銅のはしご

アクセスカウンタ

zoom RSS 安倍総理にはクイズ? だった「精神的自由は経済的自由に優越する」

<<   作成日時 : 2016/02/17 18:48   >>

トラックバック 0 / コメント 0

1) 精神的自由は経済的自由に優越する
 素人の乱暴な理解で,大胆に説明してみるよね。
 経済的不平等がある場合,そのことを表現できなければ大変なことになるのよね。間違った状態が起きていることを口に出せないことは,とっても恐ろしいことよね。だから表現の自由はぜったいに保障しなくちゃならないのよね。
 で,まず表現したいとか表現すべきなそういうことを考えることの自由はなににも増して大切なんだ,つまり個人の精神のはたらきが自由のことは,ぜったいに侵してはならないのよね。
 安倍総理が国会答弁でシドロモドロ(⇒)なのは今始まったことでもないが,少なくとも1国の総理(!)が, だ,べつに憲法を詳しく読まずとも,ちょっと考えりゃあ判りそうなものなのに,政治家としていささかの常識的な論の組み立てさえできないことに,樋口陽一名誉教授ならずとも「無・知」を嘆くしかない。

にほんブログ村 政治ブログ 議員応援・議員批判へ
にほんブログ村 政治ブログへ
お読みいただきありがとうございます
ブログランキング・にほんブログ村へ


 憲法学者によるていねいで緻密な議論はウェブ上でも読めるのでそれを見ていただくことにする。たとえば

早稲田大学・水島朝穂のホームページ
produced by Asaho Mizushima
http://www.asaho.com/jpn/
平和憲法のメッセージ

(⇒)小海キリスト教会牧師所感
http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20160216/p3
2016−02−16 精神的自由の経済的自由に対する優越

2) 自衛隊の最高指揮監督権を持つ総理が「自衛隊違憲の疑い」と言う,大失言
 自民党のそれも重要ポストに就く稲田議員と安倍総理は国会議論で,たとえば「9条2項のせいで,自衛隊・違憲の疑いがあるので改憲すべき」と平気で口を滑らせてしまっては,これは政府として成立できない大失言だ」「言ってはいけないことを言っている自覚さえない」という木村草太教授の解説に,荻上チキ氏は「政府はオウンゴールをした」と。
  高市議員に限らないが,国会議員としての認識そのものが違憲であることさえ平気な安倍政権なんだな。それ以前に法の支配とか立憲主義とか言論の自由とか,なあんにも判っちゃないで言っていることも,もうバレバレだし。


http://www.tbsradio.jp/ss954/
TBSラジオ「 荻上チキ session22
「あんな発言も!? 国会論戦から見る今の日本政治」

3) 6月参院選で自民党が「改憲」を争点にしたいらしい
 共同通信の配信,6月参院選では自民党が「改憲」を争点にする。これを各紙が取り上げ始めている。
 憲法認識と言えるかどうかさえ疑わしい自民党,とりわけ安倍内閣が「改憲」を選挙争点の1つにするだろうことは,ほぼ間違いないのだろう。
 なのに,いくら国会論戦でその悲惨な姿を晒していても,大マスコミとくに東京キー局地上波テレビでは,大きな危機として扱わない。
 このままでは,平穏無事な日常が失われそうだという批判さえない,及び腰の報道しか期待できなくなる。
 民主主義の将来どころか,全体主義的な国になりかねない。全体主義はいずれ崩壊する以外ないにしても,その過程にある犠牲は取り戻せないことになる。


共同通信 47NEWS
http://this.kiji.is/72372039599703543?c=39546741839462401
自民、参院選で改憲争点化 16年運動方針固める
2016/2/17 02:00
 自民党の2016年運動方針の原案が16日、判明した。憲法改正について 「参院選での訴えを通じ、国民的な議論と理解を深める」 とし、夏の参院選で主要争点に掲げる姿勢を打ち出した。 同時に「衆参両院の憲法審査会や各党との連携を図り、憲法改正原案の検討 ・ 作成を目指す」 と明示した。連立を組む公明党に加え、おおさか維新の会など改憲に前向きな野党との連携が念頭にあるとみられる。
 改憲に強い意欲を示す安倍晋三首相 (党総裁) の意向を反映させた格好で、参院選での改憲争点化に慎重な参院側からの反発も予想される。 党内調整を経て最終案を近くまとめ、3月13日の党大会で正式決定する。


