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zoom RSS NEWS23 キャスターとアナウンサーがヒドイもんだ

<<   作成日時 : 2016/02/02 18:17   >>

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§ 米アイオワ州・共和党候補者指名でトランプ氏の敗北
 けっきょく,アメリカ共和党はそこまで「キレテないですよ」ってことなのだろうね。
 「キレてる」ことでなら,世界で1〜2をあらそうのが安倍政権だろうかな。

<追記 23:35> と思ったら,共和党指名は,より以上に「キレてる」 テッド・クルーズ上院議員だったという。
 不満を募らせる層を牽引した保守強硬派とは,没落する“自由”の国アメリカの病む姿そのものに見える。
 E.トッドの言い方を借りるなら 『 社会の中間層,中核をなす人びとの「自分さえ良ければいい」というエゴイズム,自己満足の強いナルシズム 』 に支えられた,正当な理由のない「テロとの戦い」で,世界を平和に導くのではなく,破壊し続ける 「強いアメリカ」 の象徴でもあるだろう。<追記ここまで>

§§ NEWS23でE.トッド氏のインタヴュ
 昨日2月1日にTBSのNEWS23で,E. トッド氏のインタヴュが放送されていたようだ。私はオンエアは見ていない。ウェブで公開中のものを見た。
 E. トッド氏は日本を研究しているわけではないから当然のこととしてEUについて語るにしろ,TBS報道の構成では,不平等も,テロも,出口のない不況感も,ましてや難民問題もぜーんぶヨーロッパでの出来事で,完全に他人事なんだな。なにしろヨーロッパやフランスなら不平等の問題だが,そこに日本がはさまってくると,がぜん,経済的な「格差」の問題だと使い分けたがっているし,世界のテロをあいかわらず「宗教戦争」として “お見せ”したいマスコミ臭も芬々としている。画面に出ていた岸井キャスターと久保田アナウンサーの2人とも,そう思ってニュース番組をやっているのだとしたら,かなりアホだろ。そして彼らのイカサマなまとめ方には悪意のある世論操作を感じたのは私だけなのかな。
 E. トッド氏の発言部分だけ字幕付きにしてあると,この2人のお寒いコメントもどきがバレないとでも思ってるんだろうか。
 こういう番組を見た視聴者の多くは,けっきょくほとんど問題意識を持たずに済むんだろうなあ。
 とりわけ,最後に久保田アナウンサーが日本の「秩序が乱れ始めている中で」と平気で言っていたのは,救いがたい。岸井キャスターはそれに「まったくそうですね」と応答する始末だったし,挙げ句「移り変わる世界を見ていく」それだけ? いい加減なコメントして答えて,報道してるフリするのが,テレビ・ジャーナリストの役目なのかい。情けない。たとえば少年犯罪発生率の激減などを見るだけでわかるように日本人は30年前とくらべても,そうとう秩序立った社会を生きている。
 震災の被災者対策など中途半端なままでの安倍政権・政府与党や,「口利き」疑惑のある甘利・前大臣,TPP反対と言って当選した石原・新大臣という無法に限りなく近いものが跋扈していることを無秩序と言いたいわけでもなさそうだし。


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画像

 2016/01/23浅草通り。田原町駅から上野駅方面。やや広めの歩道が,車道側が自転車道,建物側が歩道として整備されて標識がついた。でも歩道は駐輪する自転車がいっぱいで,なんだかなあ。
 以下,動画を見るのがオックウなら,文字だけの。どーぞ。by レイナ


NEWS23 仏学者 E・E. トッドが予言!世界と日本の未来は!―16.02.01
http://www.ani88.com/video/55929/#.Vq_zSiI8c6A.twitter
13:48〜24:18/58:56

E. トッド
 テロは中東から,先進国の外から来ていると考えられがちだが,第一に重要なことは,テロの問題は先進国の内部から生まれていると理解することだ。
 I S は危険で警戒すべきだが,むしろ先進国の社会がうまく機能していない。その国内の問題について分析する必要がある。

岸井キャスター フランス人の多くが表現の自由,言論の自由という理念の大切さを訴えて「我々はシャルリと一緒にある」と言っているわけですよね。

E. トッド
 大規模なデモは社会的に重要な出来事だったが,ウソがある。「フランスの理念である自由,表現の自由を守る」と訴えていたが,シャルリ・エブド事件で,フランスの表現の自由は脅かされていない。
 シャルリ・エブドは非常に質の悪い小さな新聞で,イスラム嫌いの風刺画に特化した新聞に過ぎない。
 イスラム教がフランスでは少数派でしかも社会的に弱者とわかっていながら風刺することは,表現の自由の権利なのか。
 あのデモにはウソの側面があり,イスラム嫌いの表れなのだ。

