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zoom RSS 「美濃加茂市事件」は最悪の検察不祥事か 【2/2】

<<   作成日時 : 2014/10/29 16:01   >>

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「美濃加茂市事件」は最悪の検察不祥事か 【2/2】
藤井市長無罪でも「美濃加茂市事件」は大阪地検不祥事と同じく最悪の検察不祥事となる

http://4472752.at.webry.info/201410/article_26.html
「美濃加茂市事件」は最悪の検察不祥事か 【1/2】
2014/10/29 15:13  からの続き


ニュース・コメンタリ―(2014年10月25日)
http://www.videonews.com/
主張すべきことは主張できたと思う

藤井浩人氏・郷原信郎氏 : 主張すべきことは主張できたと思う・被告人質問を終えて藤井市長が生出演
【2014年10月25日】2014/10/25 に公開

http://www.youtube.com/watch?v=Vy1-7FgTpsI#t=14
28:01 文字起こし。
読みやすくするため若干文章を整えました


【2/2】 15:24〜28:01 

神保哲生
 その点については,今は市長になってちょっと立場が違うとは言え,藤井さん,何か思いはありますか。

藤井浩人 美濃加茂市長
 そうですね。今回の逮捕で,私も例外的な議員と言いますか...色々な議員仲間 いるんですけど,積極的に動く中の1人かなと自分でも考えてやってたんですけど,中には,賄賂をもらったりとか,そういうようなことをする政治家もいるのであれば,当然排除されていくべきですけれども,そういったことをせずに,まったくそういうこともなくて,これからの未来に向かって先んじて活動している人が,今回のような,私のような逮捕を警戒して動けなくなってしまったり,周りの人たちが「藤井みたいに捕まるかもしれないから,そんなに飛び出すことは止めたほうが良いんじゃないか」というような萎縮効果になってしまうのは,当然避けたいですね。

神保哲生
 郷原さん,この裁判に勝つことが,それを避けることの唯一且つベストの方法ってことになりますか。

郷原信郎 弁護士
 そうですね。そういう意味では今,この事件の公判は大きく動きつつあると言っていいと思いますね。
 我々弁護人側からは,この事件では,大きく2つの点から,中林(正善)供述は信用できないということを言ってきたんですね。3つって言ったら良いかな。
 1つは,中林(正善)は4億もの巨額の融資詐欺を(働いている)。

神保哲生
 中林(正善)って,藤井さんに「30万円渡した」というふうに言っている,その浄水プラントの業者さんですね。

郷原信郎 弁護士
 そうです。ところがその(4億円の)うち,2千万円余りしか融資詐欺は立件されない。それ以外は全部,不問に付されて,捜査はその贈賄のほうだけに集中していくんですね。
 明らかにその贈賄供述をしている中林(正善)にとって,捜査機関側が有利な取り扱いをしている。それを期待して虚偽の供述をした疑いが強いということが1つ。
 それと中林(正善)供述の経過から考えて,これは,警察 ・ 検察の誘導 乃至 本人が客観的な資料に合わせて創作をしたものだという疑いが非常に強いということ。これが第2点。
 もう1つは,賄賂が渡ったという会食の場に,必ず同席者がいて,その同席者が「一切,お金の受け渡しは見ていない」「席も外してない」と明言している。
 この3つが,弁護側としての主張のポイントだったんですが,そのうち同席者はこの前,証人尋問で,以前から言っていたように(明言した)。

神保哲生
 はっきり言いましたね。「自分は席を立っていないし,見ていない」と

郷原信郎 弁護士
 はい。「席を外していない」その理由も,しっかり述べた。維持された。
 後の2つですね。 融資詐欺との(検察の)取引き的なもの。(中林正善に)有利な扱いがされていることと,供述経過。
 この問題については贈賄供述をしている中林(正善)が 証人尋問でそれを完全に否定する供述を主尋問で行なったんですが,反対尋問でそれを疑う事情がボロボロ出てきた。
 決定的だったのが,警察署の留置所で隣りの房にいた人が 拘置所に移ってから 中林(正善)と文通をしていて,その中で,こんなトンデモナイことを(中林正善が)言ってるということを,藤井市長に対して手紙を書いて(出した)。

神保哲生
 手紙をわざわざ藤井市長に渡した。まったく面識のない方ですね。

郷原信郎 弁護士
 はい。そうです。

神保哲生
 その内容が...

