生活の党と山本太郎となかまたち 定例代表会見 5月19日(1/2)

2015年5月19日(火)
定例記者会見 (1/2)
生活の党と山本太郎となかまたち


「参議院選挙まで1年・野党協力」
小沢 一郎 代表
✑ 維新の党 松野頼久・新代表は野党協力を従来から言っておられた。野党の選挙協力についてプラスに作用するだろう
✑ 統治機構の大改革というならば大阪の問題ではなく日本の行政,統治の機構を変えることであり,橋下氏に国政に参加すべきと話したことがある。しかし,彼は「国政に出る気はない」と言っていた。
今回も「負けたら辞める」「政界引退する」と演説でも会見でもあらゆるところで言っている。その決意は変わらないだろう

✑ 権力の濫用を平気で何とも思わない政権は,何をするか分からない。本当に野党が真剣に本気にならなければいけない


山本 太郎 代表
✑ 1番は,安倍政権に降りていただく。そして国民の生活が第一の政治が展開される勢力が政権を握る
✑ 小沢代表の主張してきた野党協力構想,例えば「オリーヴの木」を一刻も早く実現しないことには,現状を変えられない


「内閣法制局は政府に都合のいい解釈を言う機関」
小沢 一郎 代表
✑ 「法制局は法の番人」という誤った認識を変えなくてはならない
✑ 旧憲法以来,内閣法制局は,その都度,内閣の姿勢に応じて都合のいい解釈を言うのがその役割だ。政府と別個の第三者機関ではない
✑ 立法府の国政調査権をもっと強化しなくてはいけない


 <上記の赤い文字の部分は5月26日(火)11:55 に追記>
https://www.youtube.com/watch?v=KHdgiEpJM6Q
00:00~25:48/38:06 文字起こし(1/2)
読みやすくするため若干語順などを整えました


【 記者質疑 】

フリー・ジャーナリスト田中 ; 維新が波乱含み分裂含みで,来年夏参議院選挙があってダブルの様相もある。政界再編成,選挙の協力はどのような像を描いていらっしゃるかを,まず小沢代表に。


小沢 一郎 代表
 今,維新の党が大変な状況だちゅう話しでしたけれども,それは一番に掲げてた「大阪都構想」が否決され,橋下さんが政界引退するということですのでね,その点については,もう皆大変ショックだろうし残念だろうと思っていると思います。
 ただ,だからって言って維新の党が分裂するとか,いやどうするとかという類いのことではないと,僕は思います。この機会に...もう代表決まったのかな?

フリー・ジャーナリスト田中 ; 今,決まりました。

小沢 一郎 代表
 松野さんなの? (この機会に)松野(頼久)代表を中心として,雨降って地固まるちゅうこともありますんで,結束して党として体制を立て直すとういことに皆で向かうんじゃないでしょうか。
 ですから私共がお互いに野党の選挙協力ということについて,特段,今回のことがマイナスに作用するちゅうことは,僕はないと思います。

フリー・ジャーナリスト田中 ; 寧ろプラスになるんじゃないかと思うが。

小沢 一郎 代表
 もちろん,そうです。そう思います。

フリー・ジャーナリスト田中 ; どういう戦術・戦略を。

小沢 一郎 代表
 ああ。ですから,維新がまず新代表の下で党としてしっかりしてもらうことですね。まずはね,自ら(しっかりすること)。
 そして,松野さんは野党再編というと言葉がちょっとあれですけれども(≒最適ではないが)お互いに協力しなきゃあ,手を取り合ってやろうということを従来から話しをしておられた方ですからね。それは,その意味で非常にプラスだと思いますよ。

フリー・ジャーナリスト田中 ; 小沢代表としては,江田さん,橋下さんよりも松野さんのほうが遥かに気心通じますよね。

小沢 一郎 代表
 それは個人的には良く知ってますからね。ですから,彼の考え方も分かってますから,その意味では,話し合うのは気楽は気楽ですけれどもね。だからって別に橋下さんや江田さんが選挙協力やらその他やるのに難しいっていうことでは,私はありません。 

フリー・ジャーナリスト田中 ; 山本代表に,同じく選挙について。山本代表は国会議員になる前から,野党は結束しないと1つにならないと根こそぎにされると仰っていました

山本 太郎 代表
 はい。


フリー・ジャーナリスト田中 ; また選挙は,このまま行くと共産党以外,野党がなくなるような感じだが,どういったスタンス,戦術・戦略で選挙に臨まれるかを。参議院選挙までもう,1年となった。

