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zoom RSS 安倍政権「この道」つまり軍事大国まっしぐらに対決できない民進党

<<   作成日時 : 2016/09/13 18:33   >>

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1) 小沢一郎の国家ヴィジョン
 小沢一郎の構想する政権交代とは,ウエストミンスター型議会政治の実現だという。
(※1)
 「 オリーブの木 」 構想による政権交代のヴィジョンに見られたこと,それは,たんに二大政党制を実現することを凌駕するイメージも持っているのではないか。
 ワシントン・ポスト極東総支局長(1990〜1995年)だった Tom Roy REID トム・リード記者が 小沢一郎を 「 信頼できる人 」 と評しつつも,『 日本改造計画 』 は批判し「 新しいアイディアが出てこない米国型二大政党制は好きじゃない
 また,リード記者の見る日本は 「 経済大国になりながら平和主義を貫いていることは、歴史的にも非常に例外。」
(※2)

 小沢一郎は,この困難な途を視野に入れての国家ヴィジョンをも,いまや構想しつつあるのではないかと,私は考える。(※3)

2) 民進党の人気が出ない2つのこと
 民進党の人気が出ないことで,2点のことを挙げてみる。
 まず,上記の困難な途を視野に入れての国家ヴィジョンを 「 よしあしは別として 」 確固として言わないこと。
 たとえば前原誠司・元外務大臣は,憲法9条と自衛隊の位置づけをめぐっての構想はある。ところが,「 将来の日本を構想する憲法論議を進めていく 」 といいつつ,その基礎となるいわば確固とした「 将来の国家像 」 がどういうものなのかが,ボンヤリとしていて見えはしない。
 次に,「 新しいアイディアが出てこない米国型二大政党制 」 をただ実現すればいいかの発言に見られるように,想像力が欠如していること。

 民進党の国民的人気が出ないことは,こうした曖昧さが見透かされているからだ。

2) 野党共闘または「オリーブの木」が示した展望と政権交代
 都知事選での「 野党共闘 」の失敗とは,鳥越候補個別の考え方や表現力の拙さなどを措くとすれば,共闘することでの展望を示せなかったことじゃなかっただろうか。
 そこで,野党共闘は失敗したから民進党は民進党としてガンバルんだといっても,そんなことで自公に勝てるわけがない。
 「自民VS小池都知事 」とする〈政局通〉の意見もあるようだが,そんなことでは,日本は変われない。

 リード記者 「 歴史的に見ても、女性参政権や奴隷解放といった画期的なアイデアは、第三政党以下の小さな党から出ている。本当に社会が変わるためには、いろんな政党が必要

 なによりもまず政権交代することは第一歩だとしても,4党が共闘することまたは「オリーブの木」の実現とは,わかりやすい言葉では多様性のある政党の実現ともいえるだろう。
 そこでは,民主主義の基本ともいえる 〈 少数の声 〉 を内包した強固な野党の像を示す可能性は大きくなる。
 こうした深い懐を示すことができるとき,民進党にも期待が集まるかもしれない。

3) 小沢一郎『与党議員の「政府がやっているから仕方がない」と言うウソは絶対見破っていただきたい』


小沢一郎
 憲法の基本の原則は守っていくべきだ。集団的自衛権であれ,個別的自衛権であれ,簡単に言うと正当防衛の権利。日本国憲法は,我々日本が攻撃されたときにのみ正当防衛として反撃する。ところが,安倍さんは,直接攻撃を受けていなくても,直接日本と関係のない紛争や戦争に自衛隊を派遣して,アメリカやその他の国と一緒に戦うことができるという法律を,数の力で無理矢理に作っちゃった。これはまさに歴史の過ちを繰り返すことであります
(※3)

