コマッタ“改憲”論を集めてみる/憲法改正と憲法第96条

【2】NHK 憲法記念日特集 2013年5月3日 (字幕なし)

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日本国憲法

 なんとも国民を愚弄した発言の数々ではあります。どの,発言? 下にまとめてメモしましたので,体調の良い方は見て下さい。わたくしは,ますますシンゾーの働きが悪くなりそうです。

 国民は,政治家に,「判断の機会を与えられ」たり憲法を「考えるチャンスを与えられ」たりする存在では、ありません。
 

  前にも書きましたが,昨年12月の衆議院選挙の結果できた政府=与党に,国民は,白紙委任しているのではありません。
 せっかくの子どもの日も,こんな発言に一々警鐘を鳴らして過ぎるのでは,たしかに「少子化」も加速するでしょう。



自民党・中谷元・憲法改正本部事務局長 発言
「国民にファイナル・アンサー(笑)ではないが,意思判断の機会を与える。」
「一度チャンスを与えて自覚させると同時に,憲法の中身を知るチャンスを与えるべきだ。 国民に早くチャンスを与える事が,主権国家としての憲法制定につながる。」


まだ元気のある方は,以下を見て...でも,具合がわるくなりませんように。

【 2 】
NHK 憲法記念日特集  2013年5月03日 09:20AM~11:35AM
生放送“憲法改正”を問う    憲法施行66年

http://4472752.at.webry.info/201305/article_6.html
「衆議院議員 畑 浩治 (こうじ) 生活の党/憲法改正 と 憲法第96条」

上記でメモした“改憲”についての各党の発言以外の同日の発言録。

自民党 中谷元・憲法改正本部事務局長
公明党 北側一雄・憲法調査会長
日本維新の会 浅田均・政務調査会長
みんなの党 江口克彦・最高顧問
新党改革 舛添要一代表
北岡伸一国際大学学長・「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」座長 

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09:20AM~10:00AM

NHK ; 今の憲法の“改正”の自民党としての実現可能性について。

自民党・中谷元憲法改正本部事務局長
 時代も変わり,20年前に冷戦が終わり,経済グローバル化で日本の財政はそうとう無理な状態だ。
 “国の設計図”=“運用を定めている憲法”を“改正”しないと将来“国”が危うくなる。一番の危惧は安全保障,我が国を巡る尖閣・竹島,今の憲法で“国の根本”を定めなければならない。
 1日も早く,自民党は“憲法改正”をお願いする。

NHK ; “憲法改正”についての各党の意見。

日本維新の会・浅田均・政務調査会長
 “憲法改正”は必要だ。統治機構を改革して行くために。中央集権・「官治」構造による政治を,地方分権に変えるために。このままでは日本が2流国になるから,決定出来る政治をするために

公明党・北側一雄・憲法調査会長
 戦後日本の平和・発展にたいして,今の憲法が果たした役割は大変大きなものがある。制定時に想定していない事柄もあるので“改正”すべく論議をする。  東西冷戦のイデオロギー闘争の中で,中身の議論をして来なかった。国民を巻き込んで議論をして行く時期になったのかなと思う。

みんなの党・江口克彦・最高顧問
 “憲法改正”には賛成。是が非でも,この時期に“憲法改正”を成し遂げなければならない
 憲法誕生のきっかけは,占領軍GHQから原案が出された。“最高法規”がこれでは屈辱的だ。60年も経っている。入れるべきものは沢山ある。 憲法は今,早急に“改正”すべきだ。

新党改革・舛添要一・代表
 内外情勢の変化。北朝鮮,ねじれ国会等の問題で,統治機構,憲法9条「安全保障」を“改正”するのが必要だ

(“改憲”を主張する学者)
政治学者・北岡伸一・国際大学学長・元国連代表部次席大使
  国民の基本ルールだから,国民が常に見直すのは当然。明治時代は自主憲法について議論された。今の憲法は,強烈なGHQの圧力の下でのものだ。その中心人物ケイビス大佐は,まだ日本は憲法変えていないのかと驚いてる。最も不便な所はどこかを議論すべきだ。何条をどう変えるかという議論が好ましい。

NHK ; 憲法96条・改正手続きの要件の緩和。ポイントは何か。

政治学者・北岡伸一・国際大学学長・元国連代表部次席大使
 3分の2を,2分の1に下げるのは望ましい。何が何でもやんなくちゃなんないとも思ってない。
 後の国民投票はそうとう高いハードルだ。発議して,国民の2分の1を取れなければ,もちろん内閣は総辞職。だから国民は充分意見を言う機会がある。政党は充分主張できる。
 もっと重要な事は,衆・参両院の関係。参議院の3分の2賛成が必要なのは議院内閣制としておかしい。衆議院優位は議院内閣制の本旨。憲法59条2項を変えるのが最も重要だ。
 衆議院は3分の2で,参議院は2分の1で改正を発議するという案もあり得る。

NHK ; 今回,自民党が「憲法96条・改正要件」の緩和から始めた理由は何か。

自民党・中谷元・憲法改正本部事務局長
 マスコミ調査だと6割が改正の必要があると答える。自民党は「憲法改正草案」を示している。実現したいが,なかなかそこまで行かない。2分の1に賛同する政党(日本維新の会。みんなの党も1/2賛成)ができたので,そこから実現する。