山本 太郎 代表
 この発言をする前にこれからの進め方に関して,僕はまだこの世界に,妖怪の巣窟と言われている永田町に1年半しかいませんので,だから,この(野党)再編をどうしていくのか,その中でどのような立場でということに関してはやはり,小沢代表。この世界の重鎮として永くやられている方ですから,小沢代表とよく相談して,お考えもよくお聞きして,色々それは答えを出していかなきゃいけない。
 1年半しかいない。そしてその前の選挙期間の部分で政治に何となく参加し,という僕の意見としてですが,仰るとおり野党が1つにならなきゃあ,目的は達せられない。

 目的は,何なのか。2つあると思う。
 1番近いところでは,安倍政権に降りていただく。その先は何だと言うと,やはり,国民の生活が第一という政治が展開されていくような政治勢力が政権を握るということだと思う。
 その手前の,安倍政権,降りていただきますということを選挙で勝ち獲るためにはやはり野党が1つにと言うか,野党内での協力が絶対に必要だ。
 例えば参議院の1人区。恐らく30か31あった。そのうち野党側は2議席しか持ってないんですよね。
 どうしてそういう結果になるかと言うと,やはり一騎打ちになっていないから。一騎打ちになれば,野党側のほうが得票数が多い。
 これはもう常日頃から,小沢代表が言われていることですけれども。

 その1人区を,どう戦うのかということから,まず始めなきゃいけない部分はあると思う。そういう意味で,野党で協力は絶対に必要だろう。
 先ほど,維新の体制がこれから変わって,余計にやり易くなったんじゃないかというご意見はあると思うんですね。もちろん(野党が)1つになるということに対して,あの党はどうだ,この人はどうだと言う文句は色々出てくると思うんですけど。でもまず大前提として,自民党に政権から降りてもらうということを担保するためには,とにかくまず手を握らなきゃあ,このままずっと行っちゃうよという話しになると思う。
 

フリー・ジャーナリスト田中 ; 選挙協力,選挙協力と言い続けているが,何回も選挙をやられて,野党はまた同じ失敗をやるのでは。

小沢 一郎 代表
 うん,まあ何回か失敗すれば,失敗しないようにしようちゅう意識が働きますから。

フリー・ジャーナリスト田中 ; <笑>次もまたと思いますけれど。

小沢 一郎 代表
 いや,そうでもないと思いますよ。
 今言ったようにね,参議院では1人区は皆負けますし,衆議院では小選挙区勝てないし。比例で残るからいいって言ったって,比例をなくされちゃあ,お終いだから。単純総選挙区に直しちゃえば,皆負けちゃう。参議院だってそうですけどね。
 多数獲りゃあ,何でもできるわけですから。
 だからこういう,権力を濫用することを平気な,何とも思わない政権ちゅうのはね,何するか分かりませんからね。
 本当にそういう意味で,やっぱり野党がそろそろ真剣に本気にならないといけない。多分そうなっていくだろうと思いますよ。

山本 太郎 代表
 今仰ったとおりそうなっていかないと,もう終わっちゃうんですよね。チェック・メイト寸前まで来ていると思う。という状況の中で,チャンスはそう多くは残されていない。このままいくと本当に,普通選挙っていうのが,いつまで行われるか分からない状況が生まれてくるんじゃないかなと,自分自身の中では心配しています。
 現政権を引きずり下ろすための野党の協力は,非常に重要だと思うんですけれども,やはり,それぞれに考え方がある。
僕の中で,この状況に対してアイディアを出して下さると言うと失礼ですけれども,小沢さんは,もの凄く言ってらっしゃることはシンプルなんで。オリーヴの木という言い方であったりで,ご存知だと思うが,それを一刻も早く実現しないことには,現状を変えられない。
 現状を変えるために政治をやってないんであれば,ただの既得権だよなって思っちゃうんですよね


フリー・ジャーナリスト田中 ; 小沢代表は今「権力の濫用を平気な政権は,何をするか分からない」と仰ったが,現政権は憲法改正していないに係わらず,やっていることは「改憲」と一緒だ。
 民主主義社会を保障するはずの言論の自由も「特定秘密保護法」で,いつでも,これを封じられる。
 こういう危険性。このまま行くと,また次の選挙で野党はボロ負けして自民党だけになると,こういう記者会見は,もしかしてなくなるかも知れない。山本代表と私は,まず逮捕されるかも知れない。
<小沢代表と山本代表・笑>

THE PRESS JAPAN桜井 ; 今度の戦争法案「安保法案」の中で,内閣法制局が役割は果たしたのかを。法案は上程されてしまったので検証という形になるがお伺いしたい。

小沢 一郎 代表
 内閣法制局についてですね,これ野党や何か色んな人が「憲法の番人」「法律の番人」という言い方をしてるんですけれどね,これは,まったくの誤りなんですね。
 これは,旧憲法以来ずっと内閣に置かれてきたものですし,その役割は何かちゅうと,まったくの明治初期のときは別としてもですよ,それ以来変わらずに最大の役割は,政府のやることについて法律的な根拠を与え,それを合理的だ,正当だということを言うために,法制局ちゅうのはあるんです。 