郷原信郎 弁護士
 その内容が,検察官と中林(正善)の弁護人が仲が良くて,色んな話しをしている,と。 取引きめいた話しをしているようなこと。

神保哲生
 しかも(中林正善の弁護人は)ヤメ検なわけですね。元検事。

郷原信郎 弁護士
 取引きのような話しをしている。で,本人は執行猶予で出れるような話しをしている,と。
 そして一方で,留置場の中にいながら,外の人間を活用して,また詐欺紛いの事業を行なうようなことまで画策している,と。
 色んなことを,中林(正善)が,隣りの房だった人に手紙で送ってきてるっていうことが明らかになったんですね。
 それだけではなく,その隣の房にいるときに中林(正善)から聞いた話しについて,我々藤井市長の弁護人に語ってくれた。
 その話しが,中林(正善)が証人尋問で述べた「一切誘導がなかった」「すべて自分から思い出して真実を話した」と言う供述経過と完全に相反する。ということで,今その点が裁判で大きな問題になってきたんですね。

 で,この次の公判期日で,その人の証人尋問=隣りの房だった人の証人尋問と,中林(正善)の再尋問,再度の証人尋問が行われることになった。
 それから中林(正善)の供述経過に関しても,弁護側が請求している証拠開示について,裁判所がそれをまともに受け止めて判断をしようということで,期日間整理(※3)の手続きも始まった,と。

 裁判所がこの中林(正善)の供述経過に 重大な問題があるんじゃないかという,そういう問題意識を持ってくれて,積極的にですね,その間の経過を明らかにしようとしている。

神保哲生
 期日間整理(手続)というのは,その証拠物を出すか出さないかを,これから次の(公判で...)メモを出すか出さないかを,これから協議すると。

郷原信郎 弁護士
 取調べメモなどの供述経過に関する証拠について弁護側からこれから正式に開示を請求して,検察官が応じなければ,それについて裁判所として判断をしよう ということになってるんですね。

神保哲生
 だけど郷原さん,どうなんですか。もし検察がね,郷原さんが疑っているように中林(正善)さんと ある種共謀をして,実際にそのようなシナリオを逐一打合せしたようなことが,もしあるとすれば,さすがにそれは記録には残さないんじゃないですか。つまり,証拠としては出てこないんじゃないですか,そんなものは。

郷原信郎 弁護士
 いや,そういう過程まで証拠に残ってるとは考えにくいんですけれども,少なくとも供述経過が,中林(正善)が証人尋問で述べたところとは,まったく違う,ということが明らかになってくると,これは偽証ですよね。
 中林(正善)の偽証の疑いが出てくる。
 じゃあ,なぜ中林(正善)が偽証したのかということに関して,連日 朝から晩まで長時間に亘って証人テストをしていたと言われる検察官との関係が問題になってくるということだと思いますね。

神保哲生
 ふうむ,成程。じゃあ本当に最後ですけど,藤井さん,一応これが1つの節目で,被告人質問も終えたわけですが,今後まだ幾つか証人が 予定はされてますけれども,だいたい今回の事件,全体像が見えたのかなあという...検察側がどういうことを言ってるのかも,だいたいわかったのかなと思うんですけども,今後の藤井さんの抱負と言ってもちょっと変なんですけど 被告人の立場にいて抱負って言うのも変なんですけど,今後どういうふうに藤井さんとしては見通しているか,あるいは今後どのような形で裁判に臨んでいくかという お考えがあればお願いします。

藤井浩人 美濃加茂市長
 やはり結審,判決が出るのが1つの区切りだと思いますので,それまでは しっかりと弁護団の先生を頼りにしながら結果を見守っていきたいと思うんですが,私も今回の事件のことについては,市民の方々始め全国の方にしっかりと説明していきたいと思っていますので,取り敢えずまずは裁判がすべて終わることを,それも早く終わることを望むということだけですかね。

神保哲生
 何か,一連の裁判を通して,教訓と言うか反省と言うか,今後の政治活動に活かせるところってのはありますか。

藤井浩人 美濃加茂市長
 教訓ですか(苦笑しつつ)。教訓となると,やはり,今回のような,中林(正善)というような人間がいるということは,よーくわかりましたので,人を見る目を養っていかなければいけないなと思いますし,もう1つは,警察の取調べの中でですね,今回の浄水プラントはこんなふうに実現したのは「お前の意思じゃない」(市民の防災・安全に資する政策の実現をしたいという)僕の意思じゃなくて「やはりお金をもらったから,こういうことにしたんだろう」っていうのが,当たり前のように警察から聞かれたので,決してそうではなくて,ちゃんとした目的と言いますか 志を持った政治家もいるんだということが,もっともっと周知されなければいけないのじゃないかなということを,取調べ中,強く思ったので,今後も 今回の事件に懲りずに,正しいことは正しいということで,しっかりと行動に起こしていきたいと思います。

神保哲生
 ふうむ。せっかく市長になったのに,浄水プラントが本当は欲しいのに,付けにくくなっちゃいましたね,ちょっとね。

藤井浩人 美濃加茂市長
 (笑)そうですね。

神保哲生
 今,浄水プラントなんて言い出したら,何言われるかわからないですものね。(苦笑しつつ)

藤井浩人 美濃加茂市長
 そうですね。

神保哲生
 でも,そこはもう本当に,僕も話しを聞いてて 中林(正善)さんの話しが全部本当であればね,素晴らしいですよね。太陽光パネルでプールの水を震災時に生活用水にできる,と。電気が落ちてもできるっていうのはね,非常に重要だと思うので。裁判終わったら,またそこは,ぜひ頑張ってください。

藤井浩人 美濃加茂市長
 そうですね。それ自体はウソじゃなかったので。浄水器のメーカーはメーカーで今も しっかりと活動してみえるので。そこは考えていきたいと思います。

神保哲生
 郷原さん,最後に1つ,今後我々はどの辺に注目していったら良いのか。本当に先が見えたと思うんですけれども。

郷原信郎 弁護士
 ええ。何と言っても11月19日(水)に予定されているこの2人の対質(※4)っていう形でやられることになるんですけれども,この証人尋問で。

神保哲生
 対質っていうのは?

