小沢一郎議員/Virtue is an old fashion word?

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youtube  オバマ氏が大統領に前回選出された時の演説についてのバリー・シュワルツBarry SchwartzのTEDでのスピーチ「知恵の喪失」1  http://www.youtube.com/watch?v=BFD0Ehp28EA&feature=related この中で,シュワルツ氏は,こう語った。Virtue is an old fashion word.

『 オバマ大統領は,ブッシュ前大統領のように「買い物に行きましょう」とか「われわれと我が国を信頼してほしい」「そして投資し続けよう!」とは言わなかった。オバマ大統領はそんな子供じみたことはやめようと,人間の美徳に訴えかけた。』

 美徳とは,そんなに古い言葉なのだろうか。
しかし,ほろんではいけない言葉もある。だから今一度,小沢一郎議員が「国民の生活が第一」党首であった2012年11月14日(水)の言葉を聞いてみよう。
(カッコ)の中は,説明。斜体は,画面上のテロップ。


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youtube  2012.11.14 党首討論  小沢一郎vs野田佳彦http://www.youtube.com/watch?v=VPlxtYv9gxg 


議長  次に国民の生活が第一代表・小沢一郎君。      (議場拍手)

小沢議員     (挙手。 椅子から立ち上がる。)
 国民の生活が第一の小沢一郎でございます。与えられた時間は10分間でございますので,できるだけ簡潔に申し上げたいと思います。
野田内閣になりましてから,大事な場面で「三党合意」というのが出て来る訳でありますが,今の議論を聞いていると,本当によく合意したなと思うくらいで(笑)ありますけれども,わたくしは,大きな与党と野党が意見交換してコンセンサスを得るということに反対なわけではありません。それは大いに結構なことだと思います。

  ただ,大きい政党がですね,合意したからと言ってですね,この合意をそのまま他の政党もついて来い,というようなやり方というのは,これは,国会運営,或いは法案審議についても,ちょっと親切な丁寧なやり方ではないと,そう思います。
  そういうような手法はですね,勿論,すべて正しく上手く行っている時はいいんですけれども,往々にしてその当事者=政党のエゴや或いは目先の利害でもって結論が導き出される場合が多い訳でありまして,特にですね,これ(=党首討論)が終わってから委員会で議論ちゅうことでありますが,特例公債法案につきまして,これを「三党合意」という事でありますけれども,この内容を見ますと,大概,誰が見てもですね,やはりこの内容につきましては,憲法上或いは財政法上の大きな問題点を孕んでいるんじゃないかと,いうふうに思うとおもいます。
  
 ですから,このような事を,仮に議会の大多数で「大きな政党が合意したんだから」と,その事実は事実として認めますけれども,やはりもっと,こういう大事な問題を含んだ事につきましては,もっと丁寧なですね,伝統的な,わたくしは時間が掛かっても議論をしていくべきではないだろうか,というふうに思います。


 ( 画面上 NHKニュース速報 野田首相 定数削減自民確約ならあさって衆院解散しても良い )


  この点につきましては,特に最近の「三党合意」と言う言葉の中で若干当面の必要性のみで議論されて,基本の事についての問題意識がなおざりにされているんじゃないだろうか,ということを心配しておりますので,この点はこの機会に総理に申し上げておきたいと思います。

  そこで,総理への質問ですけれども,今もマニフェストの話し出てましたが,政府与党でも次の総選挙へ向けてのマニフェストの作成と言いますか議論が進んでいるやに,聞いております。

  その中で3年前の政権交代の時のマニフェストについて,その関連でお伺いしたいんですけれども,新しいマニフェストを作るに当って,謝罪か釈明かなにかは知りませんけれども,前のマニフェストについての云々と言う事が報道されていると風の便りに聞いておりますけれども,この2009年のマニフェストを,国民に,我々は提示して,その中身の議論,内容については,いろいろな議論が勿論あるかも知れませんけれども,少なくても総選挙でそれを提示して,それを国民が受け入れて,そして政権を民主党に付託したわけであります。

  ですから,野田さんが今総理の座におられるの (=理由)も,3年前の総選挙でありますし,ある意味でそのマニフェストを国民が信頼し,期待を寄せた結果であろうと,わたくしは思っております。
 そういう中でですね,マニフェストの一番の前提として大事な要件は,わたくしは官僚主導の中央集権から政治主導の,そして地方分権と言いますか地域主権という,国の行政・社会の仕組みを根本から変えるという事が最大の前提になったのではないかというふうに思っております。