 だから,内閣の法制局,政府の法制局ですから,まったく政府と別個の第三者機関じゃないんですから。政府の機関ですから。
 今言ったように,政府の施策をあたかも憲法はじめ法の趣旨に,あるいは民主主義の趣旨に,法治国家の趣旨に合致しているがごとく説明するのが,役割です。

 ですから今,法制局の見解,安保関連法案が問題になってますが,この9条に関してもあるいは自衛権の解釈にいたしましても,法制局の見解は,戦後何度も変わってます。
 その都度,内閣の姿勢に応じてそれに都合のいいような解釈を打ち立てていくというのが法制局ですから,それははっきりとメディアの皆さんも,その他の国民皆さんも,認識しないといけないですね。

 法制局がそんなこと言っていいのかなんてことを言うこと自体が,おかしいんです。法制局は政府のためにあるんですから。
 立法府としての判断にとって,憲法に適合しているか,民主主義の基本に反していないか,そういうことを決めるのは,立法府なんですね。
 ですから,立法府の法制局を強化すべきだ,立法府の国政調査権をもっと強化しなくちゃいけないというのが,私の持論でありまして,そういう意味で立法府自身が,自分で判断するそのための理論付け,そして根拠をきちんと勉強すると。
 そのための立法府における機能というものをもっと充実していかなくては本来の機能を果たせないと,私はそう思っております。
 ですから,内閣法制局に対する誤った見方は,ぜひ変えてほしいと思います。

THE PRESS JAPAN桜井 ; それについて中学,高校の教育現場で教えないという現実があるが。

小沢 一郎 代表
 法制局のことだけを取り上げては教えてないでしょうけれどもね。
 政府の機関として,行政機関としての法制局ということを,ちゃんと位置付けていればいいと思いますが。
 まあ何か,世の中の人がねえ,誰かねえ,野党の結構トップになったような代表的な人たちまでね「法制局は法の番人だ」なんてね,馬鹿げたことを言ってた人が過去にあったような気がいたします。
 そこはね,絶対違うんだ,と。あれは,政府の番人なんですよ。
 だからそこを誤解しないでもらいたいと,私は思います。

山本 太郎 代表
 今のお話しに補足することはとくにないかと思います。 

報知新聞 ; 山本代表に伺います。昨日16日「大阪都構想」の選挙で,代表を辞任した橋下さんとは色んなところでバトルではないが過去にやり取りがあったと思うが

山本 太郎 代表
 どうなんだろう?


報知新聞 ; スポーツ紙なので,そういう取り上げ方をさせていただいた。政界を引退すると(橋下氏)ご本人は言われた。その会見をご覧になったかどうか。辞めると言いながらまたやるんじゃないかという見方もあるが,どのように。

山本 太郎 代表
 過去にバトルしたことは一度もないと思うんですね。
 僕が,衆議院(総選挙)に2012年冬に出るときに,どこで出るかを判断したときに,やはりメディアに取り上げてもらわないと僕自身の主張,被曝に関することであったり,TPPに関することであったりが,世間に広まらないなと思った。強い野党を選ぼうと思って,橋下さんに「出ないんですか?」って「一騎打ちしましょうよ」みたいなことを,ツイッターか何かで言った覚えはあります。


報知新聞 ; 直接のバトルというわけではないが,言葉のやりとりで山本代表について橋下市長が言われていたこともあった

山本 太郎 代表
 何を言っていたか,僕は全然理解していないので,そのバトルってのはよく分からない


報知新聞 ; 失礼しました。

山本 太郎 代表
 引退なさるってことに関して 別に僕自身からコメントさし上げることはないです。ご本人の判断だから。 何よりも政治生命をお懸けになってやられていたことを,まあ既得権益と戦われているということで,僕自身は何の既得権益かよく分からないんですけれども。既得権益と戦うことを市民の皆さんは理解しして下さるだろうということだったが,結果はそうなってしまった。
 結果,60%を超えるような投票率ということですから,やはり政治参加ということを促したと言いますか大阪の皆さんに広めたということは凄く大きなことだったのかなとは思います。
 自分自身は,その大阪市の分割案に関してどのようなメリットがあるのかとかということは,賛成派,反対派の意見を聞いていても,どちらかと言うと反対派のほうに理があったかなとは思うんですけれども


東京スポーツ ; 小沢代表に伺います。維新の党では橋下徹市長に来年の参議院選挙にぜひ出てもらいたいという声も実際大阪のほうから聞くが,生活の党が維新と野党協力する上で,来年の参議院選挙の顔として橋下徹さんに再登板を願う気持ちはあるかを。

