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zoom RSS 安倍再改造内閣は極右大活躍でも,世論は自民総裁任期延長に反対

<<   作成日時 : 2016/08/04 23:57   >>

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§ 自民総裁任期延長に反対が52%
 「一億総活躍」するどころか,極右大活躍の今日この頃でございます。
 さて,共同通信の世論調査では,自民総裁任期延長に反対が52%だということで,世論のほうがよほどにバランス感覚がありますね。
 報道ではほぼ第3次安倍再改造内閣と表記されていますが,官邸のウェブサイトには「第3次安倍第2次改造内閣」と,3次だの2次だのゴチャゴチャ感あふれています。
 今回の組閣は,単に安倍総理が「壊憲」のアクセルを強く踏み込むことにしか興味がない,いかにも,なものでしょう。19人の閣僚のうち女性は数字だけで言えば15.8%で,高市早苗・総務相,稲田朋美・防衛相,丸川珠代・東京オリ&パラ担当相の3人。これら女性閣僚たちがまた極め付きの極右です。こうも振り切れると,経済政策はおろそかになることでしょうしねえ。
 「カイケンを早く見たいもんだ」とうそぶく友人がいます。「改憲」じゃなくて,安倍総理の辞任会見を早く見たいもんだ,と。

§§ 極右なだけじゃない,「女の敵は女」と言い放った小池・新都知事
 いまだ「性別」による社会的不平等が,暗黙または公然の序列として「世間」に受け入れられていることが多いのですが,たとえば男女同数制度を都議会から実現するなど,それほど難しい課題ではないはずです。
 私自身は女性の視点だけがとくに重要だとは思っていませんが,「女のほんとうの敵は女ですからね」 「女は男の3倍働かなければ仕事を認められない」 などと平気で言い放った小池知事です。
 初の女性都知事で「女性活躍」をやや印象づけようとするかと思いきや,もともと,いわゆる「女性性」には何ら行き届くわけがない考えをお持ちでございます。選挙戦では「自民党と対決色」を打ち出し,まんまと浮動票をかっさらったことはゴリッパ。しかも,すぐさま極右をさらけだしても,大マスコミは静かなものですね。

 ようは“オヤジっぷり”溢れた極右・新都知事に「都政の透明化」「オリ・パラの成功」など公約されても,いささかも私たちの暮らしが上向くとは考えられません。積極的に投票されたのかどうか,暮らし向きを忘れて雰囲気に酔ってはいなかったのでしょうか。もっとも,他候補にパンチがなかったことも事実ですが。

§§§ 新しい「奴隷制度」を生きる私は,〈知識〉の怠慢を問う
 「〈知識〉の怠慢」これは,8月1日付 「マスコミ力全開で極右都知事誕生」で,少しメモした吉本隆明 『 講演集 語りの海 3 新版・言葉という思想 』 にあるタカアキーワードです。
(※1)

 インテリゲンチャは〈知識)については、無際限に拡大する能力と想像力を行使する自由をもっています。その自由は無限大まで拡大しなければならないということを、インテリゲンチャは絶えず問われている
 可能な最大限のことを感じたり、かんがえたりできなかったとすれば、そこで〈知識〉の怠慢ということが問われる
 同時代の人間が感じている自由の範囲というものがあるとすれば、その範囲よりもはるかに多くの自由の範囲を感じ、かんがえなければならないことが、〈知識〉にとって第一義的なことです


 常に問われるべきは,〈知識〉〈知識人〉〈知性〉の怠慢であり,知識人,知性ある方々が,あいかわらず人びとを啓蒙するのが自分の仕事だという能天気から,まだ抜け出せていないことが「無・知」をはびこらせている大きな要因ではないでしょうか。
 たとえば,ちょっとブームになったトマ・ピケティでしたが,私は何か大きなものが不足しているという違和を感じ続けてはいました。
 税制だけで社会的平等が獲得できるわけはありませんし,不平等の是正のために「グローバル課税」とか,いささか私は苛立っていましたが,けっきょく社会のせいぜい1割ていどの人びとにしか有効でない処方箋のようなものを提出しても,「すべてが“貨幣的”不平等のなかに収斂されてしまう」というフレデリック・ロルドンの論評
(※2)も翻訳されています。
 F・ロルドンはまた,T・ピケティの論考では経済の歴史的本質また資本の歴史的意味が欠如していることを見抜いています。


