が解散している場合どうするんだとか色んなこと言われますけれども,憲法54条2項で書かれているとおり参議院には緊急権というものがあって,それがあるからこそ緊急権が必要とされてなかった,憲法に書かれてなかったってことはもう明らかなわけで,これを付け加えさせる必要はないだろうと。
 本当に危険な状況にあると思います。その件に関してもやはり,国民の皆さんと一体となってその危険性をたくさんの人たちに知らせる必要があるんじゃないかと思います。

日本国憲法
第五四条
【衆議院の解散・特別会、参議院の緊急集会】
 衆議院が解散されたときは、解散の日から四十日以内に、衆議院議員の総選挙を行ひ、その選挙の日から三十日以内に、国会を召集しなければならない。
② 衆議院が解散されたときは、参議院は、同時に閉会となる。但し、内閣は、国に緊急の必要があるときは、参議院の緊急集会を求めることができる。
③ 前項但書(ただしがき)の緊急集会において採られた措置は、臨時のものであって、次の国会開会の後十日以内に、衆議院の同意がない場合には、その効力を失ふ。


玉城 デニー 幹事長
 では,先ほど挙手されたカメラの(を持った)方。

記者 <所属不明> ; 同じ質問です。

光文社FLASH ; 本年もよろしくお願いします。昨年末に,日韓のあいだで「慰安婦問題」について最終合意がなされました。3年半にもわたって首脳会談ができないような関係だった日韓関係ですが,これを機に改善に向かっていくというふうにご覧になっているか。
 

小沢 一郎 代表
 「慰安婦問題」について具体的な中身はこれからなんでしょうけれども,伝えられている見出ししかわかりませんので論評しようがないんですけれども,両方が解決に向けて1歩を踏み出すということ自体は別に咎め立てすることではありませんし,良いことだと思っております。
 ただ,単に基金を創るとか金銭的な面での手法だけでは,なかなか解決しない問題ではないかと。とくに韓国のほうが,基金創ればそれでいいやっつうんだったらば,それほど騒ぐ必要もないことでしてね。そこが,ちょっと僕にはわからないんですがね。
 今後本当に日韓両国が(信頼関係を築くことだ)。
 総理がお詫びもするとかしないとか,何とかちゅう報道もありましたよね。そういう,誠意を持った対応を日本政府がするということについて,韓国も評価すると。付随的にその基金も創るんだということならば,まあそれは良いことだと思いますけれども。最初のお互いの真摯な態度,その信頼関係,それがないとですね,意味のない金目の話だけのことになってしまっては,まったく意味無いと。お互いにね。僕はそういうふうに思ってますが,いずれにしろ少し前向きになったということについては,良いことだと思います。 

山本 太郎 代表
 小沢代表が言われたこととほとんど違わない状況だと思うんですけれども,少しでも前に進んだということに関しては良かったという感想を持ちますけれども,その中身に踏み込んでいくと,ていねいにやるべきなんじゃないかというふうな思いはうまれてきます。事実として認めたということも,もちろんそれは当然のことだと思うんですけれども,お金の問題もついてくると思うが,いちばん必要とされてることは,その被害者の方々の声を直接聞くという作業。その上で,お金の部分もうまれてくるという,ていねいな段取り,ていねいな手続きを踏むことがこの先のアジアの外交関係を考えたときに,本当は良いんじゃないかなと思う。まずは少しでも進んだということに関しては,良かったことだろうと。それに対して10億円出して慰安婦像を撤去することが条件というのはちょっと品がないと言いますか。せっかく少し進んだように見えたことも何か価値が無くなってしまうようなアプローチは残念だなあとは思います。 

フリー・ジャーナリスト田中 ; 明けましておめでとうございます。とかくの噂が絶えない不正選挙,選挙の開票作業における不正。
 私は前回の衆院選,とある開票所に行き,選挙管理委員会の職員,役場の職員に説明を求めたが,いかんせんブラック・ボックスがある。20~30年前までの開票は役場の職員が手作業で読んで,各候補者の票を100票ずつの束にしてそれを立会人が間違いなく見ていた。 今も一応立会人はいるが,機械が読み,集計して,中央選挙管理委員会に1回せき止めるが,ほぼスルーで行く。そうなるといくらでも細工できる。総務省の選挙関係の職員を呼んでその仕組みを質していただきたい。私が開票所で説明を求め写真を撮ろうとしたrら役場の職員は警察官まで連れてきて私を追い出そうとした。


小沢 一郎 代表
 ほおお。そうなの。今(投票用紙を候補者名の束にして)積み重ねないの?
 デッカイ机にね(投票箱からあけて)開票するでしょ。今もう,そうじゃないの?