小沢 一郎 代表
 私は橋下さんの政治家としての,あの大衆を説得し惹き付ける,そういう能力を高く評価しておりましたので。
 あれは...2回前の選挙かな。統治機構の大改革ということであれば,大阪の問題じゃないんだ,と。
 全国,日本の行政,統治の機構を変えるちゅうことだから,それは国政に参加すべきだということを数回にわたって彼と議論し,話しをしたことがありました。
 
 しかし,彼は「自分は国政に出る気はない」ということだったので,まあ仕方なく今日(こんにち)にきたんですけれども,今回やはり「都構想」という旗印に政治生命を懸けて「自分はこれが負けたら辞める」と「政界引退する」ということを演説でも会見でもあらゆるところで言ってるわけですので,その意味においては,とくに維新の皆さんは何とかして国会へ出てもらいたいと大変思ってるでしょうけども,この決意は変わらないだろうと,私はそう思います。

光文社FLASH ; 両代表に伺います。大阪の住民投票について違う角度からの見方があると思う。1つは「大阪都構想」の先に道州制を見据えて橋下さんは動かれていたのではないかと。道州制についてのお考えを。もう1つは,きたるべき憲法改正に向けた国民投票のシミュレーションだったのではないかという見方もされているが。

小沢 一郎 代表
 「都構想」と道州制というのは,1つの線上にあるというふうには思いません。
 道州というのが,その自治体は一体どういう性格のものなのかちゅうことを誰も言わないんですね。道州制を一生懸命言う人も。
 いや,それ何? 今の地方自治法に言う自治体なの? と。あるいは,そうじゃなく特別の自治体作るの? と(問うても)そこ,誰も分かんないんだね。
 分かんないで喋ってる傾向が多かったように,今までの経験では思います。

 ですから,「道州制,道州制」と言うこと自体がちょっと中身がはっきりしないちゅうことと,それから「都構想」とは必ずしも1つの線上であるっていうことではないだろうと,そう思います。

 (憲法改正の国民投票のシミュレーション)ああ,それもねえ,こじつけみたいな話しで,国民投票やるっちゃあ,日本国民はね,そういう意味では利口だから。そんな説明しなくたって,投票のやり方とか。事務的な能力ちゅうのは日本人は非常に高いからね。自分で判断するつうのはなかなか,まだまだとは思いますけれども。その意味では別に予行演習しなくてもちゃんと,やるっていうことになればできるでしょうし。
 それも特別,関係付けて話しするのはどうかと思います。


山本 太郎 代表
 道州制に関しまして,小沢代表が言われたとおり,僕も国と統治機構の調査会に入っているんですけれども,専門家の方にお聞きしたりするんですが,何かこうスッキリしないと言うか。まあ元々の僕の容量の小ささという部分も手伝ってかも分かりませんが,あまり理解が進まない。で,そこに来られた先生に大阪市分割案に関して道州制に繋がってるのかとお話しを伺った。でも,一度大阪市を分割してしまって,また道州制という話しになると,もう1回それを変えなければいけなくなる。それが本当に効率的なのかどうかという専門家の方のご意見もありました。繋がっているのかについて,僕からハッキリとした答えをお渡しできないのは本当に申し訳ない。

 国民投票に繋がってるんじゃないか。これ,練習なんじゃないのってことに関して,でもこんな感覚で例えば憲法改正の国民投票なんてされたら,堪ったもんじゃないなという部分はある。
 何が何でも憲法の96条を変えさせちゃいけない。3分の2の要件を,絶対守らなければいけない。これが半分にされちゃあ,何かと投票しようぜということで,結局マスコミも乗っかった,色んなバイアスがかかった利益のあるほうに誘導されてしまう可能性があるなと。
 これがシミュレーションだったらどうかということは,ちょっと僕には理解できないんですけど。すいません。


< 続く >
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◇ 参考

生活の党と山本太郎となかまたち
http://www.seikatsu1.jp/

http://www.seikatsu1.jp/activity/videos/20150519.html
「雨降って地固まる。結束して体制を立て直しを」維新の党について、小沢代表
小沢一郎代表と山本太郎代表は5月19日、国会内で定例記者会見を行い、維新の党との選挙協力のあり方、橋下大阪市長の引退発言、住民投票、TPP、生活の新ポスターなどの質問に答えました。


維新の党(衆院40人、参院11人)
19日国会内で両院議員総会を開催。
江田憲司代表の後任の新代表 松野頼久幹事長(54)。
幹事長 柿沢未途(44)
政調会長 今井雅人(53)

この記事へのコメント

2019年06月09日 04:03
What?s up, just wanted to say, I loved this article. It was practical.
Keep on posting!

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