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zoom RSS 復興住宅から高齢者を追い出す国家,最低だろ

<<   作成日時 : 2018/01/18 04:11   >>

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❏ 1月15日(月) 晴れ。16日(火)晴れ。朝とても寒い,風邪ひいた。
 H.G.ウェルズ『 解放された世界 』浜野 輝 訳 (岩波文庫)
 訳者による あとがき「 ウェルズと日本国憲法 」を,久しぶりに読みかえす。巻末には,「人権宣言」と「サンキー権利宣言」とが,付録として所収されている。
 以下 引用。

 
" 戦争と国家から解放された世界 " こそ、まさにウェルズが生涯追い求めた " 新世界秩序 " 、すなわち世界ルネッサンスであった

かつてウェルズがド・ゴールをフランスのヒトラーとして痛烈に批判した『冒険家の一標本』 (一九三四)の一節をここに引用しよう。
 「 われわれはふたつの偉大な革命、すなわち人類に自由・平等・博愛をもたらした大フランス革命と、人類大衆の経済的奴隷化を廃止すべきひとつの土台の上に社会を再組織しようとするさらに強力なロシア革命とが生んだ成果を保存しようとして闘う。 これらの偉大な突撃は両方とも、その起源をイギリスとアメリカで起きたより古い革命的な突撃と跡づけることができよう。 しかし、そのいずれの実験にも弱点があった。 だから、これらの偉大な隆起によって獲得されたすべてを守ることは、正直な人びとの明らかな仕事であろう。 われわれは今やいたるところで、人びとがこういうことを繰り返して言っているのを聞く。“競争的な主権国家や帝国の時代は過ぎ去った”、 また“ナチスやファシストは再生した世界にとって最後の絶望的な敵である” と。 イギリス当局はこれと同じことを言おうとするのか 」

 ウェルズはイギリスとアメリカにその起源を有するこの不完全な二つの革命を、フランス人とロシア人によって捨てられたその場所から拾い上げ、それを拡充 ・ 強化して世界再建計画ということで再出発させようと意図したのである。 だから新世界秩序は今日もっとも深刻な人権侵害といえる戦争、暴力、失業、貧困をもたらす伝統的な主権国家政府と、あくなき利潤を追求する企業 ・ 金融組織、とりわけ兵器産業とをこの地上からすべて追放しようとした。 ルーズヴェルト大統領も四つの自由を力強く宣言して、ウェルズの世界再建計画、すなわち、“ 世界恒久平和を実現するための新世界秩序の革命路線 ” を進む決意を披瀝(ひれき)した。

基本的人権を「署名され、文書にされ、そして輪郭のはっきりした明確な」憲法として獲得したのは、戦勝国イギリスの国民大衆ではなくて、未開野蛮な天皇制ファシズムのために闘って敗れた日本の国民大衆であった。
 
❏ 17日(水)曇り,午後から雨。
 阪神大震災から23年。
 
 政府は国民を" 守る" ためだと,木偶坊の大型兵器を買う。
 ところが,故郷に帰れない被災した人びとには「自立しろ」,やっとの思いで暮らしのたずきを維持してきた高齢者にはその住まいから「出て行け」。
 この冬の氷雨より冷たい仕打ち。
 最低だろ。

 東京キー局のテレビニュースや大新聞では,これを重要な問題として扱っているのか。


中日新聞
高齢者 「転居もう無理」 阪神大震災 23年、復興住宅明け渡し要求

http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2018011702000067.html

◆ 追記 1月18日 21:21
 H.G.ウェルズ 浜野 輝訳  『解放された世界 』
 1997年8月19日 第1刷
 この岩波文庫は手に入りにくくなっているようなので,引用部分を追加しました。

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