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zoom RSS 安倍政権で,教育の機会不平等は取り返しがつかないほど大きくなる

<<   作成日時 : 2016/01/05 01:29   >>

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§ 知は富である
 「教育」と言いながら国立大学授業料の2031年度値上げ試算93万円とは,バカげている。
 歴史の教えるところは,富が極めて偏在しているとき,また独占されているときに,その社会は崩壊の道を歩む。
 富は共有されてこそ,力を発揮する。

 国立大学年間授業料は現在約54万円。
 1969年には1万2千円で,45倍。
 国家公務員の初任給は現在 約21万4千円で,1969年の約7倍。
 これ以上学費を値上げするなら,国立を名乗る意味はない。
 生まれたときから“国立”大学に進学できるかどうか決められている社会を,社会保障費増のせいだとか,競争原理のゆえだとか説明するとしたら,日本社会自体が崩壊の危機を免れない。
 
 1969(昭和44)年4年制大学進学率は15%ほど。男子24.7 % 女子5.8% 計15.4%。
 たとえば建設労働の日雇労働者の賃金は1日1,604円。国立大学授業料は12,000円で,月額なら1,000円。たとえ日雇という雇用形態であっても,その子女が国立大学に進学する可能性は1日の収入の64%未満であれば確実に保障されていただろう。

 今はどうか。
 国立大学授業料535,800円。月額にすると44,650円。これが64%となるためには収入が1日約7万円必要。つまり年250日稼働として年収1千750万円が必要。バカげている。
 かつてとは生活様式など大きく変化はあるだろうが,教育の機会不平等の昂進について,重大な事態だという認識があまり共有されているようには思えない。

 国家の消滅が,始まっているのかもしれない。それは,いわゆる「小さい国家」論として始まったのか。
 安倍政権は,国民国家・国境の問題を利用しつつ「軍事大国」化を目指すことで,けっきょくは近現代平和国家の姿をなし崩しにしていると思える。
 15年後の2031年に,まだ今の霞が関官僚制度が盤石で,自公政権のようなのが居座っているのだとしたら,それは,国家の消滅ではないのか。

 文科省のサイトには,昭和50〜平成16年度までしか掲載がないので,手近にある文庫などから以下拾ってみる。年次統計などで消費支出を基にした換算もあるが,料金を単に見るだけのほうが実感が湧く。


国立大学授業料
1969(S44)年  12,000 円     
1975(S50)    36,000
1979(S54)   144,000
1989(H元)   339,600
1999(H11)   478,800
2004(H16)   520,800
2005(H17 案) 535,800

日雇労働者の賃金
全国における1人1日当たりの平均賃金。建設(屋外)労働の日雇賃金の全国平均。資料 労働省政策調査部
1969年  1979年   1989年  1993年
1,604円  6,180円  9,120円  11,710円

公務員の初任給
月俸。諸手当を含まない基本給。国家公務員上級試験に合格した大学卒を対象にした。資料 人事院、東京都人事委員会
1969年   1979年   1989年   1994年
31,000円  97,500円  146,600円  180,500円

丸ビルの賃料
東京・丸の内のビルの新規賃料で、1坪(3.3u)当たりの月額の料金。室料以外に敷金、保証金、などの運用益を加味した実質賃料。共益費は含まれない。ただし、1985年以降は、運用益を含まない料金。
1969年   1979年  1989年   1992年
9,980円  32,170円  66,000円  89,000円

大学の授業料
(1年分の授業料で、実習費などは含まない。)
1965年   1979年  1989年    1995年    
早稲田文科
50,000円 340,000円 485,000円  5,964,000円
1,310,5002015年※
早稲田理工
80,000円 540,000円 755,000円  900,600円
1,737,0002015年※
慶応文科
80,000円 270,000円 440,000円 580,000円
1,083,2502015年※
慶応医学
200,000円 1,080,000円 1,790,000円 1,360,000円
3,593,2502015年※
<※早稲田は2015年度確定・政経学部。慶応は2009年度以降入学生>

◇ 参考
http://www.asahi.com/articles/ASHD15H4PHD1UTIL03D.html
国立大授業料、54万円が93万円に 2031年度試算
高浜行人 2015年12月2日09時08分
 文部科学省は1日、年間約54万円の国立大学授業料について、2031年度には93万円程度に上がるという試算を示した。大学の収入の核となる国の運営費交付金が大幅に減らされる可能性があり、大学が減らなければ、授業料で減収分を賄う必要性があるという。


『 戦後値段史年表 』週刊朝日編
朝日文庫 1996年5月20日第3刷発行

表13.4年制大学への進学率と18歳人口の推移
http://www.mukogawa-u.ac.jp/~kyoken/data/13.pdf

文部科学省
国立大学と私立大学の授業料等の推移

昭和50年から平成17年(案)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/005/gijiroku/06052921/005/002.htm
年次統計
http://nenji-toukei.com/n/kiji/10037/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%8E%88%E6%A5%AD%E6%96%99
http://www.waseda.jp/top/assets/uploads/2014/12/fee_first_2015.pdf#search='%E6%97%A9%E7%A8%B2%E7%94%B0%E6%8E%88%E6%A5%AD%E6%96%99'

§§ 第3次安倍内閣
 the third cabinet of ABE Shinzo
 アベ,サード。アブサード...
 irrational イラショナルでもいいんだけどabsurd アブサードという単語がある。「非合理,無分別,理性を失った」みたいな意味。

 The cabinet of ABE is running to carry out the most absurd policy.
 安倍内閣は非合理的な政策を実行し続ける


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