(※1)
吉本 隆明
『 講演集 語りの海 3 新版・言葉という思想 』

1995年5月18日 中公文庫

http://4472752.at.webry.info/201608/article_1.html
2016/08/01 03:32
マスコミ力全開で極右都知事誕生


(※2)
ピケティでもって21世紀の資本は安泰だ
フレデリック・ロルドン
 Frédéric Lordon
[*フランスの経済学者。邦訳書に杉村昌昭訳
『なぜ私たちは、喜んで“資本主義の奴隷”になるのか?』(作品社)がある]
訳 : 杉村 昌昭
http://www.diplo.jp/articles15/1504piketty.html

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(※1)補足

吉本 隆明
『 講演集 語りの海 3 新版・言葉という思想 』

1995年5月18日

シモーヌ・ヴェーユの意味

p.153 2〜4行目
 もし人間に、ある場所で、ある事がらについて、最大限にある体験を感じなければならない範囲があるとします。しかし労働者はそれを全部感じているかというと、そうじゃない現実の制約をもっているということがあります。<中略>

p.153 13行目 〜 p.154 12行目
もし〈知識〉という富が備わっていたら、労働者が制約された条件の下で、これだけの少量しか感じられないはずなのに、その時代の感受すべき最大限のことを感ずるというようになることができます。またインテリゲンチャは〈知識)については、無際限に拡大する能力と想像力を行使する自由をもっています。その自由は無限大まで拡大しなければならないということを、インテリゲンチャは絶えず問われているということができます。〈知識〉を所有するということが問われているのは、これだけの制約でしか事物を感じられない抑圧された者が、現実社会にはいるのだと、ということを知るべきだということではありません。それは〈知識〉にとっては第二義的なことなんです。〈知識〉にとってもっとも重要なことは、現在にあってかんがえられるかぎり無限大に感じ、無限大に想像力を働かせ、無限大にかんがえるという義務をもっていることです。労働者大衆は、いろいろな社会的、経済的、知識的な制約のために、これだけの少量しか感じられないので可哀そうなんだというように同情するなんてことはどうでもいいのです。しかし、可能な最大限のことを感じたり、かんがえたりできなかったとすれば、そこで〈知識〉の怠慢ということが問われるのです。だから同時代の人間が感じている自由の範囲というものがあるとすれば、その範囲よりもはるかに多くの自由の範囲を感じ、かんがえなければならないことが、〈知識〉にとって第一義的なことです。
 その観点からいきますと、ヴェーユの志向したものは失当のような気がします。

p.155 12行目途中 〜 p.156 6行目途中
 時代が最大限に獲得させた〈知識〉、あるいは感受性は、それが退廃的にみえようと何であろうと、いったん獲得された人間の精神の範囲は逆に戻ることはありえないのです。〈知識〉は、科学技術よりもある意味でもっと確かなものです。科学技術というのは、人間が統御すれば、わざとシンプルな機械を使ったりすることができます。そういう社会をつくることもできます。しかし〈知識〉だけは、人類が長いあいだかかって獲得したその範囲をせばめることはできません。すでに人類が獲得してしまった〈知識〉は、それがどんな否定的なものであっても、乗り超えるためには、これに対立する〈知識〉をもってきてもだめだということです。それよりも大きな自由、より大きな感受性、想像力、思考力でもって既成の〈知識〉を包括し、拡大する以外にこれを無視し、否定し、克服する方法はないのです。このところがたいへん重要です。

◇ 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016080401001591.html
自民総裁任期延長に反対52% 内閣支持率は横ばい
2016年8月4日20時13分
 共同通信社が第3次安倍再改造内閣の発足を受け、3、4両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、2018年9月までとなっている安倍晋三首相の自民党総裁任期の延長について「しない方がいい」が52・5%で、「した方がいい」の37・8%を上回った。内閣支持率は52・9%で、前回(7月11、12両日実施)の53・0%から横ばい。不支持率は30・9%で、前回34・7%から3・8ポイント下がった。
 自民党の二階俊博幹事長は総裁任期延長を容認し、年内の決着を目指しているが、必ずしも肯定的に捉えられていないことが浮かび上がった。 (共同)

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