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zoom RSS 大手企業のベアは,格差拡大にしか役立たない

<<   作成日時 : 2014/03/22 11:44   >>

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 16日のNHK日曜討論で大手のベアが言われていたが,今回の大手企業のベースアップは,格差拡大にしか役立たないはずだ。そして2014年度予算の「スピード」成立として「スピード」が評価される,おかしな論調もある。
 最低賃金も生活保護も知らんぷりで,なぜか安倍政権が一部大手企業と結託しているのもミエミエのことだし,格差拡大にしか役立たない「アベノミクス」が,日本の近未来を壊している。

 20日には,ローカル情報でもあり 大きく扱われなかった公共交通関係のストライキがあった。
 新聞には東京都中野区の関東バスと横浜市の相模鉄道,相鉄バス,とある。この木曜日は,関東地方は雨の日だった。
 関東バスは,隣接する杉並区,新宿区,三鷹市,吉祥寺市など結構広い地域で多くの人たちの貴重な通勤などの足になっている。友だちのS君は少しだけ鉄道バス・オタクで「24時間ストは知識としてあっても,一度経験したいもんだ」などと日頃うそぶいていたけれど「ホントにいつもの距離をバスがなくて歩いたんだけど,いやあ,疲れたなあ」とか。でも,さすがにストをした公共交通機関で働く人たちの悪口は言わなかったですよ。
 利用者がストに対して 「迷惑。しかも雨だし。うちの会社ではこんなことしない」「ストの張り紙をはがして投げつける男性もいて」 (朝日新聞)  こうして平気で活字にされたものを信じこむって,日本では「労働者の権利」は,すでに迷惑行為ですか? どういうことなんですか?

 一部大手のベアと消費税・増税前の「まとめ買い」で生活防衛,ストライキをただの迷惑行為だとする気分の肯定。これらすべて,どうしても不健康な状態のはずなんだけれど。
 特に消費税・増税前の「まとめ買い」で生活防衛しているつもりの多くの消費者は,一時的な売り上げ増を喧伝するのに役立つだろう。ということは,ホラ,次に消費税を10%に上げる口実を作ってあげてるんでは,ないのでしょうか? そんなことを思うので,わたくしは,つとめて“駆け込み消費”はしません。まあ,通院やらでオサイフ事情がよろしくないことも手伝ってるんではありますけれどね。

 先月,生活の党 機関誌 第10号(2014年 2月10日)Opinion 欄にあったユニバーシティカレッジロンドン 上席主任研究員・医師 小野昌弘氏の『イギリスから見えてくる日本の課題 ― 自画像を描くこと』では,「日本社会の病理 」に迫る上で,ロンドンの地下鉄ストが紹介されている。
 「ところで、最近ロンドンの地下鉄は三日間にわたるストを行った。多くの人が長距離の徒歩通勤を強いられ、政府と一部メディアはストに批判の矛先を向けたが、不思議なくらい街角でストを非難する人に出会わなかった。メディアが何と言おうが、スーパーの店員から知識人まで、スト中の労働者は自分たちと「同じ側」の人間だと知っている。少なくともその割合は日本より遥かに多いようだ。この違いは何だろう。」

 そして,ストのあった当日の小沢一郎事務所のツイート。

https://twitter.com/ozawa_jimusho
小沢一郎事務所 @ozawa_jimusho 3月20日
市場が大変混乱しております。株も一月から大幅下落、為替も激しく変動しております。外部要因があるといえ、日本だけが大きく下げています。第一の矢の金融政策だけに過度に依存するアベノミクスの限界が露呈しつつあるという話もだいぶ出てきました。バイマイアベノミクスについて説明が必要です。

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◇ 参考
国民の生活が第一
生活の党 ― People's Life Party ―</span>
http://www.seikatsu1.jp/
http://www.seikatsu1.jp/special/pdf/20140210_1.pdf
生活の党 機関誌 第10号(2014年 2月10日) Opinion 欄
ユニバーシティカレッジロンドン 上席主任研究員・医師 小野昌弘
『イギリスから見えてくる日本の課題 ― 自画像を描くこと』


◇ 新聞など
朝日新聞 DIGITAL
http://www.asahi.com/articles/ASG3N2QPTG3NUTIL009.html
関東バス、20日始発から24時間ストライキ(3/20)
2014年3月20日08時23分

http://www.asahi.com/articles/ASG3N2J2ZG3NULOB001.html
相模鉄道と相鉄バスでストライキ 午前6時半に解除(3/20)
2014年3月20日09時23分

http://www.asahi.com/articles/ASG3N3C5JG3NUTIL00J.html
首都圏で交通スト 「料金返せ」「放送ぐらいしろ」
2014年3月20日12時13分


関東バス株式会社
http://www.kanto-bus.co.jp/guide/
運行エリア情報など


◇ 全文引用
http://www.seikatsu1.jp/special/pdf/20140210_1.pdf
生活の党 機関誌 第10号(2014年2月10日)
Opinion 欄

ユニバーシティカレッジロンドン 上席主任研究員・医師 小野昌弘
イギリスから見えてくる日本の課題 ― 自画像を描くこと

 最近、日本がいかに素晴らしい国か、他国より優れているかという自画自賛の文を目にすることが多くなった。しかしこれは自尊心を刺激するだけで現実に役立つものが何もない。しまいには願望と虚構でしかない自画像が一人歩きした国粋主義に陥る。七十年前にはこうして現状分析ができなくなり、外交・軍事で完敗したのではないか。
 現実に基づいた自画像を描くこと=自分が何者かを知ること=は自立の基礎で、個人・集団・国のいずれにも必要なことだが、近年随分粗末にされている。かつては日本でも「己を知る」ことは自明な価値だったはずなのに。
 日本がイギリスから学ぶことはまだ多いが、自画像の描き方はその一つだろう。イギリスでは、小学生の頃から自分は何者であるかを徹底的に考えさせる。的確な自画像は個人の自立に不可欠であり、自立なくして英社会での成功はありえないからだ。そしてこの延長線上に、組織や国の自画像がある。イギリスの基本的な自画像は「比較的小国だが、外交・経済・技術で世界に対する
比較的大きな影響力を保持。その力の源泉は自立した個人と民主主義、蓄積された経験にある」といえよう。その先の詳細は政治的立場によって違い、それが政策の対立に繋がっていく。
 ところで、最近ロンドンの地下鉄は三日間にわたるストを行った。多くの人が長距離の徒歩通勤を強いられ、政府と一部メディアはストに批判の矛先を向けたが、不思議なくらい街角でストを非難する人に出会わなかった。メディアが何と言おうが、スーパーの店員から知識人まで、スト中の労働者は自分たちと「同じ側」の人間だと知っている。少なくともその割合は日本より遥かに多いようだ。この違いは何だろう。
 翻って考えてみるに、私自身、日本の自画像が見えない。私は団塊ジュニア世代だが、自分たちが何者であるかを知らない。これは、この世代が政治的に嗜眠状態にあるのと裏腹だろう。そして、この病理は日本社会を広く覆っている。
 さて、今日の政界で、国・社会・自ら自身について、弱さや汚さも含めて現実を直視した自画像が描けている政党があるだろうか。与野党問わず手持ちの自画像と現実のあいだにますますギャップが開いていないか。自分たちは何者であり、社会の課題は何であり、どうやって、どのような社会を目指すのか。絵空事や念仏ではなく、どこまで現実に肉薄し幅広い人々の意見を集約できるか。特に野党にとって重要な課題だ。


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 たまたま がら空きだった地下鉄・東京メトロ千代田線の車内 2014/03/21午後。本文とは関係ありません。

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