4) 世人を瞞着する安倍政権とあの公共テレビ
 みんなをペテンにかけることを,瞞着(まんちゃく)という。
 国民があずけている年金を,「バクチ」でスッたら減額だと言っている安倍政権は,そもそも批判に値するのか。

5) いくばくかの希望に満ちた静かな日常を取り戻すためだけの避けがたい戦い,または「指輪戦争」

 原作を読む前に映画を先に見てしまったら,たぶんこの 『指輪物語』 の壮大な 「翳りが多く、複雑な心情と哀切さ( ※1)」に満ちたこの物語を,知ろう,読もうとする意欲は失われてしまうのではないかと思う。
 私は,随分前いつだったかゴールデンウイークにいっさい外出しないで,全冊読んだ。それは,戦いにまつわる絶望感が胃の中に溜まり続け,食欲さえ失うような時間だった。けれど,作者のファンタジーする「平和と静けさとよく耕された大地を愛する」「妖精ではない小人族ホビット」を主人公とするこの物語は,いくばくかの希望に満ちた静かな日常を取り戻すためだけの戦いの避けがたさを「メッセージ」として私に与えた。
 作者トールキン自身が,作者の意図としては この物語には隠された意味とか 「メッセージ」とかは何もないと後に書いている。(※2)
 しかしまた,瀬田貞二が「直接の反戦を訴えたものではない」 「ただし第二世界としての象徴の意味を、私たちはおのがじしの切実な体験から各自各様に第一世界の現実へ照射することは避けられないでしょう」( ※1)と書くように,今生きている私たちがやや自在に作品に感応することから文学はそれほど自由ではない。

 不遜に過ぎると十分わかっているけれど,勝手にこの物語をあえてあっさり数行でまとめてみる。
 主人公はホビット族の青年フロド。彼のミッションは,権力をほしいままにする暗黒の国を終わらせるために,それをそろえて持てば世界を支配できる絶対権力を持てるという3つの指輪を「火の山」の噴火口から投げ入れ,とうとう「人間の住む国」を取り戻す。そのために不可避だった長く苦しい指輪戦争を描く。


(※1) p.416,p.417 『旅の仲間 上』「訳者あとがき」
(※2) p.395 『王の帰還 下』

J.R.R.Tolkien  THE HOBBIT
画像

『ホビット ゆきて帰りし物語 原書房
ダグラス・A・アンダーソン=注 山本史郎=訳 
『ホビットの冒険』 岩波書店
瀬田貞二 訳
J.R.R.トールキン 『指輪物語』 評論社 3部作 全6巻
瀬田貞二 訳
第1部 旅の仲間 上 旅の仲間 下
第2部 二つの塔 上 二つの塔 下
第3部 王の帰還 上 王の帰還 下


第3部 王の帰還 下
著者ことわりがき p.389〜395
p.392 6行目〜

 この物語には隠された意味とか「メッセージ」とかが含まれているのではないかという意見に対しては、作者の意図としては何もないと申し上げよう。これは寓意的なものでもなく、今日的な問題を扱ったものでない。それは(過去に)根をおろし、予期しなかった枝をあちこちにさし出すことになったのだが、その主要な主題(テーマ)となるものは、この物語と「ホビット」をつなぐものとして必然的に指輪を選んだことによって、最初から決まっていたのである。極めて重要な章である「過去の影」はこの物語の一番古い部分の一つである。この部分は一九三九年に見られた暗い兆候が回避しがたい大戦を予告するよりずっと前に書かれた。 <中略>
 実際の戦争は、その経過においても、結末においても、お話の戦いとは似ていない。もし実際の戦争がこの物語に影響を及ぼしたり、方向づけをしたりすれば、その場合はきっと指輪は押収(おうしゅう)され、サウロンと戦うために用いられたはずである。<以下略>
p.395 4〜5行目

(この序文は、一九六六年新版の折に冒頭にのせられたものであるが、全巻読了後の興味を呼ぶところが多いので、訳本最終巻末に移すこととした。――訳者)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
安倍総理にはクイズ? だった「精神的自由は経済的自由に優越する」 銅のはしご/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる