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zoom RSS E.トッド発言のメモ & 公的セィフティネットの議論と,経済政策【2】

<<   作成日時 : 2014/01/05 15:53   >>

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 すでに,おそらくは高成長なき世界経済の軌道の中で,先進国ニッポンでは,社会保障制度のあり方の議論どころか“能力重視”とか“機会均等”とか言いつつも,椅子取りゲームよろしく18歳で人生の多くの部分が決定づけられる固定化されている格差に,有効な手段を用いようという発想すらないと感じる。

 政府の経済政策で実際に経済が大きく変化したり方向づけられることは期待できないのが,その本質のはずだ。しかし,だからこそ,政治は暴走するグローバリズムという「上部構造としての経済」=ネオ・リベラリズムに歯止めをかけるべく機能しなくてはならない時代だ。
 私はまだ著作を読んでいないので,以前に紹介した対談のメモに留まるのだけれど,それを予言していたというE.トッド氏の発言の一部は,以下のようなものだった。


画像ケインジアン理論は既に有効性を失い,ソリューションの見つからないまま許容範囲を越えた格差の拡大は,経済における危機の恒常化をまねき,市民社会のデモクラシーの脆弱をまねいている。あたかも自由競争のように見せかけながらの自由貿易(たとえばTPP)もまた,経済そのものの危機を招き,個人は孤立化させられ受動的な立場に追いやられる。しかし現実の方はネオ・リベラリズムから遠ざかっている。

 さて,それにもかかわらず,政府・自公,みんな維新民主までTPP推進。とりわけ安倍総理の「日本経済は間違いなく良くなっている」という発言が虚しく響く正月。

◇ 関連
http://4472752.at.webry.info/201311/article_29.html
12月 5日(木)『 グローバリゼーションの危機
エマニュエル・トッド氏と 中野剛志氏との対談
http://4472752.at.webry.info/201312/article_44.html
2013/12/30 14:11
公的セィフティネットの議論と,ひとびとのこころは 【1】


◇ 新聞記事
大分合同新聞社 oita-press
http://www.oita-press.co.jp/worldMain/2014/01/2014010501000762.html
首相、経済好転を「全国に」 2014年1月5日 12:54

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