  そこでですね,野田総理に対しまして,その09年の政権交代の時のマニフェスト,内容がいけなかったと言う事で議論されているのか,或いは内容は良かったけれど実際上出来なかったと言う事なのか,或いはその両方なのか。

 特に,今の,わたくしが申し上げました,国の仕組みを,統治の機構を,行政の機構を根本的に変える,官僚主導から政治主導によってそれを実現するとという事は,非常に大事な,当時のマニフェストの前提・根幹をなすものだと思っておりますが,この点につきましては,野田総理はどのようにお考えですか。お聞かせ下さい。

議長  内閣総理大臣,野田佳彦君。

野田議員  (挙手。椅子から立ち上がる)
  あの,09年のマニフェストは,正に当時の小沢幹事長主導の元で作られたマニフェストで御座いました。ま,そこに書かれている事で例えば「コンクリートから人へ」であるとか,今ご指摘があった「統治機構の抜本的な見直し」であるとか「地域主権改革」であるとか,あの,考えてきた理念と言うものについては,私は正しい方向だったという風に思っております。但し先般も,あのお,検証会等やりながら国民の皆様との意見交換をさして頂きましたけれども財源確保,この財政の見通しについては甘い所があったと言う所は率直に認めなければいけないと言う所であります。
 その上で財源を確保しながら例えば高校授業料の無償化であるとか或いは農家の個別所得補償など着実に実施をして,成果を生んでいるものがありますが,それは,小沢幹事長時代に(平成)22年度予算編成の時に御決断頂いたように,暫定税率は廃止と言う事は約束はしていなかったけれど出来なかった部分も出て参りました。と言う事をやっぱり事実として申し上げながら,今国民の皆様に御説明をさせて頂いている所で御座います。
 で,御指摘を頂いた統治機構に係る部分で特に地域主権,地方を大事にして行くと言う考え方に於いては政権交代以降,地方交付税は間違いなく増やし続けて参りました。義務付け,枠付けと言う制度の見直しもやって参りました。一括交付金も進めて参りました。とうとう,コツコツ,着々でありますけれども,地域主権改革と言うのはこれは私は,いい方向に向かって来てるし,政権交代があったればこそ実現しつつある,そういう課題だと思います。で,国の統治機構の中にはまさに官主導ではなく,政治主導と言う部分があるかと思います。
 この政治主導の解釈は色々あるかも知れませんが例えば政治主導を推進するための,もっと政府の中に政治家が入るための法律等々,この辺がまだ未整備の課題等々があることは事実でありますけれども,今の地域主権改革を含めて着実に一定の前進はしていると思っております。       (議場拍手)

議長  小沢一郎君。

小沢議員  今,基本的な考え方については,総理も賛成だというお話しでした。
 具体的にですね,じゃあこれを実行するにはどうしたら良いかちゅうことなんですね。

 その中で,もう時間がありませんから端折って言いますけれども,一括交付金の話しが,総理の口から出ました。一括交付金ちゅうのは,あの時のマニフェストにも出ていた考え方ですが,現実に,一括交付金ちゅうのは,総理も,もう一度調べてもらいたいと思うんですけれども,実際上は,いわゆる自由に使える,地方が自由に使えるお金じゃあないんですね。

 一括交付金ちゅう,名前だけはしておりますけれども,実際は今までと同様,それ以上にですね,非常に面倒臭い二重のチェックがあったり,或いは書類の量も非常に多くなってます。

 ですから,そこはね,自治体の長に聞けば分かる事でありまして,これでは何ら補助金と変わらないし,前の補助金以上に非常に煩雑になって,面倒臭くなってる,というのが実際の姿です。

 どうかそういう意味において,形式・名前ばかりではなくしてですね,ほんとうに地域主権に向けた国の統治機構・行政機構を変える,というのが総理も賛成だと言うことであれば,もし来年度予算を編成する機会がもし総理にありましたならば,もう一歩前進して,ほんとうの我々の理想に向かって頑張って頂きたいと思います。
 時間ですので終わります。ありがとうございました。     (議場拍手)

議長  これにて小沢君の発言は終了いたしました。    (議場全員退場)

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