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zoom RSS 脱 ・ 時間給!!!!日本は「格差社会」つまり不平等を固定化した社会になる

<<   作成日時 : 2015/02/14 14:33   >>

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 日本でも こんなに素早く,格差社会つまり不平等を固定化した社会が形成されると,あなたは,想像していましたか。

 日経新聞によると
(※4)

 厚生労働省は13日、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)を開き、時間ではなく成果に対して賃金を払う「脱時間給」制度の導入を正式に決めた。
 2016年4月の施行を目指す。


 年収1075万円だとか,有給休暇 それもたった 5日間とか,色々だまくらかそうって魂胆ありありだけど,結論だけ言えば,「脱・時間給」のために,労働基準法まで「改正」する危険は,近代資本主義自体の否定に他ならない。

 「生産性の向上」という言葉を平気で使っているが,ピケティ教授の理論(※1)で言う最上位層の富(財産)の蓄積 ・ 向上のためでしかないだろう。
 不平等を拡大させ,固定化する法整備が,なぜ,こういとも容易く進んでいるか。

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 さて,1月29日(木)「ピケティ氏来日シンポジウム」有楽町であったという。 3月10日(火)まで以下のサイト(※2)で公開中。

 ところがこの動画,がんばって昨夜見たんだけどねえ...そもそも Thomas Pikkety 著 『21世紀の資本』 を,ほとんど読んでいないと思える方々が登壇して 質問していたり,挙げ句,信じられないことに,まだ日本人の多くは「中流意識」を持っているとか,冗談も休み休み言ってほしいようなメチャクチャな質問にも,ピケティ教授がまっとうに答えていたのは,まあ驚きで,ラジオなんかでは盛んに「ピケティ氏は格差は,あっていいと言ってる」とか 平気で説明したりする意味不明なヒョーロンカまで,いたりする。困ったことだ。

 たとえばフランス資本主義の発展の概観さえパスして,ピケティ教授の膨大な研究を上っ面だけ読んでも,ねえ,とか,私は思っている。
 フランス資本主義は,自由競争と,個人の富(財産)の保護という法整備を伴って始まった。中世のギルド制による市場の独占を解体し,市民の個人個人の自由な経済活動の保障なんかとかを,今日まで発展させてきたわけで,国民=住民=ネイションによる 民主主義的国家観 というのが,とても重要な点であることは,日本のハンパなチシキジンの皆さんが想像する以上なんですけどね。

 経済活動は,民主主義と法と不可分で研究されなければ,その実態が見えにくい。
 実は日本では,詳しい研究をしている学者もけっこういる。(※3)
 尊敬すべき学究の方々は,こういう急ごしらえのシンポジウムにはあまり参加なさっていないような気がする。

 それと,私自身は,Eテレの内容も,少し不満なんだけれど,またハルちゃん家に行って,メモを作るつもり。昨日13日金曜日で最終回だった。
 で,友チョコ。
 ハートに裏表があるって,どーゆーことか! え,ハルちゃん!

画像


(※1)PARIS SCHOOL OF ECONOMY
ECOLE D’ECONOMIE DE PARIS

http://piketty.pse.ens.fr/fr/
Thomas Pikkety


(※2) ピケティ氏 来日シンポジウムの動画 2015年3月10日まで公開中
朝日新聞 DIGITAL
http://www.asahi.com/topics/word/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%83%94%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3.html?ref=wmailm_0213_19
トマ・ピケティ氏 21世紀の資本 r>g


(※3)『 フランス資本主義 成立と展開 』 原 輝史
日本経済評論社 2003年3月31日 第 7 刷
買ったとき 定価4725円(本体4500円+税5% 225円)

画像

 巻末に「本書記載事項を中心としたフランス略年票」 1774年 ルイ16世即位から1982年 第五共和制 ミッテラン政権までが,11頁にわたり掲載されている。

 1982年から現在2015年までは30年以上の歴史がある。
 EUが誕生した(1993年 11月 1日のマーストリヒト条約発効)その後の研究もまた,大変な質量になることだろう...


(※4)日経Web刊
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS13H4B_T10C15A2EA2000/
脱時間給、金融・商社が意欲 生産性の向上狙う 2015/2/14 0:30

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
そうですね。こんなに簡単に崩壊してしまうとは、驚きです。
60年安保の頃は、労組の要求はすべて通り、やることがなくなっていたといいますし、学園闘争時代も、経済問題はほとんどなかったと思います。
確かに自由のない国ですが、社員も役員もさほど生活に差もなく、平等を旨とする社会ではあったはず。いずれ、生活が豊かになるにつれ、自由度も増すのでは、と良い方向に行くことを期待していました。
しかし、80年頃、すでに日本が今のような米国に近い社会になってしまうことを危惧していた友人もいました。その後の東西冷戦の終結による米国の対日政策の変更などの影響も大きいと思いますが、労働の再生産過程である家族を大切にする社会が良いですね。今が瀬戸際かも、


無心
2015/02/15 15:15
無心様
日本の資本主義の成り立ち・発展もまた特殊な様相があるのだと思います。
私は歴史の深い部分は不勉強であまり正確な把握はできておりませんが,現在の日本も,また世界も,ある種「無気力」に覆われるほどの酷い格差=固定化した不平等に抗えず,例えばトマ・ピケティ教授の分析するように「極端な資産格差を生みだす強い力が働いて」,社会が変容する可能性があるかも知れません。
ですから,安倍政権の政治・政策,法整備を何とかして止めなければ,21世紀初頭に,日本では本当に暗黒時代が始まったと,のちの歴史に書かれることになるだろうかと,考えます。
そして,「家族を大切にする」ことは,望ましいことですが,「労働の再生産過程である家族を大切にする社会」となると,私としては異論があります。
また,仰ることとは全然別でしょうが「自民改憲草案第24条」のように「家族」を規定するのは,間違っているとも考えています。 不一
レイナ
2015/02/16 08:08

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