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zoom RSS 「集団的自衛権の行使」 安倍内閣は戦争の全面的容認?

<<   作成日時 : 2014/04/11 15:22   >>

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 安倍内閣が憲法解釈の変更で集団的自衛権の行使を認めようとしていることで,色々なニュースもある。
 日本では多くの人びとが,気分的には「反戦」だろうし,「平和主義」を善しと していると思う。そして生活の細部,例えば2月の大雪以後,増税もあって野菜が少し値上がりしてるなとか,春キャベツが美味しいだろうなとか,イチゴがもう最盛期だなとか,そっちが大事な問題の日々にとっては,それ以上考えを進めることは少ないだろう。
 けれども,安倍内閣の言う「集団的自衛権の行使」とはどうやら「戦争の全面的容認」なのではないかという恐れを払拭できないと,うすうす勘付いているのじゃないだろうか。
 いくら石破幹事長が「どうすれば戦争にならないかで議論しているのであって,戦争にならないかを検証しながら,我国の特質と平和を守るために,必要なことはやるべきだ。」 と言っても,この「我国の特質と平和」が本当に国民の意思を反映しているとは考えにくいからこそ,「日本を戦争できる国にする気か」と思考停止とも言える「反戦」のことばが再度あらわれる
 なぜ,思考停止と侮蔑的に言うのか。 ここには,過去の戦争とは何だったのか,戦争を記憶するとは何か,という問いが含まれていないと考えるから。

 今や先進国では無人の偵察機のみならず,殺人兵器も開発されている。戦争の犠牲者は,近年になるほどに,兵士ではなく,民間人がその多くを占めるようになっている。これはIBC(イラク・ボディ・カウント)などの発表でも分かるようになってきている。
 古典的な武力による戦争ではない戦争の可能性を,わたくし達は勘づいてもいる。
 そこで最近の新聞報道などを見ると,実際に戦争が起きるとすれば,ということではなくて,いかにも憲法解釈によって戦争が可能かどうかという,実は圧倒的に観念的なものがほとんどで,なんとも,もどかしい。
 だからこそ,過去に起きた戦争とは何だったのか,戦争を記憶するとは何か,という問いが繰り返し問われるしかない。

 もちろん,有象無象である私の手に余る体系ではあります。それで,先日メモした国際政治学者・藤原帰一 氏の『戦争を記憶する』は,今まで読んでいなかったことを悔やまれる内容で,わたくし自身の思考停止を融解して余りある筆致でした。一部引用します。この続き,どんどん読み進めたくなりますよ。


☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

藤原 帰一
戦争を記憶する 広島 ・ホロコーストと現在 』
講談社現代新書 2003年 5月20日第五刷
(第一刷は2001年2月20日)
p.57〜101
 第三章 正しい戦争――アメリカ社会と戦争
p.67〜76
 2  ヨーロッパの戦争観・アメリカの戦争観


p.67後ろから4行目 〜 p.68 12行目
 正戦思想と反戦思想の違いはどこから生まれるのだろうか。
 意外に思われるかもしれないが、この二つには似たところがある。反戦思想が戦争を倫理に反するものと考えるのは当然のことであるが、正戦思想も、けっして戦争を美化する思想ではない。むしろそれは、戦争を憎むべき犯罪だと考えるからこそ、戦争を始めた国家や個人に対して徹底した制裁が必要だ、制裁があればこそ戦争のような違法行為も生まれなくなるのだという考え方である。
 戦争は倫理に反すると考え、政策の手段としては戦争を否定するからこそ、侵略者に対して加える武力制裁も正当化されることになる。そして正戦思想と反戦思想のいずれもが、戦争を現実として受け入れ、それに対して倫理的判断を加えることを否定する、リアリズム、現実主義と呼ばれる伝統的な国際政治の観念と、対極に立っている。反戦の反対は正戦ではない。正戦思想と反戦思想の対極に現実主義が位置するのである。
 このリアリズムとは何だろうか。日本の平和主義に対抗するものとしてよく議論される、この考え方についてまとめておこう。ひとくちでいえば、リアリズムとは、戦争を国家による政策の合理的手段として認める、古典的な国際政治の仕組みである。それぞれの国家は、主権国家として、その「国家理性」に基づき「国益」を追求する。「国益」を確保する手段の一つに戦争が数えられる。

画像

☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

石破発言 ; NHK日曜討論 3月30日 「外交・集団的自衛権」
http://4472752.at.webry.info/201403/article_32.html
2014/03/31 12:33
強い決意?で安倍内閣は閣議で憲法解釈の変更をするつもりだ


◇ 新聞など
47NEWS
http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014040901001710.html
2014年4月9日(水)
村上元行革相が首相批判 「ナチスと同じ愚」
朝日新聞DIGITAL
http://www.asahi.com/articles/ASG4B77KJG4BUTFK01K.html
「必要最小限の集団的自衛権は矛盾」柳沢協二氏
2014年4月10日23時50分
YAHOO ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140411-00000063-jij-pol
憲法解釈「飛躍ある」=谷垣法相
時事通信 4月11日(金)12時2分配信


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