フリー・ジャーナリスト田中 ;今はいきなり機械にブチ込むんです。(昔は)卓球台を何台も並べて,役場の職員が(投票用紙を)1枚1枚広げて(記載を)目で読んで,各候補者の網籠に入れていた。(今は)機械が読み,その数字が中央選挙管理委員会に行く。

小沢 一郎 代表
 ほおお。ああ,そうなの。はああ,俺,それ知らなかったね。一度見に行きます。 

フリー・ジャーナリスト田中 ; 不正が本当にあるとすると,いくら野党が頑張っても無駄になる。

小沢 一郎 代表
 まあ,そんなことはないだろうとは思うけれどね。

フリー・ジャーナリスト田中 ; 思いたいけれども,ブラックな部分があり過ぎます。

小沢 一郎 代表
 じゃあ,投票された用紙を全部機械に入れちゃうの? 全然調べないで?

フリー・ジャーナリスト田中 ; ボーンとそのまま入れる

小沢 一郎 代表
 そんで,ちゃんと勘定して,揃って出てくるの? はああ。機械で勘定すんの?

フリー・ジャーナリスト田中 ; 機械で「読む」。読んで,勘定する。コンピュタが名前まで読む。

小沢 一郎 代表
 きちんと(候補者名ごとに)重ねて出さなきゃダメでしょうが。

フリー・ジャーナリスト田中 ; 私に言わないでください。<会見場・笑>

小沢 一郎 代表
 きちんと重ねてやるんじゃないの? お札を勘定するみたいにやるんじゃないの?

フリー・ジャーナリスト田中 ; そうじゃないんです。違います。

小沢 一郎 代表
 デッカイ箱にそのまま入れちゃうの? 投票箱をひっくり返して?

フリー・ジャーナリスト田中 ; そういうことです

小沢 一郎 代表
 それをちゃんと(候補者名ごとに)整理できんの? そんな機械あるかね?

フリー・ジャーナリスト田中 ; 不思議でしたよ。本当にこれが人の名前を読むんですかって聞いたら,役場の職員は読むんですって言う。

小沢 一郎 代表
 そおお? ちょっと調べてみる。

フリー・ジャーナリスト田中 ; これは訴訟にもなった。もちろん負けたが。

小沢 一郎 代表
 勘定してから,立会人のところへ持ってくるわけ?

フリー・ジャーナリスト田中 ; 一応分けてある。

小沢 一郎 代表
 それは,調べりゃあいいんだ。本当は,立会人が調べりゃあ,いいんだ。

フリー・ジャーナリスト田中 ; そうです。今はもう昔みたいにやかましい人はいません。買収されてるのかどうかわかりませんが。

小沢 一郎 代表
 そんなことはないと思うねえ。手作業がメンドクサイからだろ。

フリー・ジャーナリスト田中 ; 一応,目の前には置いていたが。 

小沢 一郎 代表
 山に積むんじゃないの? 札の前にずうっと。

フリー・ジャーナリスト田中 ; 違います。今は,100とかいうレベルではない。

小沢 一郎 代表
 テレビ局なんかは,どうやってやるの? 勘定しないうちに当確だ何だって(報道する)。

フリー・ジャーナリスト田中 ; そういうところもまた不思議なんですよ。各社皆ほとんど同じ数字で。

小沢 一郎 代表
 昔は束を見て判断したでしょ。

フリー・ジャーナリスト田中 ; そうです。機械を通って,最終的に束となることはなるが,そのとおり行ってるかどうかわからない。

小沢 一郎 代表
 だから立会人がいるんだけどね。あとで調べてみます。

山本 太郎 代表
 全国街宣に行きますと,その不正選挙についての質問は必ず1か所につきお1人はいらっしゃる。皆さんが,どこが不正なのかに関して言われることは,けっこうバラバラで,情報をくださいということになっているんですけれども,いちばん最新のもので,バー・コードが改竄(かいざん)されているというものがありました。束ねられているものの上のバー・コードを読み取るようになっていて,そのバー・コードによって左右されてるんじゃないかというのがありました。これから小沢代表の調査に一緒に乗っかって。 

小沢 一郎 代表
 ある意味で,屑籠からバンと入れるって話でしょ。それが整理されて読みとられて,きちんとなるの?

フリー・ジャーナリスト田中 ; なるんです。

小沢 一郎 代表
 そんな機械あるかね?

フリー・ジャーナリスト田中 ; 全部束が分かれて出てくるんじゃないんです。候補者Aの束,候補者Bの束,候補者Cの束が,分かれて出てくるんじゃないです。出てくるときは,バラバラで出てくるが,そもそも機械が読む。

小沢 一郎 代表
 (機械に入れたときと)同じようにバラバラで出てくる?

フリー・ジャーナリスト田中 ; そうです。読む装置のところがブラック・ボックスなんです。

小沢 一郎 代表
 メーカーわかりゃあ。

フリー・ジャーナリスト田中 ; 全国的に,2つしかない。ムサシとあと1つのメーカーが独占している。

小沢 一郎 代表
 わかった。ちょっと調べりゃわかる。

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◇ 参考
生活の党と山本太郎となかまたち
http://www.seikatsu1.jp/
http://www.seikatsu1.jp/activity/videos/activityvideos20160104-html.html
「夏の選挙に向け国会論戦、野党共闘に力を合わせていく」小沢、山本両代表

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