 国民にファイナル・アンサー(笑)ではないが,意思判断の機会を与える

NHK ; 公明党はどうするか注目されているが。96条改正に,賛成するのか,反対するのか。

公明党・北側一雄・憲法調査会長
 憲法の本質は,立憲主義に基づくものだ。
 権力から,国民の権利・自由を守る。これが,憲法の重要な本質だ。だから,最高法規と言われている。
 法規範には沢山のものがあるが,憲法に違反したら,法律は無効である。
だから,立憲主義。憲法は最高法規。これが憲法の大事な本質だ。
 3分の2に必ずしも拘らないが,過半数による議決をする,それは果たして,一般の法律といっしょだから,どうなんだろうと思う。
 やはり,硬性憲法の性格は,きちんと,維持をすべき。
 それから,先にこの96条改正をするのは,どうかと思う。NHK世論調査でも47%が「どちらともいえない」と回答する。これは96条は,所詮手続き論だからだ。内容について,こうしたいと言って,それとともに手続きを言うならいいが,国民から見ると極めて分かりにくい。 96条改正は中身と一緒に議論すべきだ。

NHK ; この公明党の意見については,どうか。

自民党・中谷元・憲法改正本部事務局長
 67年間,憲法改正が1度もなかった。
 むしろ国会が国民の憲法改正を邪魔してる。
 96条を国民に判断させ,我々は“改正”したい事が沢山ある。
 96条は国民の判断で“改正”させ,間口を広げる。


NHK ; 日本維新の会は,この“96条改正”には賛成か。

日本維新の会・浅田均・政務調査会長
 はい。賛成です。立憲主義という考え方は同じ。主権者である国民に憲法へのアクセスをしにくくしているのが96条だ。発議要件緩和して国民の意見を聞き易くする。憲法改正を容易にするために言ってる訳ではない。
 具体的項目では,59条2項,これを変える。これをセットで“96条の改正”をする。

NHK ; 橋下代表は“96条改正”に向け,「有識者による国民会議」を作れと言う。どういう狙いがあるか。

日本維新の会・浅田均・政務調査会長
 国民的議論を広げる。「(96条“改正”世論調査の)どちらともいえない47%」を,賛成に付いてもらえる様な説得力のある議論をするための会議だ。

みんなの党・江口克彦・最高顧問
 憲法9条について“改正”すべきである。(NHKに96条は?と聞かれ)ああ...96条は“改正”すべきだ。96条は国民の判断する機会を奪っている,邪魔をしている。国民をそもそも愚弄している。憲法を考えて貰えるように“改正”すべきだ。改正要件の高い壁で国民を遮断すべきでない。2分の1にすべき。

新党改革・舛添要一・代表
 最終的には国民が判断する訳だから,色んな案を提出しやすくするのに2分の1に緩和するのは賛成。 どういう憲法を作るかという時にある色んな“改正”の中の1つだ。
 これだけ突出してやってるようなプレゼンテーションの仕方が,政治的には賢くない。それが問題。
 環境権,知る権利,個人情報の保護権,犯罪被害者の権利(すべて今の憲法の下,法律制定することで,適正に処遇できること)などは全党が賛成できる事。これらを実現するために,2分の1にするとやれば,3分の2の要件を満たした中で,改正できる。与党は(戦略=国民のだまし方を)良く考えてみてください。

NHK ; 改正の要件3分の2は,重みがあるとの各党の意見には。

自民党・中谷元・憲法改正本部事務局長
 政局に塗れ67年間,一度も改正ができない。
 0増5減案も4~5年間できない。決められない政治。
 若者も,国民の大半も,憲法に関心が低く,内容も分かっていない。
 一度チャンスを与えて自覚させると同時に,憲法の中身を知るチャンスを与えるべきだ。
 国民に早くチャンスを与える事が,主権国家としての憲法制定につながる。




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◇ お断り
 ほぼ発言主旨となります。なお(カッコ)内は常識的に補足すべきと思い,つけくわえた。

 赤い字にしたところは,コマッタことだと思う部分で,決して目立たせたいわけではない。このような,やり方,考え方での政府与党に,憲法を変える資格はない。

NHK 憲法記念日特集  2013年5月03日 (字幕なし)
09:20AM~11:35AM
生放送“憲法改正”を問う   憲法施行66年

【 1 】 09:20AM~10:00AM / 09:20AM~ 11:35AM
衆議院議員 畑 浩治 (こうじ) 生活の党/憲法改正 と 憲法第96条
http://4472752.at.webry.info/201305/article_6.html

【 2 】 09:20AM~10:00AM / 09:20AM~ 11:35AM
コマッタ“改憲”論を集めてみる/憲法改正と憲法第96条
 http://4472752.at.webry.info/201305/article_8.html

【 3 】  10:00AM~10:35AM / 09:20AM~ 11:35AM 
生放送“憲法改正”を問う・各党見解(NHK字幕なし)
http://4472752.at.webry.info/201305/article_12.html

【 4 】 10:35AM~11:00AM / 09:20AM~11:35AM
現憲法・第9条2項は削除  “自民党草案”
http://4472752.at.webry.info/201305/article_15.html

【 5 】 11:00AM~11:25AM / 09:20~11:35
コマッタ“改憲”論者にある道徳観と国同士の契約である条約との混同
http://4472752.at.webry.info/201305/article_17.html

【 6 】 1125AM~11:35AM / 09:20 AM~11:35 AM
夏の参議院選挙に向けて(最終段)
http://4472752.at.webry.info/201305/article_19.html


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