吉本隆明 『 フランシス子へ 』/わたしって「女子ども」でよかった。

画像
上から
帯,カヴァー,本体
吉本隆明
『 フランシス子へ 』

講談社¥1,200+税¥60
2013年3月8日 第1刷

◇ 3月24日(日)14:15 追記 わたしって「女子ども」で良かった。 解題
 この本の後書きふうの,ハルノ宵子さん「鍵のない玄関」p.124の8行目からさいごのp.125の8行目までを,以下に引用します。 

♭ ♪ ♯ ♬ ♭ ♪ ♯ ♬ ♭ ♪ ♯

 「さて――二〇一二年十月、父に続いて母まで亡くした私の“番人”としての役割は終わった。私はこの家の物に、何ひとつとして執着もなければ、父の仕事の遺志を守ろうという殊勝な使命感もない。父母からもらったものなら、すべて心の中だけにある。今はただ、家猫・外猫の世話係としてここにいるだけだ。
 吉本ファン諸氏よ! 私はあなた方とはなんの関係もないのだ。

 私は訪れる方々に、これからも父の生前と変わらず対応していこうという気持ちと、父の蔵書も資料も原稿もろともすべて、ブルドーザーでぶっ潰して更地にしてやりたいという、“黒い誘惑”との間を振り子のように揺れている。
 しかしこの本の表紙の写真を見た時、ふっと振り子が停まった。「ああ......こんなきれいな家だったのか」と思った。築三十年以上のボロ家だが、少なくともあと十年くらいは“家守り”をしてみてもいいかな――と、思い直した。
 こんな美しい“女子どもの本”を作ってくださった、ライターの瀧晴巳さん、編集の長岡香織さんに、心よりの感謝を捧げる。」

♭ ♪ ♯ ♬ ♭ ♪ ♯ ♬ ♭ ♪ ♯


ここまで 3月24日(日)14:15 追記。 


 
 来週の再入院前に,できるだけ好き勝手な毎日を,と,あまぞんの在庫2冊のところで“すべり込みゲット”できましたね。 超ラッキー。
 この本を読んだ方は,なぜこんな写真をメモしようとしたかお分かりと思います。
 後書きふうの,ハルノ宵子さん「鍵のない玄関」
p.124~125 が実にさわやかです。
 読者の勝手な感想には辟易されるかも知れませんが,吉本隆明さんとハルノ宵子さん,似ていらっしゃるかなあ。
 あと,この,ほんとにきれいな家は,とってもうらやましい。

 桜が咲いています。去年は,ひとり花見で千鳥ヶ淵から桜田門,日比谷まで散歩したけれど,今年は自重中。近所でガマン。
画像

 



ひきこもれ?ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫)
大和書房
吉本 隆明

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ひきこもれ?ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル




真贋 (講談社文庫)
講談社
吉本 隆明

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 真贋 (講談社文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック