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zoom RSS 「湾岸戦争とイラク戦争」 戦争をなくするとは,どういうことか【3】

<<   作成日時 : 2014/04/27 16:14   >>

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 では,戦争とは何か。侵略とは何か。
 わたくしの今のところの理解の及ぶ範囲では,戦争は「状態」であり,侵略は「違法行為」そのものを指しているのではないかと考える。

 1990(平成2)年8月2日,イラクはクウェートに侵攻した。これは,明らかに「侵略」であり,結果,国際連合がイラクの空爆を開始した1991(平成3)年1月17日をもって「湾岸戦争」と呼ばれることになる。
 この「湾岸戦争」は,2003(平成15)年にアメリカが主導しイギリス,オーストリア,ポーランドがイラクに侵攻した「イラク戦争」の性格とはまったく違うということすら忘れられようとしている。
 そして,日本は,時の政府や法制局による思い付きの曖昧な基準で「参戦」したり「参戦」しなかったりということについての批判は,たとえば衆議院議員 小沢一郎 生活の党 ・代表の,4月7日(月)の講演でも示されている。(※1) その講演『安全保障及び自衛権のあり方について』では,「その後の彼等の変節ぶりは,まさに目を覆うばかりでありまして」と言及し,昨年の堀茂樹教授との対談でも,イラク戦争は「(「国際安全保障」に)当たらない。これはだから,悪く言やあ,リンチです。」と。(※2) 明快な論理を聞くことができる。

 では,軍隊とは,何か。下部に引用した吉本隆明の言葉のままに言えば,「国家の首脳が、民衆の意志にかかわりなく、別個に編成した武装集団」「日本の自衛隊は<中略>、日本国という国家の首脳が、兵隊を募集してつくった軍隊」であり「自衛隊を動かす権限を持つのは、政府首脳であり、民衆じゃありません。」
 軍隊をもつ国家で,それを動かす権限をもつ政府首脳の“いい加減さ”とか“ダメさ”を,国民はどのように制御できるのか? かくして,主権者=国民の選択による国会が,いかに重要であるかを,わたくし達はふたたび考えなくてはいけない。


◇ 関連
(※1)
http://4472752.at.webry.info/201404/article_7.html
2014/04/08 17:58
小沢一郎講演 安全保障及び自衛権のあり方について【2/3】
(※2)
http://4472752.at.webry.info/201306/article_49.html
2013/06/25 14:53
対談 小沢一郎vs.堀茂樹 /湾岸戦争,アフガン戦争,イラク戦争[1] 

2013年6月19日(水)
衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表と
慶應大学 堀 茂樹 慶應義塾大学 教授の
ちょっと硬派な対談 PART 2
「憲法の話しをしよう」 【12】
≪ 未定稿 ≫ 

http://4472752.at.webry.info/201306/article_50.html
2013/06/25 17:28
小沢一郎「国権の発動・自衛権の発動と,全世界平和維持のための行為とは,違う」

2013年6月19日(水)
衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表と
慶應大学 堀 茂樹 慶應義塾大学 教授の
ちょっと硬派な対談 PART 2
「憲法の話しをしよう」【13・完】
≪ 未定稿 ≫
湾岸戦争,アフガン戦争,イラク戦争 [2]

画像
    アカカタバミ
◇ 参照と引用

吉本 隆明  聞き手 田近 伸和
『 私の「戦争論」 』
ぶんか社 1999年9月30日 初版第1刷
定価:本体1600円+税(買った時1680円)

p.19〜82
第一章 小林よしのり『戦争論』を批判する
p.28〜31
( 他国の領土内で行う戦闘行為は 「侵略」である )
p.28 3〜8行目


―― 第1次世界大戦のあと、国際連盟ができ、国際連盟は総会で「すべての侵略戦争を禁止する決議」を行いました。ところが、「侵略」の定義がいまだにきちんとなされていません。それで、何をもって「侵略」というかが、今なお問題となっています。

吉本 そうですね。「侵略」とは何か? その定義をきちっというのは難しいですが、僕は一つのことだけしかいえない気がします。戦争をしている国同士があって、相手国の領土内で行われた戦闘行為があった場合、それはやはり、その相手国への「侵略」であると――それだけはいえると思うんです。先の戦争では、日本軍が先に出ていって中国で戦闘行為が行われたのは事実なわけですから、日本軍がやった行為はやはり「侵略」だと思います。日本の国内で、中国軍が同じことをやった場合を想像すれば、これは理解できると思いますね。

p.209〜265
第五章 人類は「戦争」を克服できるか
p.215〜220
( 国家間の戦争は  夫婦喧嘩とは違う )p.218 7行目〜 p.219 12行目


――戦争は国家があるからこそ起きるということになりますか?

吉本 戦争の定義次第ですけれども、僕なんかが戦争という場合はそうですね。部族連合国家や近代国家――近代国家というのは、国民国家、民族国家といい換えてもいいですが、それらがやった国家間の争いを戦争といっています。勿論それ以前にだって争いはありましたよ。部落同士の争いとか、村同士の争いとか。でも、あれを僕は戦争とはいわないんです。戦争か否かは、どこで区別されるかといったら、それは戦争を遂行する武装集団がどういう性質のものであるのか、その性質によって区別されます。
 武装集団が、村の自警団のように、村人が集まって、村を集団で守るというものであれば、その武装集団が戦う場合、戦争とはいわないんです。自警団というのは。村人が自発的に編成し、村人が自分の意志で動かせる武装集団のことです。つまり、民衆が自分の意志で動かせる武装集団が自警団なんです。
 では、何をもって戦争というかというと、部族連合国家や近代国家が持っている国家の武装集団――それは、国家の首脳が兵隊を募集して、民衆の意志にかかわりなく、国家の首脳の意志だけで動かせる武装集団ですが、その武装集団が相手国の同じような武装集団と戦うとき、それを戦争というんです。
 国家――特に近代国家がその典型ですが、近代国家が持っている国家の軍隊というのは自警団じゃなく国家の首脳が、民衆の意志にかかわりなく、別個に編成した武装集団です。たとえば日本の自衛隊は、名前こそ「自衛隊」ですが、あれは日本国という国家の首脳が、兵隊を募集してつくった軍隊であり、民衆が自発的に編成し、民衆が自分の意志で動かせる自警団じゃないんです。自衛隊を動かす権限を持つのは、政府首脳であり、民衆じゃありません。


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