4) 軍事大国化する「 普通の国 」
 1994年にトム・リード記者が,東京新聞のインタヴュに答えた記事を,吉本隆明が 『 超資本主義 』 の中で扱っている。
 当時,小沢一郎の 『 日本改造計画 』 を読んで 「 普通の国 」 になる必要はないと批判している。
 アメリカでベストセラーとなった英国の歴史家ポール・マイケル・ケネディ 『 大国の興亡 』を引いて,「 普通の国 」とは 「 繁栄を成し遂げた国家はその繁栄を守ろうとして軍事大国化していく 」 といい,日本の特殊性をむしろよろこぶべきとする知見を語っている部分だ。(※2)

5)シリア,南スーダンの戦争と軍事大国まっしぐらの安倍政権「 この道 」
 現在の日本では,安倍総理の 「 この道 」 とはつまり軍事大国まっしぐらの道であるのはいうまでもないはずだ。
 けれど,軍事にまつわる「 普通の国 」を,安倍総理も安倍政権も明確に言及しているわけではない。
 いわく 「 秘密保護 」 いわく 「 安全保障 」 いわく 「 テロ等組織犯罪 」 いわく 「 緊急事態 」。 他には 「 働き方改革 」「 女性の活躍 」などなど数え上げれば限がないが,うっかりやり過ごすことを意図した姑息なネーミングで塗り固められ,今も 「 この道 」 まっしぐらだ。
 これに危機感をいう大マスコミは,ない。
 「 超大国 」に怯える北朝鮮のように振る舞えない日本は自国防衛という言い訳の下,アメリカの軍隊をいわば無条件に受け入れ,PKO法の拡大解釈について説明もなく南スーダンに自衛隊を派遣している。
 だから安倍総理の「 この道 」 とは,実に「 軍事大国としての日本 」 以外,どう説明できるか。できはしない。
 さて,では,民進党はそれに対決できるのかね。


(※1)
http://www.seikatsu1.jp/
生活の党と山本太郎となかまたち
http://www.seikatsu1.jp/wp-content/uploads/20160901.pdf
生活の党 機関紙 第38号 2016.9

(※2)
吉本 隆明 『 超資本主義 』
徳間文庫 1998年 1月15日
第二章 政治の病理 p.81 〜 208
豹変の構造 p.142 〜 156

p.155 9行目 〜 p.166
――新政党の小沢一郎代表幹事は。
「ぼく、彼のファンです。何度か会って話をしましたが、信頼できる人ですね。小沢さんに質問すると、きちんとした答えが返ってくる。ほかの政治家は『難しい質問で』とか『よくわからない』ばかり」
――小沢理論は。
「著書の『日本改造計画』を読んだ限りでは、あまり賛成できません。でも、よしあしは別にして、アイディアやビジョンを持っている政治家は好きです。日本でも米国でも、最近はビジョンのない政治家が多いですから」
――日本は、小沢さんの目指す二大政党制になる?
「なったら良くないし、ならないだろうと思う。ボクは二大政党制が好きじゃない。米国型の二大政党制では新しいアイデアが出てこないんです。歴史的に見ても、女性参政権や奴隷解放といった画期的なアイデアは、第三政党以下の小さな党から出ている。本当に社会が変わるためには、いろんな政党が必要です」
――小沢さんの「普通の国」論は。
「ボク、日本は『普通の国』じゃないと思う。『大国の興亡』の著者ポール・ケネディは『繁栄した国はそれを守るために軍事大国になる』と書いているが、日本はそのパターンに当てはまらない。経済大国になりながら平和主義を貫いていることは、歴史的にも非常に例外。日本が『普通の国』になってしまったら、ボクがっかりです」
 聞き手・小畑耕一、成田陽子「連立時代考」より。(「東京新聞」94・7・7)

(※3)
2016・6・22 小沢 一郎 代表 街頭演説  久慈
https://www.youtube.com/watch?v=bzeQl8jb1XM

http://4472752.at.webry.info/201606/article_25.html
小沢一郎『 与党議員の「政府がやっているから仕方がない」と言うウソは絶対見破っていただきたい 』
2016/06/24 23:27

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