郷原信郎 弁護士
 2人,いっしょにやる。

神保哲生
 2人,同時に(尋問を)やるわけですね。

郷原信郎 弁護士
 ええ。そういう証人尋問が予定されてますから,そこで中林(正善)の供述の信用性に関して,相当大きな問題が出てくるんではないかと。
 我々はそれを何とかして出していかないといけないと思ってますし,その後,警察・検察の取調べ官の証人尋問も我々は請求していますし。

神保哲生
 警察・検察の取調べ官。 要するに,口裏を合わせたんじゃないかみたいなことを追究するってことですね。

郷原信郎 弁護士
 その取調べ経過を,客観的資料に辻褄を合わせるような形で供述をさせていったんじゃないかということですね。
 そういったところも含めて,これから弁護側の反証をしっかりやっていきたいと思います。

神保哲生
 郷原さん,最後にもう 1点だけ伺えますか。前もちょっと会見で伺ったんだけど,会見だとなかなか言いにくいとこもあったと思ったんで(今,伺いたい)。もしそれが本当にね,郷原さんが疑ってたことが本当だとしたら,これ単に藤井さんが無罪になるだけじゃ,もう全然十分じゃない。

郷原信郎 弁護士
 全然そんな問題じゃないです。

神保哲生
 (藤井市長が無罪になるだけでは)不十分だよね。

郷原信郎 弁護士
 これはもう,最悪の検察不祥事です。

神保哲生
 検察が事件を作っちゃったわけでしょ。

郷原信郎 弁護士
 そうです。

神保哲生
 これは,検察がそのようなことをやったときというのは,郷原さんも 一応市民の側だけど,市民側としては,何か手立てはあるんですか? 検察を,誰が捜査するのかっていう話しなんですけれども。

郷原信郎 弁護士
 それは,大阪地検不祥事のときと同じですよ。
 ただあそこで いい加減な形で幕引きをしてしまってと言うか,問題を矮小化してしまったから,検察が本当の意味で変われなかった。

神保哲生
 変われなかった...

郷原信郎 弁護士
 今回は,検察がこの事件に関して何をやったのかということを,徹底的に明らかにしていきたいと思います。

神保哲生
 それは,何か方法があるんですか。

郷原信郎 弁護士
 まず,ここで,裁判で,明らかにすることですよ。

神保哲生
 もちろん,そうですね。ふうむ。

郷原信郎 弁護士
 そして最終的に,もしその過程で,偽証とか,あるいは偽証教唆というようなことが行なわれたっていうことがわかれば,それは徹底して処罰を求めていくということでしょうね。

神保哲生
 はい,わかりました。じゃあ,どうも今日は本当に有り難うございました。(礼)
 (藤井市長・礼 郷原弁護士・礼)


< 了 >

(※3) 
期日間整理手続
 : 改正刑事訴訟法316条の28第2項前段,規217条の27前段。公判前整理手続の規定が準用される。
http://www.courts.go.jp/vcms_lf/20505009.pdf#search='%E6%9C%9F%E6%97%A5%E9%96%93%E6%95%B4%E7%90%86%E3%81%AE%E6%89%8B%E7%B6%9A%E3%81%8D'
1.5 公判前整理手続及び期日間整理手続

(※4)
対質
 : 証拠調べの一。刑事訴訟で,相互の証言・供述に食い違いがあるとき,これらの者を対立させて互いに弁明させること。民事訴訟でも行なわれる。対質尋問(広辞苑)

◇ 今日の蛇足 by レイナ
 郷原信郎弁護士の話でもわかることですが,この(※3)期日間整理手続。裁判所が,中林(正善)証人の供述経過につき,真に争点整理と証拠の整理が必要であると考えているということです。
 ものすごく簡単に言えば,検察も中林(正善)証人もアヤシイんじゃないの,ホントはもっと暴露すべき重要な事実と真実があるんじゃないのと,裁判所が本来の司法としての立場を強く打ち出して「事件」を見ているってことでしょうね。
 でも,ここはとても大事な部分なのに,神保哲生さんは郷原信郎弁護士に重ねてお話しになっていて,とても聞こえにくい。普通の試聴者に親切ではありません。時間が迫っていたにしても,プロの方はわかっていることほど,むしろゆっくりと 理解しやすい話し方でインタヴュと会話を進めてもらいたいなと感じました。

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