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zoom RSS 景況感は暗く,増税の意味を疑うアベノミクス。そしてスコットランドの独立とは

<<   作成日時 : 2014/09/11 21:05   >>

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 9月11日。
 東日本大震災2011年3月11日から3年半。
 第2次安倍内閣発足2012(平成24)年12月26日(水)から,すでに625日も経っている。
 何故,被災地の復興が,安倍政権下で,思うように進まないのか?
 震災と原発事故により避難された方々が,いまだ24万6千人と復興庁の資料にある。

 「アベノミクス」で経済を立て直し「消費税」増税ではいちばんに被災地を復興させ,という期待を国民に抱かせ,その実,いったい何にまともに手をつけたのか? 仮設住宅は,耐久年数約2年という。高齢,病気,また家族をなくされて失意なさった方など,多くの真っ先に支えなければならない人びとの生活は,どうなっているのか。


復興庁
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/sub-cat2-1/20140829_hinansha.pdf
避難者等の所在都道府県別・所在施設別の数(平成26年8月14日現在)
@全国の避難者等の数は、約24万6千人
A全国47都道府県、1,152の市区町村に所在

毎日新聞 2014年09月11日 東京朝刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20140911ddm001040194000c.html
東日本大震災3年半:進まぬ住宅再建、用地確保遅れ――42市町村長調査

 この記事の中の「東日本大震災の現状」では
 仮設住宅入居者数9万1471人 (※7月現在・内閣府)

 二言目には「財政再建」 「政策の効果はすぐに出ない」と言い,「金目」と言いつつ実際には社会保障を削り企業減税,富裕層の資産確保以外,やっちゃあいないんじゃ?

 民族のアイデンティティではなく,いわゆるグローバリズム経済による国家の疲弊を,国民=住民の自立=独立によって健全な“地域経済”と自治の実現を希求していると言えるかもしれないスコットランドの独立に注目すべき点を見出す。
 ロイターなどでは“住民投票”という記述になっているが,独立を選択するかどうかの国民投票が1週間後の9月18日(木)に迫っている。独立支持が反対を上回れば独立の予定は2016年3月24日という。

 スコットランド,北アイルランド,ウェールズ,イングランド。
 日本ではほとんどUKとかイギリスとか,だいたいのイメージでしか,理解していないことが多いのですが,悪気があってのことではないので,うっかりスコットランドの方をイギリス人と呼んでしまっても許していただきたいと思います。そして,タータン・チェックは余りにも有名。

 スコットランドは,人口525万人強。ほぼ北海道と同じ人口と人口密度の国。
 独立賛成派急増について久保山 尚氏による「スコットランドで何が起こっているのか――民族とアイデンティティを超えた独立運動」が,SYNODOSに発表されている。
気になった部分を 一部だけ要約して抜き書きしてみる。 乱暴にまとめれば 「大きな政府を実現するための独立」とでもなるだろうか。


*    *    *    *

SYNODOS Hisasi Kuboyama
http://synodos.jp/international/10615
スコットランドで何が起こっているのか
――民族とアイデンティティを超えた独立運動
久保山尚
/ スコットランド史

かつてSNP(スコットランド国民党)は保守色が強く、いわゆる民族意識を押し出しての独立を党是とすることもあり「タータン・トーリー(格子柄の保守党)と揶揄されたこともあった。
しかし21世紀に入り党としての性格を大幅に変え、手厚い社会福祉、反核兵器、再生可能なエネルギーなどを推進する中道左派寄りの政党として生まれ変わった。
組織としても、またその独立論を見ても、SNPに排他的民族要素は皆無といってよい。

独立派の経済以外の主要論点が、いわゆる「民主主義の欠陥(democratic deficit)」問題である。
第二次大戦以降18回開催されたUK総選挙、年数にすると、68年間でスコットランドが保守党政権を支持したのは6年だけであるのに対し、UK全体では保守党が38年間政権についている。
このスコットランドとUK全体の支持政党のずれが「我々が選んでない政権に支配される」という不満につながっている。

SNP政権が大学授業料の廃止、医薬品の無料化、老人のバス利用の無料化、公的サービスの再公営化等を推進し、いわゆる大きな国家、福祉国家の維持に尽力している。
核兵器に対する反対も根強い。
独立派は、独立することで常に自分たちの選んだ政権を得ることができると論じ、国民の意向を政権選択と政策に直接反映することのできる民主主義の確立を唱えている。

こうした問題に根本的に対処するのに必要な社会福祉や税制の権限は、スコットランド議会に委譲されていない。
独立派は独立により社会福祉政策をスコットランドで決定できるようになり、核兵器トライデント等に浪費される財源をより充実した社会福祉に使うことができる、と論じている。
 

*    *    *    *

 ところで『 世界昔ばなし 上 ヨーロッパ 日本民話の会・編 訳 』では,やはりざっくりと “イギリス”の昔ばなしとして 『ガラスの山(美女と野獣)』 『いぐさのコート(シンデレラ)』 『鍛冶屋の弟子(泥棒の名人)』 『リビンとロビンと茶色のリーヴァイ(ウニボス)』 『おかみさんとベリーの木(おばあさんと豚)』 の5作品が収められている。
 このうちの2作品『鍛冶屋の弟子』 AT1523「泥棒の名人」,そして 『リビンとロビンと茶色のリーヴァイ』 AT1535「ウニボス」 が,スコットランドのJ・F・キャンベルにより採話されたゲール語のスコットランド民話だ。ここで言うゲール語は,アイルランド語ではなく,スコットランド・ゲール語=スコットランドのケルト語と解説にもある。


*    *    *    *

世界昔ばなし 上 ヨーロッパ 日本民話の会 ・ 編 訳 』 講談社文庫 1991年12月15日第1刷
解説 p.366
 スコットランドには、英語とは全く異なるゲール語(スコットランドのケルト語)を話す人たちが住んでいます。語りが盛んな地域で、J・F・キャンベルは一八六〇年頃,ゲール語の民話を記録し英語訳をつけて,スコットランドで最初の本格的な民話集を作りました。


*    *    *    *

◇ 参考
ジョン ・ フランシス ・ キャンベル
Iain Frangan Caimbeul

1821(文政4)年12月29日―1885(明治18)年2月17日
スコットランドの童話採集者。1821年=文政4年。1860年=安政7年=万延元年

ウニボス Unibos
11世紀ころ,北フランスで僧侶出身の吟遊詩人によって語られ,人気を博した大うそつきの物語。《グリム童話》では61番〈小百姓〉がこれの類話であり,アンデルセンも〈大クラウス,小クラウス〉の名で再話している。ウニボスとは1頭の牛しかもっていない貧乏人の意。ウニボスとよばれる男が死んだ牛の皮が売れたとうそをつくと,村長,代官,僧侶がまねして牛を殺すが皮は売れない。彼は復讐にきた3人を,死者を生き返らせる策,金貨を屁(ひ)る馬でだます。
世界大百科事典
http://kotobank.jp/word/%E3%82%A6%E3%83%8B%E3%83%9C%E3%82%B9

日本スコットランド交流協会

http://www.jpn-scot.com/scotland.html

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