久保田アナウンサー 「不平等」が大きなテーマだと思うが,どれぐらい深刻になってきているのか

E. トッド
 不平等の拡大は,世界的な問題。先進国共通の問題だ。その原因は教育の進展の中にある。フランス,日本,アメリカで識字率が上がり,人びとに平等に初等教育が徹底されたが高等教育を受ける人はほとんどいなかった。その後各国で急激に広がった中・高等教育により,人びとは再階層化された。子どもの成功は教育のレヴェルによって決まるようになった。 つまり不平等を前提として,ものごとを考えるようになった。

<ナレーション>多発するテロ,大量の難民問題,ユーロ危機,出口の見えないヨーロッパの未来

久保田アナウンサー 今後のヨーロッパはどうなっていくとお考えか


E. トッド
 ここで私は再び真の予言者になる。この予言は確信できる。ヨーロッパの今後20年間は,EUの分散・分解の歴史になる。

岸井キャスター (ヨーロッパでの)難民,テロ,経済的な格差の問題のなかから,イスラム教とキリスト教社会という宗教戦争的な側面,ハンチントンの言う「文明の衝突」までいくことは,ないということか。

E. トッド
 EUは機能しなくなっているが,ユーロは存在している。この状況下で,移民,難民の問題,イスラムの問題がEUの指導者によって利用されることを(私は恐れ,また),フランスでは移民とイスラムの問題が,本来あるべき政策の代替物として使われることを,私は恐れる。
 これはハンチントンの言う「文明の衝突」ではなく,西欧社会の麻痺状態だ。自らの政策の失敗について責任を取らない指導者の麻痺状態だ。
 指導者たちは本来の問題を直視せず,イスラム教の問題としてすり替え,逃げている。
 それはもちろん「文明の衝突」ではない。しかし,非常に,非常に,危険だ。
 このような現象は,反ユダヤ主義の台頭した時期に見られたものだ。すなわちヨーロッパの歴史における最も暗い時代を思い起こさせる。

<ナレーション>現在が,かつてのナチスに対する熱狂とユダヤ人迫害の時代と重なるという危機感を示すE. トッド

岸井キャスター 国家が国家の機能を失いつつある。リーダーが不在という印象が強い。これからの世界の,時代のリーダーとは,どういうリーダーであるべきだと思われるか。

E. トッド
 先進国が危機から脱する出口が見えない状況は,リーダーが凡庸というだけでなく,社会の中間層,中核をなす人びとの「自分さえ良ければいい」というエゴイズム,自己満足の強いナルシズムから生まれている。そこに問題がある。
 この状況をほんとうに打開するためには,今さらのように聞こえるかもしれないが,善き人生とはどういうものかという根本的で原理的な問題について考えるべきだ。そして,各国があるべき姿を模索していかなければならない。

久保田アナウンサー 日本はどういうふうな道を進むべきで,現状を打開する処方箋,ヒントはあるか

E. トッド
 日本の最高の長所は,日本の問題点であると言える。日本の問題は,完璧を求めることに固執し過ぎることだと思う。
 日本が出生率を上げるために,女性のより自由な地位を認めるためには,不完璧さ,無秩序さを受け入れることを学ぶべきだ。子どもを持つこと,移民を受け入れること,移民の子どもを受け入れることは無秩序をもたらす。日本は最低限の無秩序を受け入れることを学ぶべきだと私は思う。バカなことを言っていると思うでしょうが。

久保田アナウンサー 最後の日本へのアドヴァイスだが,確かに日本は細かいところがあって,ちょっと柔軟にということなのかなと受け取ったが。
 ただ,秩序が乱れ始めている中で,「日本は無秩序に」って言われるのには...<笑いながら>独特に見えているんでしょうね,日本をね。

岸井キャスター そうですね。まったくそうでしたね。なかなか難しい課題だ。E. トッド氏は,今後EUが分散・分解の歴史をたどろうとしていると非常にショッキングな予想をしていたが。

久保田アナウンサー ええ,ビックリしましたけど。

岸井キャスター 大きな時代の変わり目を迎えているということを改めて痛感すると同時に,人類の歴史をしっかり学んで,そして今目の前にあって移り変わって行く世界を自分の目でしっかり見ていかなきゃならないと改めて思い知らされた。


◇ 参考
Emmanuel TODD エマニュエル・E. トッド
フランス 1951年05月16日(水)〜
人口学,歴史学,家族人類学
<キー・ワード>人口分析,家族動態,教育水準と出生率
著作の一部
最後の転落 ソ連崩壊のシナリオ』1976 処女作
帝国以後』2002 (世界25か国で翻訳出版)アメリカの衰退について言及
文明の接近』2007 2010年から12年に起きた中東の民主化「アラブの春」について,識字率の上昇と出生率の低下から革命が起こると言及
シャルリとは誰か?』2015 最新著作

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